4月から始まった改修工事はひと段落である。あとは微細な追加工事と、カルテ庫の増設。カルテ庫の増設はまだ変更の余地があり、最終的に詰まっていない。また、今回の改修に合わせて、いくつか発生した微細な問題も解決されつつある。待合室のクーラーの問題、金具、虫よけネット・・・と。

さて、今回の改修のきっかけはナースステーション前の205号室の問題であった。当院は、設立当初よりの部屋割りであり、家具の配置であった。最初の想定した使い方と、実際の現実にはギャップがあり、ある程度は許容範囲内であった。しかし、やはり矛盾は解決しようというのが、今回の改修の主眼であった。

その工事に合わせて、どうせならいくつかの懸案事項もということで、少しづつ工事が膨らみ、期間もお金もかかることとなった。

DSC_4755 (640x414)

さて、その主眼である205号室である。この部屋はナースステーションに最も近い部屋であり、帝王切開術後の観察室として使われることが多い。あるいは要観察者の観察室として使われる。以前は分娩待機室としても使われていたが、211号室と212号室ができて、待機室としての意義は薄れた。

で、この部屋は要観察者の観察室と使われるわけであるが、しかし現実には、当院の特性として、家族が泊まりこまれることが多い。これは決して泊まり込んで看病してください、ということではなくて、最愛の家族のために、その家族の一員として泊まりたい、ということであるので、なかなかお断りしづらい。

当院の特性として、家族が分娩前後で一緒に泊まられる場合が多い。出産前から、出産後まで。ご家族によっては、退院するまでご主人が一緒に泊まるという場合もある。確かに部屋は広いし、ソファベッドもあるので、泊まることは可能なのであるが、そこまでの想定はしていなかった。

現況では、家族が様々な時期に泊まりこまれることが多い。というか、それを期待して当院にお越しになる方も多い。私としては、皆様がそれを望み、ほかの方の迷惑にならないこと、部屋の節度ある利用であるかぎり、それをお断りする必要はない。

しかし、この205号室と210号室では、家族の宿泊がやや困難であった。もともとそうしたことを想定していなかった部屋であることもあるが、構造上の理由から難しかった。それでも、ということで簡易ベッドを用意したり、マットを用意したこともある。でもやはり無理があるし、同泊を家族が期待するのであれば、ということで、この部屋と210号室で家族が泊まれるにと配慮した。

しかしいくつかの制限があり、その制限の中で、皆様にご協力をいただき、このような形となった。

DSC_4754 (640x426)

205号室と210号室は壁かけテレビとなった。一見するとソファであるが、このソファは展開することにより簡易ベッドに早変わりする。

この一連の工事により、出産前後で家族が泊まりたいという場合には、基本的に皆様の同様にお答えすることができるようになった。

ただし、私個人の意見としては、家族が泊まることは必ずしもお勧めしているわけではない。あくまでも、家族が希望すれば、ということである。なお、最終的にはまだ家具とカーテンに変更の余地が残っている。