日曜日、お産があったこともあるが、クリニックで草取りをした。私にとって、草取りはレジャーであり、気分転換であり、そしてクリニックの美化にも貢献できる、一丁三席の効果がある(と思っている)。そう思うのは私だけではないようで、地主さんも日曜日にマスクをしながら田んぼを耕していた。春耕である。

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田んぼをこの時期に肥料を入れて耕して、田植えまでにちょっと何か植えて、とそろそろ農家の方も忙しくなる。

体を動かすことは、いろいろな意味で効果があるし、そして何より自分自身のためでもある、と私も思う。地主さんはたぶん経済的にはもう働く必要はなさそうであるが、たぶんこれまでの農家として働いた習慣から、きっとまだしばらく働き続けることであろう。それがボケ防止にもなるし、骨折その他の身近な病気から身を守ることにもなると、と思う。

私の場合、あれこれしたくても、診療が中心であり、お産が中心であるので、こればっかりはコントロールできない。寝る前にお産の方がいないから今日は、ゆっくりと思っていたら、突然お産ですと呼ばれることもある(私は原則としてクリニックの4階で眠っている)。

よし、今日はお産も済んでなにもない、と思ってちょっと遠くにと思えば、出血が気になると妊婦様から電話があり、引き返すこともある。私の予定はあるようでないようなものなので、そうした場合には中断してかえるだけのことである。ただ、時たまその余波で、友人との打ち合わせに影響が出るけれど、友人は私のそうした事情を知っているので配慮してくれるので、ありがたい。

なので、クリニック周辺で草取りをすることは、いつでも呼ばれてもいいし、この時期外に出て、お日様を浴びることは気持ちもいいし、おまけに人様に迷惑をかけることでもないし、まして病気の人はどこにもいないから、やはり最高の余暇である、と個人的に思っている。

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そろそろチューリップも咲くだろう。このチューリップに隠れて見えないけれど、すでに青のクロッカスは咲いている。白もそろそろ咲くであろう。草取りをしていて、こうした変化に気づくことも楽しい。

本当はもう少し根をつめて、球根性の雑草をとりたいところであるが、時間の都合でそこは断念した。さしあたり、チューリップとシャクヤクが見えれば、よし、とした。この好天が続けば、週末にはさかないかな、と思っている。

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月曜の夜、診療後に走る。帰路の途中見上げてみると、1分ほど咲いていた。道路の高架の部分の隙間に根を張った桜。道路の構造を考えれば、桜はいつ切り落とされても仕方がないと思うが、今年も残っていたし、そして咲き始めた。何はともあれ、桜のシーズンだ。

2020-03-11 15.17.51


そしてこれがクリニックの秘密の桜。品種を確か玉林というかそういう名前だったような・・・。(サクランボの品種)。毎年サクランボを食べたいと思ってい眺めているが、まだ実が実ったことはない。