私は、朝起きたら、ナースステーションにいって、それから新生児室で一部の赤ちゃん(1生日と4生日)の診察をするのが日課である。新生児室は、ナースステーションに隣接し、その境界はガラスのドアと壁なので、ナースステーション側からは中は丸見えである。当然各種モニターから発生する警報音や作動音もあるけれど、それらは若干減音されてナースステーション側に届くこととなる。

ナースステーションから新生児室に入る際には、ガラスの自動扉を開けてはいることになる。で、はいると、静かな場合もあれば、にぎやかな場合もある。

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ま、大体新生児はこの様に寝ていることが多いのであるが、時には泣いている子もいる。泣くことは、あるいみ元気な証拠なので、元気に鳴き声を響かせることは大切なことでもある。また、この場所で大きな声で鳴いても、近所迷惑を考える必要はない。とはいえ、やはり涙を流して、一生けんめい泣いている姿を見るにはしのびないと、そこで、これらの機器が活用される。

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母体の心臓の音を、胎児期のように響かせるというものである。通常のオルゴールの音色より、母体心音のほうがはるかに効果的なようで、この音を響かせると静かになる新生児が多い。

時には寝ている子からも音がする。規則正しく子気味よく響くのは、指や腕をしゃぶる音である。また、でものはれものというか、ブリブリと音がする場合もある。寝た姿勢で、よくもできるものだと、いつも感心するばかりであるが・・・・。

ちなみに、
新生児の腸内細菌は、生後に形成され(胎児期は無菌状態なので)、ビフィズス菌優位と聞き及ぶ。なので、おならも、ウンチも独特の匂いであり、成人の場合と比べて、臭さの種類が違う。とはいえ、新生児のおむつ捨て用のボックスには独特の匂いがある。

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この保育器が作動する場合、胎児の心拍数と血中酸素飽和度をモニターする機械が作動している場合もある。すると、このモニターから結構音がする。またこれ以外にも、単独の血中酸素飽和度のモニターが数台あるので、こちらも作動しているとそれなりの音がする。

体動で飽和度が計測できなければ、警報音が鳴り、画面も変わる。またこれ以外にも血糖検査をすれば、その機械から音が発生する。ほかにもタイマーを作動させれば、そちらの音もする。

そうなると、そこそこ騒がしい部屋であるけれど、でもその中でぐっすり眠っている子も多い。部屋の中は比較的明るいし、音もするけれど、そうした環境でしっかりと眠っているのである。不思議な環境の部屋でもある。でも、この環境を安全に保つことが、産科診療において大切なことでもある。

ちなみに、扉は自動扉であるので、停電すると自動解放されるようになっている。