当院は、開院以来二つの分娩室があり、その分娩室はこの様な雰囲気である。

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しかしこれは天井と壁の写真であって、おまけに照明も落とされた状態であるから、分娩室という感じにはほど遠いかもしれない。実際の分娩時には、この部屋はもっと明るくなる。そしてこのテレビの下に分娩台があり、四角い光方向に向かって出産という形となる。

特徴は、壁が木目調であること(正確に言えば突板という種類である)、照明や機械などは目につくが、基本的にはあまり生々しい機械棚などはない。そして天井からこの様なテレビがぶら下っている。

出産まではこのテレビで環境映像(グレートバリアリーフの魚)が流れているが、時には妊婦様のお好みのDVDが流れる。横にボーズのスピーカーがぶら下がり、ここから音と光の世界が構築されることとなる。

たぶん、松山建築設計室が手掛ける建物の分娩室は大なり小なりこのような形であろうし、協立機電の関与する施設でも似たような形となるかもしれない。(当院の分娩室は両社の合作であり、傑作である、と私は思っている)

人によれば暗いといわれたこともある。その点は、現在LEDの補助灯で補っているので、私自身としてはあまり暗いとは思わないし、帝王切開時にも何ら支障はない。

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開院したのは、平成19年なので、器具の選定を行ったのは平成18年ごろとなる。そのころはまだプラズマテレビと液晶テレビがしのぎを削っていた時代である。たぶん40-45インチくらいのプラズマテレビであったかとおもうが、当時のお値段ではそこそこの金額となったような気がする。

私としては清水の舞台から飛び降りるくらいもつもりで、プラズマテレビを2台取り付けたのである。天井からつるして、寛容映像を流す。その後、思いつくことがあり、インファントヲーマー上での新生児映像も、切り替えで流せるようにして、今に至った。

ただ、天吊りのためか、そしてプラズマテレビ自体の重さがあったためか、次第に画面の劣化が目立つようになった。そこで、今回42インチの液晶テレビに変更した。金具の都合で、テレビの設置位置がやや天井寄りになった。でも画質はより鮮明になり、背景の白もあり、見やすくなったのでは、と思っている。

金額も10年前に比べれば、十分にコストダウンが進んだ。正直言うと、以前は人件費よりもテレビのほうが高価であったが、現在ならテレビよりも取り付け費用のほうが高額となる。そのため、今回は311号室のテレビ設置と合わせて、分娩室2台のテレビ交換とした。

前回のプラズマテレビで約9年使用した。今回のテレビもそれくらい使用できるといいのであるが・・・。