2016年09月


福岡のいいところは、そこそこ都会で、自然が多く、ちょっと足を延ばせば、というようなことであったような気がする。人が集まるので、そうした場所にはそうした貴重な機会もある。

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当時私は、早良区の藤崎というところに住んでいて、休みの日には自転車でブラブラしていた。基本的に海が好きなので、よく海岸線に行っていた。博多港や、百道浜など、自転車で行って、あちこちより道をしていると、その地で生活している人々の一部がわかるような気がした。

現在のドームのある百道浜は、本来の百道浜の松林から沖合に人工的に拡張され、そこにドーム・病院・マンション・ビジネス街が形成された。百道浜では以前はキスが良く釣れた、というような砂浜であったらしい。自転車でうろついていると、住宅街の中に残された松林(防砂・風)を散見することができるし、そこに百道浜の由来も書いてある。

今では百道浜でも、キスやスズキなどが釣れるようになり、太公望も多い。実は、住んでいた当時は、息子のお付き合いで釣りに連れていっていた。釣りやビーチバレーで浜はそれなりに賑わっていた。

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私は魚を食べるのは好きであるが、釣り自体が好きなわけではないし、ビーチバレーをするわけでもないので、こうした方々を見物しながら、あちらこちらと。

この百道には、ハイアットのホテルがあって、その一区画に紅茶屋さんがあって、時にはここに通っていた。当時からの好みでアールグレイをミルクティーあるいは冷やして飲む、これは今も変わらない。

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ホテルの目の前にあるプール。ここで泳ぐような勇気は私にはない。

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もう一つのお目当ては、その横にある、ギャラリー。ここで陶器や磁器が展示されていることがあった。そこでたまたまお会いできた中里様。今はもう10年前の9月24日のことである。

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ちなみに、当時でもそれなりのお値段であったので、私がここで器を購入したことはない。

最近、天気も悪く、写真を取る機会も減って・・・。ということで以前の写真で、季節が今頃の写真を見ながら、掲示することにした。


確か以前の映画にサイドウェイという映画があったような。たしか、邦画でもリメイクされて映画になったような気がする。結婚前の男二人組が、ワイン蔵を巡りながら、結婚式までを過ごすというような映画であったと思う。

別に映画云々ではなくて、私自身がいつかどこかの酒蔵めぐりをしたいな、と密かに思っている。酒蔵に行って、そこの地元の料理を食べて、酒飲んで、また次の蔵へ、と。カリフォルニアでも、チリでも、オーストラリアでも、そして日本でもいつの日か、と。

日本で行くなら、余市にいつの日かいってみたい。近場にあればいいのであるが、残念ながら熊本市東区には酒蔵はない。近くて、サントリーの熊本工場(被災中)、熊本ワイン(ここは以前調べたときには周辺に施設がない)、日本酒で千代の園、瑞鷹、美少年、などの酒蔵であろうか。ワインなら、都農ワインに行ってみたいな、と。

そうした場所で、酒飲んで、地元の料理を食べて、泊まって、と。起きたら次の酒蔵へ、と。要は酔っ払いで食いしん坊の旅行であるが・・・。いつの日か、と思うばかりであるが、果たしてそんな日は来るのであろうか。

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これはまだ昔、私が福岡で働いていたころ。どこかで新酒祭りとい話を聞いて、JRでいった。赤間駅から歩いていった。くす玉(杉玉)がさがっている。

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酒蔵であまり人は多くないかなと思ったら、中は結構にぎわっている。

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酒を試飲して、肴をちょっとつまんで、と。日本酒を何本かお土産に帰る。

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JRだから乗り過ごさないようにと。

福岡時代の小旅行の思い出である。高々これだけ半日のことであるが、今はこうしたことも縁が遠くなってしまった。

いくつかの頭の痛い出来事が続く。あーあと思いつつ、でもきっとその原因は自分にあるわけで・・・。


痛い思いをしないと学ばないし、繰り返す。十分学んだつもりであったが、また同じことをしてしまうとは、情けない。自分自身の体調不良と重なり、気分のすぐれない日々が続く。気分転換に、と思っても、ここを離れられない以上それもできない。ここにいることが最大のネックであるとわかっているが、それは自分の選んだ道なので・・・。ということで、ジレンマの連続である。

とはいえ、根がそう複雑ではない私であるから、きっと別の何かを探して忘れてしまうのであろう。そしてまた思いだしように繰り返す、そんな生き物であるような気がする。

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それで昨日は気分転換もかねて、庭仕事。そろそろ冬の用意をしなくては、とおもうけれど、やることはたくさんあって、その中で何を優先すべきかと、こちらも迷ってしまう。秋雨前線の具合を見ながら、と。

御祓いに行こうかとも思うが、それではやはり学んでいないということになりそうで、深く自分の辛酸をなめることとしよう。

私自身は、産婦人科開業医の息子であり、小学生まで実家で過ごし、中学・高校は久留米で過ごし、大学時代は再度熊本で過ごした。そのため、産婦人科開業医である父の姿を間近に見て過ごした。昭和の終わりに大学を卒業し、熊大の産婦人科医局に入局し、結果として父と同じ産婦人科開業という道を選んだ。

もしかすると、私の中では、その開業は、ある意味では父の開業の形態を意識していたのかもしれないな、と今は思う。何かを比較するとき、その比較の基準をどこに持ってくるか、ということである。今はこうして開業して10年近く経過し、私の中ではこれが私の開業といえるけれども、そこに至るまでの私の理想とする開業の形態は、あるいみでは実家の開業医の形態を参考にしてたのかもしれない。

私の実家は、現在の熊本市の西区に所属する。実家の前の道路は、昔は国道3号線といっていた。小さい頃に道路のアスファルト舗装工事を眺めていたような気がする。その後3号線バイパスができ、そちらが3号線となり、目の前の道路は、県道四寄木(よもぎ)線となった。

私にとって熊本市の中心は、今も昔も上通り・下通の鶴屋界隈である。その町の中心まで、バスで10分、近くには住宅街が広がるそんな古い場所に実家はあった。父の開業は昭和42年ごろで、私の生年が昭和35年であるから、私が小学生から高校生ごろが実家の最盛期であったのではと推測している。

残念ながら、その最盛期の写真は今は手元にない。以前実家を撮った写真はあったが、その写真も行方不明。今とともにあるのは、開業を意識して、今は地震で登れなくなった熊本城の天守閣から実家方面を撮影した2005年当時写真があるだけである。

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さて、この写真を拡大して、と。

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画面の中ほどにある、青い看板の横に貯水タンクが写っている。この貯水タンクがある部分が、実家の産婦人科の屋上である。昭和42年(1967年)に開業し、確か平成22年(2010年)ごろの閉院であったような気がするから、約40年間の開院であったこととなる。今は、この屋上の貯水タンクも赤さびて放置されている。そろそろ解体という問題もでてきた。

この西村産婦人科が、ある意味では、私の開業の原点なのかもしれない、と今改めて思うばかりである。実家がこうだったから、私はこうしようとか、他の施設を見学して実家との相違点を参考に取り入れようとか、常に判断の基準にあったような・・・。ただし、それが別なクリニックのやとわれ院長となった時点で、その比較の基準点が新たに加えられ、さらにそれが増え、それらをもとに、(つまり比較しながら)現在のグリーンヒルを作った、というのが正確な表現かもしれない。

そして、こうやって作って、それに手を加えてみてわかることは、物事は最初が肝心である、ということである。最初の基本設計がいい加減だと、その尻りぬぐいに後々まで手をわずさわれることなる。その点でグリーンヒルは、手間味噌であるが、よく考えられていた。後々、あれこれ手を加えようと考えたとき、結果として何もしないほうがいいかもしれない、という結論になることもある。

どうしても産婦人科診療所は大きな建物となるのであるから、作る前には本当に良く考えて、そしてそのあとには、本当に必要なときだけ手を加える、というのがいいのかもしれないな、と。

さて、ここまで考えてみると、実家の西村産婦人科を本当に解体すべきかと思わないでもない。実家の土台は結構しっかりしている。建物内部の配管や、窓その他は劣化しているし、その当時の製品であれば、40年もたてば仕方がない。でも土台というか、基礎部分だけは意外と劣化がすくなければ、その基礎部分を使ったほうがいいような気もしている。

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裏庭の繁ったサツマイモ。裏庭の半分くらいを占めている。その半分を芝桜とそしていわゆる雑草が占めている。

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サツマイモの収穫はさておき、来年こそはもっと茂らせて、雑草取りをしなくていいようにと思っているが・・・。

基本的に、ウィメンズクリニックグリーンヒルは、市街化調整区域に立っているので、その周辺は農地である。クリニックの西側はトマト畑、東側はついにヒマワリが撤去され、裏は駐車場と田んぼである。

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先日の日曜日にたしか芝刈りをしてもらったので、まだ芝もきれいである。その横にハウスが広がり、中に赤いものが見え隠れする。トマトである。

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そういえば、熊本地震の時に、出荷できないからと分けていただいたこともあった。

で、このハウスの手間を見ると、結構整然と並んでいる植物がある。整然と並んでいる、ということは植えられた植物である。ただ、少し雑草と思われる部分もありそうである。

黄色の花も咲いている。

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これは大豆ではとおもったら、既に豆が実りつつある部分もある。

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芝生の横の緑の部分はたぶん大豆。でもその横のハウスとの間を占める植物はたぶん雑草である。

このような状態では、たぶん収穫は難しいような気もする。でも、いま豆だけ取ってゆでたら枝豆だけどな、などと考えている。隣の農家の方から、撮っていいですよ、ではなくて、捕っていいいですよ、といわれたら、喜んでいただくこととしよう。

今日は秋分の日でお休み。木曜の祭日はありがたい。

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