2015年08月

朝腰が重い。布団から出たくない。とずるずるしているうちに二度寝をして、目が覚めて、朝のひと仕事。そのうちに腰の重さは消えた。しかし、きっとどこかに腰が重い病態の基は残っている。やはりここ数日の勤務が、と理解できるが、ま、私どうこうできる代物ではないので、やはり基本は待つ姿勢で医療を続ける。

気分転換も必要と、久しぶりに益城の山中にドライブした。雲行きが怪しく、到着して葡萄の交渉をしているとごろごろと。そして帰りがけには土砂降りになった。でも1年ぶりに緑の宝石をほおばることとなる。今年は、冷夏はなかったので収穫も順調とのこと。

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このブドウだけは、私にとって欠かせないものとなった。個人的には青臭い頃の8月いっぱいが賞味期限と考えている。10月まで収穫であるが、皮のプッツンとした食感がなくなるのと、甘すぎて、やはり私は8月のビアンコがいい。

さて、そろそろお盆休み。そのために、外来が制限され、多かったり、逆に少なかったりと、不思議な日々が続く。でも、私は淡々と診療を続ける。時間があれば、少しドライブをしたいものである。

ここ数日好天が続く。好天が続くと、私は建物の4階に住んでいるので、夜屋上の屋根の部分からの放熱を強く感じるので、夜間にクーラーが欠かせない。窓が開けられないこともあるが・・・。(夜窓を開けると、網戸をしていても、多数の来客者が訪れて、かゆくて眠れない夜となる)

そうした日々に、久しぶりに庭の手入れをしてみた。朝に散水、あちこち歩いて、それから夕方に裏庭の手入れをした。夕立も心配であったが、夕立はこの界隈はなかった。

手入れをしているといろいろなことに気付くものでもある。なぜ今年は百合は元気がないのか、なぜ芝桜は乾燥に強いのか、云々と。2時間程度、戸外で過ごす。結構汗もかいた。

昨日は近隣で夏祭りがあっていたようで、そこでいくつか残念なことが。その祭りに参加するために、車で来て、こっそり当院の駐車場に止めて、歩いていくのである。

私の知らない間に止めて、いつのまにやらということであれば何も言わない。というか言う暇もない。しかし私が作業をしているので、思わず目に留まる。そうなると注意をせざるを得ない。注意はされる方も嫌であろうが、注意するほうもやはり嫌な思いのが残るのである。

ちなみに、無断駐車は厳禁である。しかし、ほかに駐車場がないから一時的に車を駐車させてほしいという申し出があった場合には、よほどのことがない限り、どうぞと答えている。

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手入れをした庭の写真はまだとっていなかったので・・・。いただき物のブルベリーとお取り寄せの水ナスである。

産婦人科で、お産を取り扱う施設である。お産だから、生まれる日もあれば、生まれない日もある。外来も、多い日もあれば少ない日もある。その結果、時に大当たりの日がある。

で、ふと思った。暇な日を基準に考えると、忙しい日が疲れてしまう。ため息ばかりに・・・。そこで、忙しい日が当たり前の日常である、と思えばいいと。そう思いこんでしまえば、忙しくない日はラッキーと思って過ごせばいい。

ということで昨日は日常の日々であった。朝からお産が二つあって、外来があって、それから帝王切開が2例あって、それから外来があって、と。ただ、外来が終了したら、満腹気分というより、ヘロヘロ状態であった。で、自分にご褒美という話がでてきて、というかたまたまいくつかの貰い物が重なった。で、こっそりお酒を飲んでしまった。禁酒、なかなか実行できない弱い自分である。

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で、もともと品証卑しいお人柄であるので、飲みだしたらあれはないか、これはないか、と肴をもとめて冷蔵庫の中を探す。夜中にのどが渇いて目を覚ますくらいに、飲みすぎてしまった。反省

でも、こうでもないと、気分転換できないよな、と自分で言い訳をしている。今日は、天気もいい、できれば外に出たいと思っていたら、先ほどお産の方がお越しになった。

ということは、今日は庭仕事に精を出すことにしよう。

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友人からいただいたウナギである。そういえば、友人のお母さんから昔よく差し入れをもらっていた。懐かしく、そして美味しくいただいた。

夏休みという言葉には、縁が遠くなってしまった。以前多数の医師が勤務している施設で働いてころは、順繰りに少しづつ休むことが可能であった。また、熊本以外で開かれる学会に参加することも、半ば旅行気分であった。

しかし、実働勤務医1名で、産婦人科を標榜する私にとって、夏休みはない。診療上、お盆休みはあるが、これはクリニック開設時のお約束で、厚生局(当時は社会保険事務局であったかもしれないが)に年末年始と8月の休みを書いて提出した。他の方がやっているようにしよう、ということで深く考えなかった。しかし、実際に開院して、様々のお約束がある中で、厚生局に提出した届け出に従い休みを取らないと面倒なことになるので、結果として届け出通りに休んでいる。

ただ、産科診療をする都合上、長期の外来閉鎖が続くと、その前後の外来は非常に大変なことになるし、また、予定日前後の方や診療の必要な方に長期間診療なし、というのも困ったことになるので、休みが長く続く場合には、どこかでそうした方々を診ている。そうすることが、結果として私の心の安静につながるので・・・(私は結構小心者なのである)

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クリニックの目と鼻の先に、長嶺小学校と中学校がある。この戸島西の地が整備され、貯水池ができ、小中学校ができた。そのため、クリニックの周辺を朝夕に小中学生が通る。夏休みになると、朝方に子供の数を見かけることが急激に減る。でも時に、朝も早い時間から自転車通学の中学生も見ることもある。きっと部活であろう。

個人的には、夏は暑いし、汗をかくし、と思うけれども、やはり夏はそうでなくっちゃとも思う。だからやはり夏は真っ黒に日焼けした子供たちをみると、改めて夏だと思うし、自分の肌の色が白くなっていることを痛感して少しでも外に出ようと思うばかりである。

それこそ、いつの日か、暑い南の島の木陰で、サングラスをかけて、潮風を感じながら、ダイキリでも飲みながら本でも読みたいと、願ってはいるが、その実現ははるか先のことになりそうで、10年後、20年後の私自身がそう思っているかな、と思わないでもない。夢は夢のまま、現実は現実で、歩き続けるしかないのかもしれない。歩くをやめてしまうと、足が止まってしまって、二度と歩けなくなりそうで、そんな気がしている。

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写真は先日の水曜日の芝刈り後の状態である。すっきりした。個人的には植えていたアボガドが除去されたのは残念であるが、まそれはそれで仕方がない。

これでレセプトも終わり、私も念願の裏庭耕作とコンポストの調整ができるかも、と思っている。

8月5日水曜日、予定ではお産は16時までに生まれて、17時から外出の予定であった。が・・・・予定は予定であって、さらに予定外の事態もあり、結局その時間には外出できなかった。しかし必要性の問題もあり、結局19時ごろ外出となった。

予定では、お産の隙間にあれこれしたいところであったが、目の上のたん瘤ならぬレセプト業務があったので、自分自身を叱咤激励しつつレセプト業務に励んだ。ようやくあと4枚となった。これで、今月のレセプト業務にもめどがついた。

芝刈りをしたかったのであるが、時間の都合もあり、できないとあきらめていた。いつもお願いしている専門の方からタイミングよく電話があり、昨日芝刈りは完了した。すっきりした。

これで芝刈り、レセプトと片が付いた(レセプトは厳密にはあと4枚残っている)。となると後は、裏庭のコンポスト対策、それが終われば、緑の宝石探求に益城の山中に足が伸ばせそうである。週末は8月8日、果たして今年はもう出荷しているであろうか、恋しいロザリオビアンコである。

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4日の入道雲である。

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