私には子供が一人いる。もう二十歳を過ぎ、遠い場所に暮らしている。独り立ちしていると思うが、時に現れ、経済的援助を訴えるような目で私を見る。

子供が小さい頃は、共働きであったので、交互に可能な範囲で子育てをしたと思うが、私が勝手にそう思っているだけだと相棒は思っているかもしれない。子供相手でよくお相手をしたので、魚釣りであった。今では、子供が済んでいるところが海沿いということもあり、自分の趣味となっていることであろう。

私も子育てをそれなりに楽しんだと思うし、その結果として学ぶこともあった。実際に子育てをしてみて、私が自分の親からどのように接してもらったのか、と改めて理解するばかりであった。両親には深く感謝する。

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さて、これはクリニックの中待合からみえる蝋梅の木の中にある鳥の巣である。先日雑草を取って、散水していたら、どこからか声が。よくみると、蝋梅の茂った葉の中に4羽のヒナがいた。4羽もいれば、親は大変であろう。ヒナも慢性的な食糧不足なのか、元気に泣いて餌を求めている。

たぶん鳩だとおもうのであるが・・・。親の立場からすれば、元気に育ってほしいと思う。しかし、クリニックの立場からすると、ここに巣があるのは困ったことだな、と。これから毎年ここに巣ができるのかと思うと憂鬱である。
とはいえ今の私できることは、見守ることしかない。果たして4羽とも大きくなるか、と。

この巣、よくみるといろいろな素材でできている。枝や羽毛は当然であるが、道端に落ちていた様々なものが組み込まれているような・・・。鳥もいろいろなものを利用するということであろう。

あとは、この巣ができれば、当然出すものもの出るわけで、糞害がひどくならなければいいがと、願うばかりである。