当院での分娩費用は、開業以来1回値上げをしたけれど(消費税導入時)、基本的には同じシステムで運用している。無痛分娩時の加算、誘導分娩時の加算、あとは当院での滞在期間、使用した薬剤による料金の変更よりなるが、夜間や、休日だからということで、料金の割り増しはない。

他の施設では、休日の夜間だと、加算額が極めて大きく、想定以上の額となる、という話も聞く。当院の場合、万年当直医の私が担当するわけであるし、何も変わるわけではないので、そうした加算は行っていないし、それが方針である。

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しかし、ここ数年、医療の安全に様々な方法で取り組むことが期待されるようになり、当院もその例外ではない。その医療安全のためには、①人;私も含めたスタッフのトレーニング、②物;各種モニター装置の装備と充実が必要である。さらに、いったん用意すればOKではなくて、その後の更新・メンテナンスが必要である。

導入時にはそれなりの覚悟で導入するので、それはそれで、ということであるが、問題はその維持のためには新たな時間とお金が必要である。そしてさらにいうならば、使っているうちにその機械が不適切であると判断されれば機器の一新を考慮しなくてはならない。

また、万年院長兼当直医の私であるが、私自身もこの施設を維持するためにはそれなりの講習会の参加が必要である。何とか、熊本市内で開催される分には、できるだけ積極的に参加するように心がけているが、県外の施設での全国規模の講習会には参加できないのが現状である。(なので可能な分は、ネットでのe-トレイニングということになる)

こうしたことには、やはりささやかな分からそこそこの分までやはりお金が必要である。また消費税増額時には、当然当院への納入備品の消費税分は上昇するけれど、診療報酬にはその費用が含まれいてるというように考えられているので、診療報酬が増額しない場合、その増額分は医療施設の負担である。さらに言うなら妊娠関する諸健診や出産自体には消費税はかからないけれど、使用する様々な消耗品には消費税がかかっている。

企業努力で、各社から見積もりをとり、できるだけ安くていいいものをとはいいつつ、そこにできることには限りがある。ということで、やはりそろそろ増額を考慮しないといけないのかもしれないと感じつつある。

さしあたり、私が夜間や休日につく普通のお産においては現行通りとするけれど、夜間や休日の緊急帝王切開で他者の応援が必要な場合には、診療報酬の定めに従い、休日あるいは夜間の加算分をいただくこととした。適応は、平成31年の1月からの予定である。つまり休日や夜間の分娩費用は、従来説明していた額より高額となるかしれない。また消費税が次に増加して10%となった場合には、分娩費用自体の増額をせざるをえないであろう、と思っている。

写真は当院のフェンス沿いの3本目の白バラ(ソンブレイユ、野バラにつづく)新雪である。雨に弱いので、今日の天気が心配であるけれど。