私は、クリニックの4階での万年当直医である。なので、仕事が終わると、4階までの階段を上る。(構造上の理由で、エレベータでは私のところまでいけない)

この階段は防災上の構造を満たすように作られているので、窓がない。なので、夏場は暑く熱気がこもり、冬場は冷え込む。仕事が終わって、階段を上ると、あー暑い、と一段毎に感じる。昨日は夕方、ゴロゴロと雷が鳴っていたような気がしたので、4階の屋上に通じるドアを閉めた。なのでさらに熱気がこもっている。

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でも、考えようによっては、この暑い階段を上ることで、ようやく診療から解放され、日常に戻る時間でもある。私は見かけ上十分に爺であるが、一昔前なら60で定年、隠居?であったかもしれない。体力的にも確かに60だよな、と思わないでもない。なので、午後の診療が終わると、ほっとする。で後は余力もないので、ぼーっとして、だらだらと過ごすこととなる。食事をとって、テレビを見て、PCでメールをチェックして、と。でもこのだらだらした時間が、私のリラックスタイムであり、それからさっさと寝る。(仕事が終わったら、仕事はしない)

翌朝、早朝に目が覚めて、仕事をして(会計処理、各種書類仕事)、こうやって、ブログを書いて、そして日常の診療にむけて、と。

しかし、産科である以上、その私の休息の時間は時に破られるわけで、ま、これは仕事柄仕方がない。時には緊急搬送となったり、帝王切開となることもあるわけで、でも、それも仕事であると思っているので、苦痛ということはない。単なる私にとっての日常である、と思うようにしている。

で、週末の土曜の夜はちょっとだけお酒を飲んで、このみの映画でもみて、CDを聞いて、と(私の場合、音楽はCDだし、映画は基本DVDを借りる、という古い型をまもっている)。たまには気の合う友人と語り合うことも、楽しい。なので、この週末に学会や講習会に参加というのが一番困るのである。

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屋上には木はない。しかし最近時にセミが鳴いている。コンクリートに止まって、なくとは、と少し物悲しいけれど・・・。

先日法事で東京からも親戚が集まっていた。東京ではまだクマゼミを見かけることはすくない、と。この時期、熊本はどこもかしこもクマゼミだらけだけれど・・・・。