どうもテニス肘が再発した。また重たいものが持てなくなった。雑巾が絞れなくなった。

なぜ再発したのか。治った、と思っていたのに。3週間ほど症状がなければ、治ったと思っていいといわれたような気がしたが・・・。

で、昨日帝王切開の終わりがけにひらめいた。なぜ再発したのか、最近帝王切開が多かったからである。お産も多かった。特に帝王切開の時に特別な動作をしているつもりはなかった。でも、前痛みを感じ始めたときは、前後で帝王切開が多かった時である。そして今も・・・。

帝王切開は以前記載したけれど、最初の1/3は赤ちゃんを出すまで、その次の1/3がお腹を閉じるまで、そして最後の1/3が皮膚縫合である。で、たぶん私の推定するに、この真ん中の工程が問題である。児が生まれたあとは、ひたすら止血と縫合である。さっさと止血することが出血量を少なくすることであり、さっさと縫わなければならない。時に予想外の場所から出血をすることもあり、そうした際の対応としても、基本は縫合である。

ちなみに、私の利き手は右手なので、受針器は右手に持つ。でこれで縫ったら、次は縫合である。適切な場所を縫うことも大切であるが、実はきちんと結べることも大切である。きちんと結べないと、緩んで出血なんて最悪である。なので、大切な場所が私自身が結ぶことがある。この結ぶ時の動作において、左手は大切なカウンタアクションを演ずる。右手で結紮部を強く締めて、左手で緩まないように鵜糸を保持する。その際に、左手は手首を返して逆ハンドルのような姿勢になるのが私の癖である。たぶんこれが一因かな、と。

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クリニックにおいて、毎週火曜日に午後に腰痛体操を開催している。時には骨盤底筋群のトレーニングの指導も行っている。これらの体操・トレーニングは、妊娠出産を経験する人、経験した人には大切なことであるので、受講をお勧めしているし、だからこそ当院で教室を開催している。

で、実はこの先生に私のプライベートレッスンをお願いしている。月に数回であるけれど、私自身の体のメンテナンスである。膝の古傷、そして固い体をすこしでも柔らかくできるようにとお願いしている。(本来は、ピラティスを主体としてものであったけれど、いつのまにやらコンディショニングが中心になったし、そしてその方が今の私には都合がよい)

そしてその先生のレッスンで、左手のダンベル体操が始まった。また私のこのテニス肘の一因として、当然そうした手術操作もあるけれど、もともと私の肩甲骨周囲の背中の筋群の動き(広背筋や挙筋)の作動不良の結果として、それが及んでいる可能性があることが指摘された。

これは加齢による変化ということより、もともと私の体の動きが不十分であり、トレーニングを怠ったということが主たるものであろう。

確か、ピラティスは最初は戦争によるダメージを受け方々のリハビリのメソッドに端を発すると聞いた様な気がする。年を取ってからでもできることがある、と。ポールスターのリハビリコースを再開することは不可能であるけれど、私なりにできることを少しづつ、ということかな、と。