当院は2007年6月に開院し、7月に1名生まれ、8月に8名生まれ、8月に初めての帝王切開となった。予定帝王切開であり、十分に用意をして臨んだ。開業するまでに他施設でお産と帝王切開の経験をしていても、自施設での経験は初めてであり、十分に緊張した。2007年度は65名生まれて、うち10名が帝王切開であった。比率でいえば15%である。

 その後当院での出産数も少しづつ増えて、帝王切開数も増えた。2019年度は、578名の新生児が生まれ、その中に帝王切開は109例あり、比率でいうと18%となる。大体当院での帝王切開の比率はこれくらいの頻度である。ちなみに2019年度の無痛分娩数は164件であり、自然分娩(吸引分娩を含む)は305件であった。

 2019年度の中で、予定帝王切開は64件であり、緊急帝王切開が45件である。骨盤位、既往の帝王切開術などで帝王切開となる人がおおよそ6割であり、残り4割の人は、何らかの理由で急遽帝王切開になったということでもある。そして年間109例ということは、月に8-9例前後帝王切開を行うこととなるので、都合上週に2回前後の帝王切開頻度ということになる。

 帝王切開術の頻度は、2007年度の開業当初は15%、2019年度は18%であり、あまり頻度に差はない。変わったのは、数が増えたことであり、その結果平均で週に2回程度帝王切開がある、という事実である。つまり帝王切開自体がめずらしいことではなくて、そう頻繁にあることでもないけれど、週に2回くらいある、と。

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帝王切開においても、お産においても、私一人でできるはずはなく、スタッフが必要である。誰が何をしてという役割分担が必要である。帝王切開であれば、麻酔担当医、手術の助手、そして手術機械の担当、生まれた新生児の担当、手術の外で、機材の補給をしたり、ガーゼカウントをする外回り、となる。これらには、どこそこのやり方というものであって、その各人の技術が習熟されていないと、どこかが滞り、結果として手術がうまく進行しないこととなる。

麻酔科医、産科医、当院のスタッフの一連の連携によって、手術は安全に滞りなく進められるわけであるが、その時にも、同時でお産が並行していたり、病棟の産後の方、あるいは新生児への対応が並行して進められ、そうした方面のスタッフも必要である。また時には外来も並行して進んでいる場合もあり、外来のスタッフ、そして乳井されている方々のための調理も同時並行であるわけで、つまりこうした帝王切開に限らず、クリニックでお産あるということは、そのための各自のスタッフのおかげでもある。と同時に、私自身の家族(家内・息子)も何らかの形で貢献しているわけで、こうした皆様のおかげで、クリニックの毎日が過ぎていくこととなる。

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写真は、クリニック2階で栽培中のレモンである。すこしレモンらしくなってきた。大きさは3-4cmくらいであろうか。

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果たして収穫できるかな、と。それまでに実が落ちてしまいそうな気もするが・・・。