確か2019年の日本の出生数は90万人を割るという速報をどこかで見たような気がする。世の中、少子高齢化であり、それは熊本県も同じことである。とはいえ、熊本市とその周辺はまだいいかもしれない。先日、北区から光の森に抜けてみたら、ここはにぎわっているよな、と感じた。たぶん熊本市及びその界隈であれば、同じように感じる場所が数か所はあることであろう。しかし、熊本市とその周辺を離れると、交通の利便性が悪ければ、少し寂しいな、と感じる場所もあるような・・・。

一方産婦人科は、その業務内容から敬遠される傾向にあり、産婦人科医自体は横ばいか、減少傾向であるとも聞く。その結果、産婦人科医自体の高齢化が進むわけで、お産数の減少、地域の産婦人科の縮小というのが現在の流れである。

そうした中に、今年の春に新規にお産を取り扱う施設が開院するという話を聞いた。大変なことであろうと思うけれど、意外といいのかもしれない。

なぜなら、熊本市およびその界隈でのお産を取り扱う施設としての全くの新規開業は、たぶん当院が最後である。当院開院が2007年で、確かその年から熊本市の有床診療所開設は認めらなくなった。既存の施設の改修や立て直しはOKであり、今回開院する施設は特殊な事情で認められたと聞く。つまり10年ぶりの新たな産婦人科であり、その周囲の施設は多少なりとも老朽が進み、その対比で考えれば、新たな金ぴかの産婦人科である。その間に世の中は、電子カルテ、Wi-Fi、もふくめたIT化がすすみ、それらをすべて取り入れることはなかなか難しい。そうした対比で考えれば、と思うけれど、果たしてどうなることやら・・・。

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さて、人様のことは、さておいて、当院のことである。言い訳というわけではないけれど、出生数が減る傾向にある中で、当院はどうであったか、というと・・・・

統計はどこで区切るのか、という問題があるけれど、2019年1月から12月ということでここに少しだけ披露させていただく。

2019年に当院で出産された方は、総数567名であった。自然分娩が289名、無痛分娩170名、帝王切開
108名であった。そして当院での通算出産数は、6460名に達した。自然分娩と無痛分娩の比率は通算では自然:無痛:帝王切開=4:4:2であるけれど、昨年に関しては3:2:1ということになる。ちなみに当院での出産数自体は、大体500-600の間で推移し、現状維持をしている、というところであろうか。

当院で出産される方々の住所を拝見すると、熊本市とその周辺の自治体の方々が多いのであるが、上述の状況から押し遠方からお越しの方々も見受けられる。それは地域の事情からすれば仕方のないことであり、遠方からお越しいただけれるということはありがたいことである。

ただこれからの寒い時期、道路の凍結には十分注意いただきたいな、と切に願っている。私自身は宇正というか、人込みとラッシュが苦手なので、人の少ない場所で生息したいと願っているし、大体クリニック界隈で生活している。時に気分転換と称してドライブに出ることはあるけれど、大体この界隈にいる(というかクリニック4階にいることがおおい)

怜和2年1月1日にクリニックで過ごした。そして3名の新生児が早々に誕生した。さて、本年もよろしくお願い申し上げます。

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