2月9日 土曜日の午前中、診療中眠いな、と感じていた。考えてみたら、朝方に2回お産があった。通常なら、そうした場合には昼寝で十分に休息をとるのであるが、土曜日で帝王切開の予定があり、そうもいかない。でも何とか帝王切開も無事終わった。病棟には分娩待機者もいるが、午後の外来はさしあたり青木先生に任せて、趣味の料理をと始めたのが16時頃。

今回は料理といっても、お取り寄せのもつ鍋なので、材料を切って、(ゴボウは水にさらして)、のせて、ぐつぐつとするだけである。ちなみに、私の場合ものもつ鍋のメインは、キャベツとゴボウと味の染みた豆腐であって、モツやニラやチャンポンはサブキャラである。

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もつ鍋は、今回醤油味を選択した。

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唐辛子も苦手なので、私は使わない。この写真のタイムスタンプは16時35分である。で、今から切ろうとしていると、病棟から呼ばれた。お産の方が、帝王切開を希望と。破水で入院となり、2日間誘導しても分娩が進行しないので、今から帝王切開をしてほしい、という申し出である。

患者様とその家族と面談をして、では帝王切開をしましょう、と決めたのが17時ごろである。となると、スタッフの確保が必要で、麻酔科医師に連絡し、青木先生に残業をお願いして、18時30分に帝王切開を執刀しましょう、と決めた。

帝王切開の前に外来が終わるように、と外来のお手伝いをした。実はこのときこの帝王切開以外に3名の分娩予備の方がクリニックに滞在されていて、その内の2名の方の分娩が進行しつつあり、帝王切開と重なるかもしれない、という一抹の不安があった。

18時なので、そろそろ帝王切開の用意をと思っていたら、帝王切開予定の方が急速に分娩が進行し、そのまま生まれた。帝王切開中止の連絡をして、産後の対応をしていたら、待機者の方のお産がそれから立て続けに2例。終わったら、20時を過ぎていた。

帝王切開にならなくてそれ本当に良かったと改めて思って、我に返れば、そういえば6名生まれたような、と。で、それからシャワーを浴びて、用意をしたら、21時である。

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土曜の夜の夜がやっと始まった。ワインを少々、キャベツをどっさりと食べた。もつ鍋の残り香が、クリニックの北階段に残ってしまった。申し訳ない。院長の活力源ということで、容赦いただきたい。

今回、もつ鍋は福岡の”おおやま”からのお取り寄せです。