この時期、田んぼの上にトンボがたくさん集まっている。で、私は稲穂の開花で、虫が寄ってくるから、それを目当てにトンボが集まるとばかり思っていた。

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これは裏の稲穂の写真である。実は、ピンボケながらののトンボが映っている。拡大するとこんな感じである。

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赤トンボかな、と。でこのトンボは他からやってきた、と思っていたわけであるが、実は農家の方の話では、この田んぼで羽化したトンボである、と。つまり、田んぼの水の中にヤゴがいて、それが羽化して、その周りで飛んでいる、ということであるらしい。

なるほど、ちょうど稲穂が開くころに羽化する、ということのようである。トンボの寿命がどれくらいあるのか知らないが、羽化してしばらくは田んぼにとどまり、でそれからえさを求めて散らばるのであろうか。あるいは稲穂にとどまっているのかもしれない。

さて、稲穂がこうやって頭を垂れれば、当然稲の実が熟しつつあるわけで、その恩恵にあやかろうと、スズメが寄ってくる。(最近北九州の方では虫による食害が発生しているとも聞く)で、その雀を追い払おうと、農家の方の戦いが始まる。


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このような幟が立ち、風になびいて音がする。また、この田んぼの手前には、黄色の1本のテグスが引いてある。そして、農家の方が時に現れる。(日曜日バラのお手入れ3時間くらいの間に、数回農家の方がお越しになっていた)

そういえば、朝夕も少し涼しくなった。例年なら藤崎宮の例大祭が近づくと、あちこちから練習の鐘の音が響いてくるが、今年はコロナ渦で中止と聞く。でも、どうも運動会はあるようで、子供の運動会で、この日は来れない、という妊婦様も少し。

例年より、静かに秋が深まっていく。その前に、もう1回益城の山奥でブドウにありつかなくては。