以前、クリニックの建築中に福岡から通っていた。車を降りると、福岡に比べて、熊本は暑いな、と思ったものである。福岡に比べて、やはり熊本のほうが暑いと今でも思うし、福岡からお越しになる方にも同意していただけることと思う。鹿児島や宮崎からお越しになる方は、どのように感じられるであろうか。

熊本は有明海という内海に面しているが、その手前に金峰山があり、風が遮られることと、内陸的な気候のため、暑いのであろうと、思っている。個人的には海のそばが好きであるが、ここにクリニックを構えている以上、それは仕方のないことであると理解している。

さて、そうした熊本のベストシーズンは、桜の散り始めたころから、梅雨に突入するまでの期間ではないかと、個人的には思っている。とはいえ、この時期西日が差す午後の時間帯になると、西日の当たるエリアは結構暑いし、冷房が必要かもしれない。

しかし、風の吹き渡る場所にいると、まだあまり湿度もなくて、風を心地よく感じられる。風薫る、風光る、季節である。

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昔ダイビングをしていた時期に、西表のダイバーズショップの人から、ベストシーズンはGW明けのお客さんが減った時期の梅雨前の時期といわれた。で、その言葉を真にうけて、○○をさぼって、ダイビングに行ったら、雨にたたられたような気がする。(これは時効である、と思うけれど)

昨日久しぶりに走った。クリニックを出て、運動公園入り口まで、行って、帰って、と。久しぶりに走ったこともあるが、少し風景が変わっていた。初夏の装い、ということもあるが、どうも最近クリニック界隈は宅地開発が進み、雑草地が整備されていた。

個人的には、この地はできれるだけ農地であってほしいのであるが(緑広がる中にぽつんと立つ白い建物というイメージがクリニックの主たる設計思想である)、世の流れには逆らえない。人様の様々な事情がある。変わるものと、変わらないものと。

ハナミズキも色が変わってきた。バラももう咲いた。

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