先日、福岡の産婦人科を見学した。まだお披露目が終わったばかりで、中は新築の匂いである。家具も、床も、壁もきれいである。しかし、どんなにきれいな建物で、家具であっても、使用するうちに色が褪せていくものである。

私自身がグリーンヒルの建物に携わり約12年。当時の松山建築設計室の流れで作られたもので、今どきの松山建築設計室の作品である、福岡の産婦人科とは相通じるものはあるけれど、やはり変わったな、と感じるばかりであった。

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私自身の正直な感想として、建物(建物に限らずすべての物ふくめてであるけれど)は出来上がった時から、崩壊が始まる。それは当たり前の話で、出来上がった以上、そこに工事をすることはない。一方それを人が使う以上、そこに多少の変化が始まり、そしてそこに経年変化も加わる。

で、使っているうちにそうした変化になじんでしまう場合もあれば、こうした変化は気に入らないということもあるかもしれない。で、10年たつと、それぞれの変化がそれなりのものとなる。時に流れによる重みであれば、それはそれでいいけれど、明らかな劣化となると、どうするかと。

パソコンは耐用年数5-7年といわれているような気がする。別に5-7年を超えても使えるけれど、OSのサポート中止という問題と直面すれば、パソコンは交換せざるを得ない。また、木目調であっても、、木でなくて樹脂や化学合成のクロスやビニルであれば、10年もたつと劣化が目立つ。

こうした建物の変化に関しては、適切な補修も含めた管理が必要である、と思っている。

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昨日の秋の中、空は雲も少なく、青い空との対比で、壁の白がきれいに映った。でもこの壁がきれいなのは、熊本地震で多数のヒビが入り、そのヒビを補修して、その上から再度とそうしたから、きれいな一面を呈している。ちなみに、この白の部分は光触媒なので、雨が降って、太陽が照れば、光触媒のおかげでキレイになるようにできている(開業当初は光触媒は高価で手が出なかったことと、まだそれほど普及していなかった)

地震後の補修で、外壁の大幅補修を行った。また皺の寄ったクロスや、ひびの入った那部の壁も補修した。これが2年前。で、今年になって、補修した内装の部分と、補修していない内装の部分で少し差が出てきたので、今年の6月にカーペットを補修時に使ったものにあわせて統一した。

これで補修は済んだ、よしよしと思っていたところであった。

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しかしこの8月。たまたま室外機の補修時に、オイル漏れが確認された。

当院の空調は、クリニックの東側に設置された、これらの室外機8台と、他に数か所においた室外機によって調整されている。おおよその室外機の耐用年数は10-15年とされ、運用時間の目安や5万時間と聞いた。で、2階の空調と3階の空調の室外機の連続運転時間は6万時間と7万時間を超えているので、いつ壊れてもおかしくない。なので、春と秋に定期点検と、点検後の補修を熊本地震後から行っていた。

これらの点検と補修で、あと数年乗りきるつもりであった。

しかしオイル漏れである。オイルが漏れているということは、室外機のファン用のモーターのどこかが敗れたということであり、ということは今後ほかの部署からのオイル漏れも予想される。そしてそれが冬場に起これば、当院の空調は停止で、寒い寒い冬となる。

ならば、この秋の空調を比較的使わない時期に入替工事をしよう、といいうことになった。改修工事は必要最小限でと思っていた。しかし、いくつかの問題が発生し、その問題を解決するためには少し大掛かりな工事となることが判明した。

金額的にも、そして期間的にもそれなりものとなった。

ということで、10月1日より約2か月間かけて、当院の空調の入替工事を行います。室外機を交換することは、その対応する室内機も交換となりますので、病室も含めて、すべての部署におよぶ工事です。期間中は、病室や待合室の利用制限が生じる可能性があります。

できるだけ利用される皆様にご迷惑をおかけすることのないように、日時と時間を考慮して行います。しかしながら、どうしてもという場所が数か所あり、その際には多少の制限が生じる可能性があります。皆様のご協力をお願い申し上げます。