なかなかストイックに生きていくことは難しいので、そうなると思わず目先の欲に目がくらんで、ついつい手が伸びて・・・というのは、大体の人に当てはまると思う。こう書いている私も、その一員であり、だから大学卒業時から25kgも体重が増えていた。


大学時代は、まだラグビーをちょっとだけやっていたから、現役時代はそれなりに食べてもカロリーを消費できていたから、体重は60kg前後で推移していた。ラグビーを通して、さまざまな社会勉強をさせていただいたし、酒と肴についてもつらい思い(二日酔いならぬ三日酔い)で十分に学ばせていただいた。しかし、その結果として、社会人になって、食べることが優先され、カロリー消費量がへり、少しづつ体重が増え、開業前には75kgとなっていた。


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75kg当時はまだ私も45歳前後なので、まだ走ろうと思えば、走れたし、テニスもできた。開業して10数年、産科医の生活がどっぷり身についてしまった。いつ呼ばれるかわからない、なので、暇なときにさっさと食べて、と。夜呼ばれて眠れない、なので仕方がなくて酒でも飲んで、ついついつまみに手が伸びて、と。走ることも段々おっくうになって、と。ということで、さらに10kg増えて85kgになった。

さすがにこれはいかんと、糖質ダイエットを始めて5kg減った。しかし、減ったことで安心したことと、糖質ダイエットの味気無さを感じて、最近は放棄した。なので、また2kg増えて82kgとなった。

60kgの体重で6km走るのと、82kg体重で6km走るのは、とうぜん20kgの負荷がかかっているわけであるから、そこに加齢の影響も加わり、同じように走れるはずもないから、ちんたら走るのは仕方がないと思っている。それでも、将来のフレイルの予防のためにも、ちんたらでもいいから、まずは走ろう、と思っている。

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産婦人科開業医を見回してみると、開業して太った人もいれば、体型の変わらない人もいる。中にはやせた人もいる。皆様諸事情があるので、痩せているからストイックとは言えないけれど、少なくとも太った人は、食べることが大好きであろうと思う。

さて、長々と書いたが、実はこれはイントロのつもりであった。当然この話の行きつく先は、妊婦様の体重コントロールの話である。グリーンヒルは体重制限が厳しい、とか、院長が大樹コントロールができていないと怒る、とかいう話を耳にする。

別に私は怒っているつもりはないけれど、そう取られると困るな、と。でも体重増加の話は、母子手帳にもきちんと記載があり、BMI25を境に適切な体重増加の記載がある。その話をきちんとしているだけのことであり、過度の体重増加はお産を難産にして、帝王切開の頻度を増やすだけですよ、と。そして体重増加が過度であれば、麻酔の操作が困難になる場合があるので、無痛分娩や帝王切開が不可となる場合があり、そのため高次医療施設に搬送となることがあります、というだけのことである。というごく当たり前のことを説明しているだけのことであるが・・・・。

ちょっとしばらくこうしたことで書き綴ろう。

写真は当院の白梅。咲き始めました。