雨が続くし、カーテンを開けても曇天だし、たぶんどこかに行っても雨。おまけにやはりコロナもあるいし、さらに言えば私の仕事柄遠出は難しい。そこで、久しぶりに昔を思い出すことにした。

開業前に福岡に約5年ほど住んでいた。最初の半年は粕屋という場所に。それから福岡市内に移動して、4年ほど住んだ。当時の勤務先は、福岡市内にある産婦人科クリニックで、3か所の勤務先があり、車や自転車で通勤していた。その後、そのクリニックを離れ、古賀市にある産婦人科で1年ほど働いた。

福岡市は、海が近く、そしてちょっと足を伸ばせば、あちこちに自然が広がり、程よい都会で交通の便もよく、食べ物屋さんも多く、人が集まるはずだ、と強く感じた。私としては、事情があり、福岡に転居することになったのであるが、せっかく福岡に住むなら、といる間は私なりに楽しませていただいた。

とはいえ、いまから15年くらい前の話であるから、今とは変わっているかもしれない。変化の大きい町であるから。

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室見川から百道方面を眺める。今から16年前の写真なので、マンションなどですこし感じがかわっていると思う。住んでいるところ(室見と藤崎)から、室見川は近く、程よく走るにもいいコースであったので、時に朝に走っていた。

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カーリーサイモンの何とかという歌(ワーキングガールという映画のイントロに流れる、Let the River Run)というメロディーをハミングしながら、私なりに都会を走るというイメージで楽しんでいた。(映画そのものは、NYを舞台として、今はなくなってしまったワールドトレードセンターが舞台であったか)

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お気にいりの場所が、大濠公園の中之島の石のベンチ。行く途中に西新商店街によって蜂楽饅頭を買って、この石の上で寝転んで本を読む、というのがベストであった。暑くても程よい日影があり、水面を渡る風は心地よかった。

住んでいる場所から、自転車であちこちめぐる、というのが当時の私の趣味であった。福岡市といっても、ちょっと離れるといろいろな発見があった。