昔のドラマでは、夫婦の会話で、”今日病院に行ってきた、赤ちゃんができてた””そうか、おめでとう”、というような情景があったようなきがする。つまりこの会話のもとにあるのは、妊娠を疑った女性が、産婦人科を一人で受診して、妊娠を確認され、夫に報告する、という図式である。

 決して今もこうした図式がないわけではないと思うが、当院に受診される方々を振り返ってみると、大体妊娠したという場合にはまず検査薬で妊娠を確認して来院される方が多い。妊娠検査薬陽性ということは、妊娠は間違いなしであり、あとは正常妊娠か、異常妊娠かということになる。そこで夫婦あるいはパートナーで受診しようということなるのかもしれない。これは必ずしも、妊娠を継続される方々とは限らない。

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これは当院の診察室2の私の座る側から見た扉の位置である。現在、私の診察は主に診察室2で行うことが多い。画面の右側に椅子がちょっと写っているが、この椅子が2脚あって、そこに患者様あるいはそのパートナーの方が座り、その横に診察机があり、私が壁を向いてパソコンのモニターを見ている、という構図である。

一通り問診を行って、患者様にそれでは内診室にどうぞと伝える。この左側のドアが内診室に通じるドアであり、右側のドアは中待合である廊下につながる進入口である。当院の特徴として、人目につかず内診室に入ることが可能である。廊下側から直接内診室に入るドアも別にある。左側のドアから入ると、内診室の着衣室があって、それに隣接する内診台がある。

着衣室は人感センサーによる自動点灯であるのであるが、入り口にスイッチがあると思わず点灯のスイッチと思って触ってしまうようで、このドアに挟まれたスイッチは、診察室2の換気扇と電燈のスイッチである。お間違いなく。

さてこれまで伏線である。これからが本題であるが・・・。ご夫婦あるいはパートナー同士で座っている方々に内診室にどうぞ、と促すと、女性に引き続き男性も一緒に入ろうとするのである。いろいろな事情を知っていて同席しようとする人もあれば、単についていくということもあるのであろうが・・・。

そこで、私としては、男性に対して、”ちょっとお待ちください。女性が着替えて、内診台に上がったところで、超音波の画面を一緒にみましょう”、とお伝えして待っていただくことしている。

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手前に見えるのが回転式の内診台の背もたれの部分で、この部分が回転して上昇する。カーテンをひいて、その向こう側で私が超音波を操作する。その超音波の画像は、この壁に取り付けたモニターで見ていただく。非常に些細なことであるが、超音波の画像で夫婦で胎児心拍や胎動の様子を見ると、それなりのインパクトがあるようでもある。

しかし、これが常習化すると、いつも内診室にということなってしまって・・・。そこに子供が加わるとまた複雑な図式になるのであるが、それもまた当院の診察室の風景でもある。子供が来た時に活躍するので、このアンパンマンカーである。中には離れがたいお子様もいるようでもある。

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ベビーキャッチャーはどうも失敗した。あまり使っていない。

さてこの診察室もしばらくはお休みである。年末休みに突入である。皆様よいお年を。