分娩に関しては、基本は妊婦様の意向次第である。出産前にバースプランを立てていただき、基本的にその意向に沿う形でと思っている。ただし、そこに医学的な理由があり、医学的介入が必要であれば、その程度の応じて、”柔らかく助言をする”から、”強く勧める”までの形となる。

最終的には妊婦様とその家族の意向で決定されるわけで、こちらがいくら勧めても、同意が得られなければ、そのままの形となる。こうした私からの推奨は、基本的には過去の経験に基づくものが多い。

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緊急性のあるものであれば、即断が必要であり、帝王切開であれ、吸引分娩であれ、母体搬送であれ、速やかに事態は進む。短時間で結論を迫られ、よく考える時間もないと思われるかもしれないが、その分悩む時間がない。後で落ち着いた時に思い返すことはあるかもしれないが、その時点では、次のステージ(育児・哺乳)の問題が生じるので、関心はそちらに移ることであろう。悩むとすれば、子育てが一段落し、次回の妊娠の前後となるかもしれない。

一方、ゆっくり進む分娩であれば、これは時に悩ましい問題を引き起こす。もともと分娩であるから、その予測は難しいのに、ゆっくりとなると、その時間的な展開を妊婦様に説明することは難しい。破水してなかなか分娩が進まない場合もあれば、際限なく続く陣痛発作に襲われながら、いっこうに分娩が進行しない場合もある。

お産がゆっくりすすむのであれば、それはそれなりに理由があるわけで、赤ちゃんが大きいとか、骨盤の進行方向が少し歪んでいるとか、赤ちゃんが上を向いているとか、・・・・云々。陣痛が弱くなっている、ということであれば、必要時胎児心拍と子宮収縮をモニターしながら、薬剤で陣痛をつけることとなる。しかし陣痛を促進したからといって、分娩が必ずしも進むとは限らない。

どう考えても、赤ちゃんの大きさとお母様の骨盤の状態からすれば、陣痛さえ来れば、生まれそうなものであるけれど、やはり生まれないことがある。なので、やはり自然の陣痛が一番であるし、自然の陣痛で進まないのであれば、それはそれなりの理由があるし、だからこそ、赤ちゃんの状態が良ければ、自然の陣痛が来ることを待ちたいと思っている。

しかし、破水した場合、どこまで待つかとういことになる。母体が発熱した場合には、母体の疲労が著しい場合には、と、さまざまな状況が存在する。そしてそこに家族の意向というものが加わり、やはりお産は人さまざまなのである。

そして、当たり前の結論であるけれど、最初に戻るのである。つまり、緊急を必要とする事態であれば、速やかに判断をうながすけれど、緊急を要しない事態であれば、緩やかな助言にとどまり、事態の推移を見守るということになるのである。

当たり前のことであるけれど、しかし陣痛が来てひーひー言っているお母様にそうした道理を説明してもなかなか理解は難しいかもしれない。なので赤ちゃんが元気な間は、私も含めたスタッフは進行を見守り、お母様から問い合わせがあればお応えする。でも緩やな進行であれば、その見通しの説明はむずかしい。

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フェンス沿いのバラのお手入れをしました。思い切ってバッサリと。野ばらは特によく茂っていました。

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問題はこれ。剪定した後の枝です。本来なら堆肥にとすべきですが、棘があって、扱いに苦慮します。ごみとして出しても、棘があるので・・・。乾かして、燃やして、少し量を減らせれば、とおもうけれど・・・。バラ園ではどのようにおていれをしているのかな、と思うばかりです。