このクリニックの立地は、私がクリニックにふさわしい場所は、と数か所を探し、その結果この地に落ち着いた。夏の暑い日に、道路から見える青い稲穂と空とが印象的であったような思いがある。
これは2005年8月の写真である。たぶん今のクリニックのある場所から、香味彩(現在の前川珈琲店)の方向に向けて写真を撮った。当時私は福岡で働いていた。しかし都合により、熊本に帰り開業することとなった。最初は、実家でそのままと考えていたのであるが、どうも実家の場所は寂しくて、そこで、新たな候補地を探して、熊本市内を中心に探した。
私個人は明るい場所で開業したかった。また慢性的な道の渋滞も嫌だった。さらに、開業用の用地の宛てのあることも大切であった。そのため半年かけて探し、秋にこの地で開業しようと決めたような気がする。2005年末から青写真を練り、2006年8月に地鎮祭であったから、遅くとも2006年5月くらいまでには大体の設計図はできあがったのであろう。そして2007年5月の開業となる。
この土地を選定したとき、果たしてどこまでよく考えていたか、疑問ではある。当時目の前に広い道路がある、この先に国体を予定される運動公園と免許センターがある。そこでここに行く方々の目に留まれば、というような簡単な気持ちであった。今にして思うと、この地は熊本市の東の果て。目と鼻の先に益城・菊陽・大津と熊本市域を超えるわけで、ま、よく開業する勇気があったものだと思う。
当時からこの地は市街化調整区域であり、今も市街化調整区域であり、そのため開発は制限され、農地優先である。とはいえ、開業して10年近く経過して、この地も少しずつ変化しつつあるようである。
自分勝手な言い方であるが、クリニックの存在する場所はいつまでも緑にとんだ地形であってほしいと願う。緑といっても、この場合、農地としての緑であり、自然豊かな緑というわけではない。
などを思い出しながら、日曜日自転車にまたがっていた。今は田植えの時期。また8月にはクリニックの周辺に稲穂が広がることであろう。
そうした稲穂に囲まれて、診療を続けられる贅沢である。
これは2005年8月の写真である。たぶん今のクリニックのある場所から、香味彩(現在の前川珈琲店)の方向に向けて写真を撮った。当時私は福岡で働いていた。しかし都合により、熊本に帰り開業することとなった。最初は、実家でそのままと考えていたのであるが、どうも実家の場所は寂しくて、そこで、新たな候補地を探して、熊本市内を中心に探した。
私個人は明るい場所で開業したかった。また慢性的な道の渋滞も嫌だった。さらに、開業用の用地の宛てのあることも大切であった。そのため半年かけて探し、秋にこの地で開業しようと決めたような気がする。2005年末から青写真を練り、2006年8月に地鎮祭であったから、遅くとも2006年5月くらいまでには大体の設計図はできあがったのであろう。そして2007年5月の開業となる。
この土地を選定したとき、果たしてどこまでよく考えていたか、疑問ではある。当時目の前に広い道路がある、この先に国体を予定される運動公園と免許センターがある。そこでここに行く方々の目に留まれば、というような簡単な気持ちであった。今にして思うと、この地は熊本市の東の果て。目と鼻の先に益城・菊陽・大津と熊本市域を超えるわけで、ま、よく開業する勇気があったものだと思う。
当時からこの地は市街化調整区域であり、今も市街化調整区域であり、そのため開発は制限され、農地優先である。とはいえ、開業して10年近く経過して、この地も少しずつ変化しつつあるようである。
自分勝手な言い方であるが、クリニックの存在する場所はいつまでも緑にとんだ地形であってほしいと願う。緑といっても、この場合、農地としての緑であり、自然豊かな緑というわけではない。
などを思い出しながら、日曜日自転車にまたがっていた。今は田植えの時期。また8月にはクリニックの周辺に稲穂が広がることであろう。
そうした稲穂に囲まれて、診療を続けられる贅沢である。