ようやく外壁工事が終了した。クリニックを囲むすべての足場が取り外され、最後の仕上げとして玄関周りの補修が行われた。ようやくこれで、すっきりとして新年が迎えられる。

足場がある間は、日当たりも悪いし、のぞき込まれるようでもあり、すっきりしなかった。そうした悩みから解放され、屋上も好きなように使える。布団干しも、洗濯物干しも、そして趣味の温室も・・・。

10月末から始まった工事は、まず外壁を中心に行われ、そして接合部が行われた。これは震災直後の4階の接合部であるが・・・。

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内部はこの様に接合部をおおっていたアルミ樹脂の部分が脱落・変形した。

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その接合部分を下から見るとこうなる。拡大するとこうである。

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接合部分の枠が外れている。下だけなく、横も外れている。

こうした接合部分の補修も、足場を組んだことで、無事終了した。そして内部の外れた樹脂も補修された。しかしこの接合部分で一つだけ補修されていない部分がある。それは微妙な床の盛り上がり。ちょうどそこに段差ができるというより、柔らかな隆起ができているという感じである。これを補修するためには、その周囲の床をすべてはがさねばならないので・・・・。

さてこれで、ようやく外壁と接合部はひと段落である。あとは、内壁のクラックの補修、そして漏水した部屋の補修、となる。1月中旬から工事再開である。

予想以上にきれいに仕上がってしまったので、逆に困った問題も生じた。つまり、きれいに仕上がってしまった分、きれいでない部分(補修していない部分)が逆に目立つ結果となってしまった。今回の工事は基本的に補修であるので、大きな被害がなければ手を出すつもりはない。経済的な問題と、実際の人と資源の問題がある(あまり小竹組を独占するわけにはいかない、次の工事もある)。

ということで、対比してあまりに目立つ部分だけ対応することとした。こうした工事が1月から始まり、2月末まで続く。

最後の問題はその費用の捻出である。補助金がいただけるのであればありがたい限りであるが、これは確約のあることではないし、仮に出るとしても全額が出るはずもない。残念な場合には、そのすべての費用をクリニックで負担することとなるわけであるが、これは今後のクリニックを支える大規模改修を兼ねているから、と自分を信じ込ませることとする。

費用対効果を考え、私自身の年齢を考え、あと10年は何とか頑張りたいとおもっている。

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覆いの取れたクリニックの西北側。きれいに仕上がっているが、この左の茶色の壁の部分をみると、補修の跡が一目瞭然である。こればっかりは仕方がない。