以前の別の施設で勤務していた時代には、勤務時間が終われば、勤務は終了であり、その次の医師に引き渡すだけのことである。現在医師の過重勤務から、労働時間の制限と、そしてグループ診療という方向に向かいつつあるような気がする。ま、これは時代の流れであるし、産科医も人であり、疲れすぎた状態では役に立たない。だから、それはそれで、と思う。

しかし、個人施設で開業という形態をとる場合、グループ診療はなかなか難しい。個人施設であっても、複数の産科医が勤務すれば、ある程度グループ診療は可能であろうけれど、でも二人か三人くらいしかいなければ、帝王切開や緊急事態には全員集合であろ。複数の医師が対等に対応する場合、そのリーダシップあるいは責任を誰が対応するのか、という問題が存在するかもしれない。

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当院(ウィメンズクリニック グリーンヒル)においては、基本は院長がすべての診療において責任をもって対応することとしている。(というか、院長一人であれば、そうせざるを得ないし、またそうしている方が私も気が楽である)

常時待機で、24時間365日、が昔ながらの産科医の基本であると思っているし、私が元気に院長が務められる間は、このスタイルでと思っている。

そしてそのためには、実は当院のすべてのスタッフが、私の意向を理解していただくことが第一であると思っている。つまり、何かへの対応が必要である場合、院長ならどうするか、とスタッフが考えて、そのスタッフにできることをきちんと対応して、院長に報告する、ということである。そのシステムがきちんと動くことで、クリニックの外と中への対応が院長で可能となる。

そうした際に、新人のスタッフであれば、まだ経験が少ないので、余裕がなくなって、てんぱってしまって、頭が真っ白になって、動作がとまる、という事態もあるかもしれない。それはそれで仕方のないことであり、誰でも通る道でもある。こうした経験を積んで、成長していくのであるから・・・。でもそうした事態で、患者様に不利益を生じることのないように、二重三重のシステムを構築しているつもりであるけれど、それでも患者様に不利益が生じた場合には、きちんと謝罪し、しかるべく対応をおこなうように心がけている。

院長も、スタッフもともに少しづつながら、様々な経験を糧に成長していくことが、望ましいことであると思っている。そのために必要なことはなにか、と院長として自問自答ながらの日々である。

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12月になっても、まだ青々としているし、まだ花も咲く。これはこのまま冬をこえるかも、と。