現在のクリニックの場所は、熊本市の東のはずれで、交通の便はいいとはいいがたい。バスは二路線あるけれど、街中に行くまでに時間もかかるし、本数もそう多いわけではないので、もっぱら車を利用しての生活である。(身近なところは自転車であるけれど)。


久しぶりにバスや電車に乗ると、昔とは変わった、としみじみ思うし、また街中に行ってもやはりそう思う。というか、基本的に籠の鳥の生活であり、行くとしたら個人的に興味のあるところにピンポイントで行くようなものなので、じっくりそれ以外のものを見る機会はない。


土曜日、忘年会そしてクリスマス前の季節に、友人と街中で会うことになった。タクシーはさすがに捕まらないと思って、長嶺小学校からバスに乗ることにした。WEBで時刻表を調べて、言ったつもりが、その時刻表が間違っていた。

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きたのは、都市バスではなくて、産交バス。ということは、益城の木山から。乗客は1名乗車の状態であった。乗り込んで、日赤を過ぎ、東バイパスを超えるころになると、バスの中は満員である。

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予定では、白川中学校で降りて、明午橋を渡ろうとおもっていたけれど、あきらめた。仕方がないので、乗客が減る通町でおりて、上通りを歩く。

歩いてみて思うのは、上通りが明るくなったな、と。上乃裏通りもお店が多い。

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ちなみに、私が大学生だった頃(40年くらい前の話である)は、下通で飲んで歌って、それから上通りに行ってもなにもなくて(餃子屋、焼き鳥屋、一膳めし屋)、そのまま抜けて白川公園の屋台か、藤崎宮の界隈のお店くらいしかなくて、夜は寂しかった。

先日の忘年会の際に散策した、辛島公園からシャワー通りそして通称さんかく公園も変わったけれど、上通りも変わったな、と感慨深いものである。

でも変わらないほうが不思議で、40年近く経過している。私自身が60に手が届くところまで来たので、当然かもしれない。

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で、たどり着いたのがここである。自然派ワインと料理の店、とあるのであるが、どうも自然派の言葉は、ワインと料理にかかっているような、そんなお店であった。
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調子に乗って、グラスワインを重ねてしまった。

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最後の〆にでてきたのが、パスタであった。それも金峰山界隈で狩猟された猪の肉を使ったものである。不思議な体験であった。