3年位前に、クリニックの中庭に百日紅を植えた。植えた年の夏に、台風が直撃で、一部樹木が倒れた。そのため植えた年と、その翌年までは樹勢に勢いがなかった。しかし今年は3年目で、百日紅はつゆあけごろから藤色の花をつけている。

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小さい花がいっぱい咲いて、花には結構虫が寄ってくるので、よほどいい匂いなのであろう。私の中での感覚はその程度のものであった。

しかし、監物台にいって、白の百日紅に出会って、考えが変わった。

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監物台、入ってすぐ右のバラ園の木立の中にその木はある。上の写真では、左1/3くらいのところにてっぺんが見えて、下の方に幹が映っている。結構高さがあるので、10m以上はある。白い花が咲いている。

で、この位置に立っていると、ちょうど百日紅の方向から小さくて舞い散るものがある。夏の暑い日に、粉雪?と思わせるようなちょっとしたサプライズである。

クリニックの百日紅は、まだ高さは2mくらい。おまけに2階の吹き抜けの前にあるので、たぶんこれ以上成長すると視界の妨げになるので、たぶんこれから先は剪定の対象となり、これ以上に大きくなることはない。

となれば、いつの日か、庭に大きな百日紅があって、木陰のあるような、古い家を探すしかないな、と。

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いつの日か住んでみたいものである。