知らなければ、当然心配する必要もないから、能天気でいられる。というか通常の日常生活をおくっておけばいい。しかしなまじっかちょっとだけ知ってしまうと、大変である。

これは私に限らず、すべての人にとっても同様である。私自身、飛蚊症で網膜剥離を疑ってしまったら、やはり困ったものである。というか、万一網膜剥離なら、医師としての一生は終わったようなものだよな、と。ならば、さっさと白黒つけようと、眼科を受診した。結果は、加齢による変化ということであった。

このようなことは誰にでも当てはまることでもある。たいていは大山鳴動して、鼠一匹ということがおおいけれども、しかし時には、残り物に福がある、ならぬ大当たりがある。これは確率の問題かもしれないが、それを予兆するサインがどこかに光っていれば、それに気が付くか、と。

医療においては、この万が一の大当たりを考えてしまうので、どうしても過剰診療となってしまうかもしれない。大当たりになれば、私も患者様の大変である。が、大当たりであれば、それに対応できる施設へのタイムリーな紹介が必要である。

その私の予想が外れた場合には、搬送先や紹介先に迷惑をおかけすることとなる。でも、大当たりの場合には、その施設の能力と時間的余裕が大切な因子となるので、やはり迷惑覚悟でお願いすることとなる。

さてこのような対応となることは、そうめったにあることではないけれど、こうなると搬送先に連絡したり、搬送先に送る紹介状を書いたりと、面倒な事態である。でもそれで、万が一があった場合に、それでいい方向に向かうのであればと、他の状況(通常の診療や私の個人的趣味の時間)を削って対応に専念する。

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ま、しかしこうした大掛かりな対応はそうめったにあることではないけれど、6月は救急車を6回ほど利用させていただいた。救急隊の方には毎度のことであるけれど、頭の下がることばかりである。

さて、こうした大掛かりなこと以外にも、やはりいろいろなことがあるわけで、診療中や、あるいは検査結果を見て、あれ?と思うことがある。当然少し急いだほうがいいことは、早めに対象の方に伝えるのであるが、そこで問題となるとなるので、携帯電話である。

私自身、携帯をいつも持ち歩くことは無い。私が持ち歩くのは、外出の時のみである。しかし今の世の中、常時携帯の周りにいる人も多いようであるし、またクリニックからの連絡先は携帯のみであることも多い。

となれば、連絡するとすれば、まず携帯である。ただ、相手の状況もわからないままに一方的に異常であると説明することは難しい。さらに相手が反応できない場合、着信の履歴が残る。

ここで問題となるのであるが、実はクリニックの電話番号は着信は096-360-5511であるけれど、発信は096-360-5558となっていることである。単にクリニック設立時に発信と着信と変えようという単純な発想でこうしてしまったのであるが・・・。

その結果患者様の携帯には096-360-5558の電話番号が残る。これはいったい誰と?疑問に思う方はそのあとにコールバックいただけるので疑問も解決し、当院からの伝達施行をおつたえることもできる。気にならない方には、この問題は一向に解決しないのであるが・・・。

096-360-5558からの着信があった場合にはクリニックからの連絡です、と最初に説明すべきかな、とも思っているが・・・。

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次に難しいのが、電話ですべてを伝えることはできない、ということである。まして着信の状況においては、その状況でゆっくり理解できないかもしれない。なので、基本的には電話で連絡する場合には、できるだけ簡便な説明にとどめ、来院を促すこととしている。

メールやフアックスでということも考えたが、そこには間違いメールも含めて、プライバシーの問題が残る。そして医療の基本は、対面診療(顔と顔を突き合わせての会話)なので、やはり来院されてからと。

ただ、電話をかける私にも、それなりの余裕がないとかけられないし、相手の状況を考慮し、あれこれ考えて電話をする、というのが正直なところである。

ところで、この電話に関しては、一番困るのがマンションや投資の電話である。診療中や夜間の一息の時と遠慮なくかかってくる。そうした方々にとっては、それが仕事であろうから当たり前のことであるけれど、私にとっては無駄以外の何物でもない。なので、当院に電話をかける場合には、院長の面識の人か、患者様からの電話しか受けない、というルールがある。時たまそのルールをつき破って営業の電話が来るけれども、要件判明次第さっさと切ることとしている。

最後に今回の写真は最近のいただき物から。インド土産と京都土産である。今日はにしんそばでもたべてみるか、と。