福岡のいいところは、そこそこ都会で、自然が多く、ちょっと足を延ばせば、というようなことであったような気がする。人が集まるので、そうした場所にはそうした貴重な機会もある。
当時私は、早良区の藤崎というところに住んでいて、休みの日には自転車でブラブラしていた。基本的に海が好きなので、よく海岸線に行っていた。博多港や、百道浜など、自転車で行って、あちこちより道をしていると、その地で生活している人々の一部がわかるような気がした。
現在のドームのある百道浜は、本来の百道浜の松林から沖合に人工的に拡張され、そこにドーム・病院・マンション・ビジネス街が形成された。百道浜では以前はキスが良く釣れた、というような砂浜であったらしい。自転車でうろついていると、住宅街の中に残された松林(防砂・風)を散見することができるし、そこに百道浜の由来も書いてある。
今では百道浜でも、キスやスズキなどが釣れるようになり、太公望も多い。実は、住んでいた当時は、息子のお付き合いで釣りに連れていっていた。釣りやビーチバレーで浜はそれなりに賑わっていた。
私は魚を食べるのは好きであるが、釣り自体が好きなわけではないし、ビーチバレーをするわけでもないので、こうした方々を見物しながら、あちらこちらと。
この百道には、ハイアットのホテルがあって、その一区画に紅茶屋さんがあって、時にはここに通っていた。当時からの好みでアールグレイをミルクティーあるいは冷やして飲む、これは今も変わらない。
ホテルの目の前にあるプール。ここで泳ぐような勇気は私にはない。
もう一つのお目当ては、その横にある、ギャラリー。ここで陶器や磁器が展示されていることがあった。そこでたまたまお会いできた中里様。今はもう10年前の9月24日のことである。
ちなみに、当時でもそれなりのお値段であったので、私がここで器を購入したことはない。
最近、天気も悪く、写真を取る機会も減って・・・。ということで以前の写真で、季節が今頃の写真を見ながら、掲示することにした。