当院は土地を借りて建物が作られている(いわゆる定期借地法に基づいている)。当然その地主さんであれば、当院の経営状況は気になるところであろう。また周囲の農地の一部は、同じ地主さんの土地であり、そこで水田耕作を営んでいることもあり、1日に2回くらいこの界隈を犬を連れて散歩されている。そうやって回って、水田の状態を見て、当院の状態を見て、ということであろう。
さて、その地主さんから、最近駐車場に止まっている車が少ないと心配されてしまった。お産も減っているのでは、と。

確かにその見立ては正しい。確かに今は駐車場に止まる車は少ない。また、昨年の分娩数は、その前年より10%くらい少なかった。さすが毎日見ていれば、と慧眼に恐れ入る。
しかし、お産の変動数は、毎年の変動数の範囲内と思っているし、外来受診総数はあまり変化がない(これは少し前に当院の2020年の統計で報告した通りである)。で、何が違うかというと、新しい生活スタイルに伴う変化である。
もともと、当院の外来は、あっさり系で、さっさときて、さっさと帰る、ということでお越しになる皆様のクリニックの滞在時間は短かった。しかし、あっさりしているからといって、内容が薄いわけではなくて(あっさりだけやおましまへん)、それなりのスタッフの分業で、工夫しての診療であるし、このスタイルを変えたわけではない。
変わったのは、お供の方々である。現在、待合室で待機いただくのは、原則として受診される方ご本人のみのとしている。どうしてもお子様を預けられない場合には、お子様同席も仕方ないけれど、基本はお一人でと。その結果、待合室はスカスカの状態である。そのため、次の患者様への連絡も早いし、お付き添いの方に時間を取られることもなく、スムーズに外来はまわる。
また入院の方のご家族は、出産当日はおひとり様まで立ち合いができるが、以後は面会はお断りをさせていただいている。また家族の宿泊もお断りさせていただいてる。そのため、付き添いの家族が不在となり、そのための車も減っている。

こうした事情で、駐車場に止まる車は少なくなっている、と思う。また現在の分娩予約の状況からすれば、2021年の出産数も例年前後を維持すると思っている。
写真は少し整地された麦畑。こちらの畑の地主は当院の地主ではないけれど・・・
さて、その地主さんから、最近駐車場に止まっている車が少ないと心配されてしまった。お産も減っているのでは、と。

確かにその見立ては正しい。確かに今は駐車場に止まる車は少ない。また、昨年の分娩数は、その前年より10%くらい少なかった。さすが毎日見ていれば、と慧眼に恐れ入る。
しかし、お産の変動数は、毎年の変動数の範囲内と思っているし、外来受診総数はあまり変化がない(これは少し前に当院の2020年の統計で報告した通りである)。で、何が違うかというと、新しい生活スタイルに伴う変化である。
もともと、当院の外来は、あっさり系で、さっさときて、さっさと帰る、ということでお越しになる皆様のクリニックの滞在時間は短かった。しかし、あっさりしているからといって、内容が薄いわけではなくて(あっさりだけやおましまへん)、それなりのスタッフの分業で、工夫しての診療であるし、このスタイルを変えたわけではない。
変わったのは、お供の方々である。現在、待合室で待機いただくのは、原則として受診される方ご本人のみのとしている。どうしてもお子様を預けられない場合には、お子様同席も仕方ないけれど、基本はお一人でと。その結果、待合室はスカスカの状態である。そのため、次の患者様への連絡も早いし、お付き添いの方に時間を取られることもなく、スムーズに外来はまわる。
また入院の方のご家族は、出産当日はおひとり様まで立ち合いができるが、以後は面会はお断りをさせていただいている。また家族の宿泊もお断りさせていただいてる。そのため、付き添いの家族が不在となり、そのための車も減っている。

こうした事情で、駐車場に止まる車は少なくなっている、と思う。また現在の分娩予約の状況からすれば、2021年の出産数も例年前後を維持すると思っている。
写真は少し整地された麦畑。こちらの畑の地主は当院の地主ではないけれど・・・