長く使っていて壊れることは仕方がない。電子機器や車などの償却期間は5年程度でしょうから、大体5年程度でこわれると。ということで、平成19年年開業の当院はそろそろそのような機械が現れるわけで、それを順次修理あるいは交換ということになる。

 私の基本は使えるものは、使えなくなるまで使う、ということであるので、修理して使うことは、ものを大切にするということでも、無駄にものを買わない、ということでもある。しかし、修理するということは、その間その機器が使えない、ということでもある。またものを修理に出す場合、保証書が必要という問題もある。これが面倒である(正直言うと保証書の管理不足であるので)

 ということで、ニコンV2というカメラが壊れたような気がする。でもこれはまだ購入して5年ということはない。たぶん1-2年。保証期間内であると思うが・・・。本来なら、今日から一連のクリニック内を写真でとって、開設するつもりでいたのであるが、このような状況なので、当面写真なしである。シリーズ物は、延期となりました。

 さてそこで思い付くままに。(といっても、大体思いつつくままに書いているのであるが)。昨日は日曜。朝も早くから夕方まで、4人の新生児が誕生した。月初めの日曜なので、レセプト業務もあるし、おまけに国への病床報告の追懐業務も発生したしで、パソコンの前で仕事三昧。お産によばれる、というような一日であった。

 クリニックは現在は、水曜日・日曜日休診である。そして時に土曜日は午後から臨時の医師が外来と当直を担当する。ということで、12月3日と6日の午後と夜、7日と予定では休日の予定であった。しかし、12月3日は帝王切開2件と出産1件でてんてこ舞いであった。12月6日はお産はなかったが、午後の外来が少し込んだので、ちょっとお手伝いをした。12月7日は早朝に1件、昼間に3件のお産と事務業務であった。

 ということは、私の休息日はどうなっているのであろうか、とふと思った。確か新聞に過労死の話が載っていて、週60時間以上働いて・・と。私の場合、職住接近・連日の当直、いったい勤務時間は?私は院長兼務の理事長・庶務課長なので、労災は適応されない。産婦人科医としては当たり前のことであるが、世間一般の週休2日の方々とは夢の世界である。

 勤務医のころはそれでも、まだ良かった。そういえば、福岡にいるころには、時に1日自転車に乗ったり、大濠公園で昼寝をしたり、あるいは子供のお付き合いで釣りに行ったり。それは呼ばれることもあるけれども、そう多くはなかったし、当直も週2-3回。それでも拘束がおおいな、と思っていた程度である。

 今は、24時間365日の日々である。遠方に出ようという気も起らないし、渋滞に巻き込まれるとふあんでもある。でも多分それが産婦人科医の歩んできた道であろうし、そして多分昔の医師の歩んできた道でもあろう、と思うようにしている。夕方6時から朝9時まで、電話しても留守番電話で応答なんて羨ましい世界であるが、私とは縁のない世界であると、諦観している。

 そうした世界に身を置いていた先輩である父(元開業産婦人科医)は、87を超した今も、加齢に伴う種々の問題は発生しつつあるが、健康で存命である。少なくとも過労死はなかった。となると、私もそうなるかもしれない。職住接近ということは、きついときにはどこかで休めるということでもある。適宜の休息の、自分なりの楽しみを見つけてということで当面(あとどれくらいつづくかわからないが)対応する。そうすることで、燃え尽きもなく、疲労困憊もないのか、と。

 さて、そこであとはカメラ。まずは保証書を探さなくては。でもその前に、パソコンの入れ替えもしたいしな・・・。