ウィメンズクリニック グリーンヒルは、2007年6月1日(平成19年6月1日)に開院である。なので、以来私はここで勤務している。ということは、ここでこの6月1日に13年が過ぎるわけで、ということはここに12年と6か月勤務していることになる。厳密にいえば、開業前の4月からいるから、12年と8か月か。

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開業前からいろいろな業種の方々とあって、様々な機械を導入し、いろいろなシステムを導入した。ということは様々な業種の人と出会うことでもある。でも、12年もたてば、企業の移り変わりもあるし、担当の人も変わる。

開業当初の営業の人がどうしているかな、時に消息が耳に入ってくることもある。栄転して東京や関西でポジションが上がって活躍されている人もいれば、他業種に移られた方も、そしてリタイアして農業をしている人も・・・。そうした方々の消息を耳にすると、なんか私自身が置いて行かれたような、寂しいような気がする。

みんなかわっていくのに、私は変わらず、ここに一人きり、と。

でも、これが開業するということでもある、と改めて思うばかりである。もし勤務医であれば、何処その病院で働き、その中でポジションをめぐって争うか、おとなしく流れに従うか、あるいは異動して別な病院へ行くか、と。今更ながら、産婦人科をやめることはないかもしれないが、お役所や保険会社に勤めるという選択肢もないこともない。ただ、どこかに勤務するのであれば、還暦目前で、退職の話がそろそろちらつくことであろう。

開業して、あと10年くらいはなんとかがんばろうかな、と考えている以上、ここで25年ほど同じことを続けることとなる。周りはかわっても、私はひとり、と。とはいえ、世の中には、親子三代、四代で開業を続けている病院やクリニックも多数あるわけで、そうした施設でははるかに私以上の思いもあるかもしれない。

そう考えると、ようやく私も開業医の仲間入りなのかもしれない。当院でお産をされた方が、年を経て、がん検診におこしになる、あるいはいつの日か当院で誕生したお子様が成人されて、様々な相談で当院にお越しになったり、あるいは妊娠しておこしいただくとか。そうしたことが当たり前につながれていけばいいのかな、と。

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中庭に隅っこにあるので、いつの間にかこんなに咲いていたのに、気が付かなかった。なかなか味わい深い淡いピンク色である。