2016年09月

あの時こうしていたら、とか、あの時こうしていれば、と思うことは、人間だれでもあることであると思う。ただ、それをずっとひきずっていると、ネガティブな方向へ進んでいいことはないので、起きてしまったことは仕方ながない、それをできるだけいい方向に考えるように努力している。

でもやはり人間だから、引きずらないはずはなく、つい最近もあの交差点に行かなければ、などと思ってしまう。ま、貴重な体験をした、と思うようにしよう。前向きに、前向きにと呪文を唱えるのである。

DSC_0001 (640x425)

性善説や、性悪説を説くつもりはない。ただ、やはり人間の性として、痛い思いをしないと学ばないし、痛い思いをしても学ばないこともある。私としては、過去の教訓で学んだことが、結果として今の診療につながっていると思う(と信じている)。

医療とは、結局は、どのようにテキストにかかれ、ガイドラインが推奨され、EBMが推奨されようとも、結局はその臨床という場所で、限られた時間と空間の中で、どのようにその時点でのより最適な判断を下すか、ということではないかと私自身は思っている。

あとで、振り返って、あれが正しい、これが正しい、ということは、それを学習材料として学ぶのであれば良いけれど、限られた時間の中であれこれ調べることは不可能であるし、また医療は私一人でできることでもない。私一人でれなければ、どこかに相談する、ということになるが、その相談先にも、その時点で様々な事情がある。その事情によって、回答も異なるのである。

その時点で自分が判断して行動して、その結果として残念ながら、自分の予測が外れることもああるかもしれない。結果として予測が当たることもあるかもしれない。どのような結果が出たとしても、それは自分の判断に伴う行為の結果であるから、その結果を受け入れ、と同時に次回に同じようなことに遭遇した場合にどのように対処すべきかを考える、こうした行為の繰り返しが、私自身の医療ではないかなと思っている。

患者様を他の高次施設に搬送する場合、まず搬送すべきかどうかで迷うわけであるが、搬送する・しないのこの微妙なラインの設定がなかなか難しい。これは私自身の状況、施設の状況、送り先の状況、対象者である患者様の状況そうしたことが微妙に絡みあう。でも、いったん送ると決めたら、さっさと送る。後はもう迷わない。というように心がけているが・・・・。

で、送った後に、患者様のそのあとの結果を伺って、あの時こうすべきであったのか、などと考えることとなる。たぶん、これは私がここで診療続ける限り、永遠に続くような気もする。永遠の”たられば”である。でも、それを考えることが、そうしたことに出会うことが、次の一歩につながると信じている。

DSC_0002 (640x426)

写真は2006年5月ごろの福岡県古賀市の海岸線沿いの写真。あの時は、もう開業がすでに決まり、残された期間を福岡の周辺のクリニックで働いて、という限定の時間であった。この時点では、たられば、を考える余地は少なかった。

DSC_0013 (640x426)

ただ、しいて言うなら、この西鉄宮地岳線は、もう少し乗ってみたかった。数回ほど貝塚から古賀まで利用した。

今は、9月20日午前5時54分。テレビでは、台風16号は、宮崎沖にぬけたと放送している。天気予報では、熊本は午後には天候が回復しそうである。まだ吹き戻しの風や、雨は降るかもしれないが、さしあたり峠は越えた。

私自身の体調不良も、どうやら峠を超えたようである。まだ、咳はでるし、ぬるっとした痰も出る。でも体は何とか動く。そういえば、腰も今日は調子がよさそうである。ようやく、これで平常の診察ができそうである。連休は、台風への対応と、自分の体の対応と、そして昨夜は緊急搬送で終わった。

ちなみに、とある方の帝王切開を予定していたのであるが、ちょっと急激な病態の変化があり、台風来襲かもというおもいもあり、夜の10時過ぎに母体搬送を行った。幸い台風で車も少なく、スムーズに搬送できた。無事にその方が出産されることをあとは願うばかりである。

で、帰ってみると、建物の漏水が判明。これは困った。幸い漏水は1か所にとどまり、朝までにあらたな漏水は報告されていない。今日の午後からは天候も回復するということであるから、当面は漏水の心配はない。天候の回復しているうちに、臨時対策ができればいいが・・・。

さらに空も明るくなってきた。東側にはまだどんよりした雲が観察されるが、北側には雲は少ない。雨足もよわまっていれば、外に出て、点検をとは思っている。

DSCN2722 (640x480)

クリニックの駐車場横の田んぼ。また水が張ってあるし、稲刈りはもう少し先だとおもうけれど・・・。台風で被害の少ないことを祈ろう。

体調不良の原因は、風邪と腰の重たさと、他に数件思い当たることがある。いくつかは解決の兆しがあるが、残りはまだ保留中。しかし、今できることは、限られているので、できるところから、と。

ということで、18日日曜は、基本として寝て過ごした。寝ていると、体調がよくなったような気がして、体を動かす。すると体が熱っぽいと感じて横になる、この繰り返しである。大体私は睡眠時間が4-5時間くらいで、それ以上眠れることはよほどのことがないと眠れないのである。その私がこの2日で結構寝たような気がするから、やはり体は休養を要求しているということであろう。

連休明けで20日は多いかもしれないが、今の調子だと台風来襲の可能性で20日は外来も少ないかもしれない。何とか今のうちに、体調を戻したいものである。


DSCN2734 (640x480)

さて、最近退院した方から、院長に宛てに直接差し入れをいただいた。ありがたい限りである。おまけカフェオーレ仕様とある。

DSCN2736 (640x480)

深入りの、うまそうな珈琲である。早速挽いて、いただく。以前はストレートであったが、ここ数年ほど断然カフェオーレ派である。ちなみに、私の場合、カフェオーレであって、ラテではない。エスプレッソマシーンもないし、どうもエスプレッソは苦手でもある。

DSCN2735 (640x480)

たっぷりのミルク、それを数杯。これがわたしの朝の活力源である。

とおもっていたら、牛乳がなくなった。慌てて、牛乳を購入に走る。いまでこそ、24時間営業のお店があるから牛乳は簡単に手に入る。しかし5カ月ほど前の、熊本地震直後は、本当に牛乳は手に入らなかった。そういえば、この珈琲豆を焙煎したTG珈琲も地震で被害を受けて、現在修復中と聞き及ぶ。

さて、クリニックの補修工事はそろそろ始めたいところであるが・・・・。

体調不良である。風邪をひいたというのも一つであるし、いつでも夜中に起こされて睡眠が確保できないというのも一つであるし、帝王切開が続いたというのも一つかもしれないし、その帝王切開のために昼寝ができなかったというのも一因かもしれない。

またこの時期は、暑いので汗をかいて、それで冷房の効いた部屋にいると、涼しいけれど、この極端な温度差と、汗かいた衣類(本来なら着替えるべきであるが、ときにそうした余裕のない状況が存在する)も一因であろう。私の場合、当院で365日24時間対応できる状態を保つべきであると、理解をして、そのための体調管理を心がけていても、やはりたまにこうした時期が存在する。

薬を飲みながら診療を続けることは不適切であり、さっさと体をいたわるべきである、と十分に理解していて、つかれたらだらだらDVDでも見て過ごそう、などどビデオ屋さんに外出してまた体調が悪くなると。それと今朝はどうもあ腰の調子が悪い。重いのである。たぶん、水、金、土曜の帝王切開3例がこたえていると思うけれど・・・。

この連休おとなしくできればいいけれど、歯医者さんに行かねばならないし、台風もきそうで、ちょっとわからない。というこは、余計なことはせずに必要最小限でと、ということはブログもここら辺で、と。

DSC_0054 (640x426)

今は多分なくなってしまった、西鉄古賀駅。

私が古賀市の病院で1年ほど働いてた時には、まだ廃線ではなかった。

DSC_0072 (640x426)

DSC_0070 (640x425)

時たま利用していた。通勤に使うと時間はかかるけれど、でもゆっくり、ごとごと、心地よかった。


最近開業前後のことを、いくつかつづっている。これは単に懐古趣味というわけではない。ただ、私自身の中で、この開業にかける思い、そしてその現況は、ということをそろそろ考えてみる時期かな、と感じていたので・・・。私の今の年齢(55で、もうすぐ56となる)で、そろそろ現況をいったん整理して、今後の私の方向性の微調整をと思っているので、というのが契機である。

さて、開業までにいろいろなことがあり、紆余曲折があり、今のグリーンヒルがある。この紆余曲折は、単純に考えればそれがなければもっと早く開業できたかもしれないけれど、でもたぶんそうだったら、今とは異なる形態であったというのは、容易に判断できる。

P1000422 (640x477)


開業を、独立という言葉に置き換えてもいいかもしれないけれども、だれでも開業する前に、失敗することを考えて開業す人はいないであろう。各人それなりの理由があり、契機があり、開業を志す。せっかく開業するのであれば、できれば成功したいものであり、そのためには様々な尽力をすることであろう。

私の場合、40を過ぎての開業で、失敗すれば後がないということもあるが、何分熊本に帰るからには、という気負いもあったことであろう。それまでに私自身が得たすべての経験と知識をもとに開業の糧とした。(とはいえ、これが30で開業したとしても同じことであったかもしれないが)。

現在の私が院長を務めるウィメンズクリニック グリーンヒルは、今ではそれなりに分娩施設として認知されるようになったし、タクシーに乗って行き先を告げても、どこ?と聞かれることは少なくなった。新生児室にも時には一人の新生児ということはあっても、誰もいない、ということはようやくなくなった。それなりの分娩施設として、妊婦様に受け入れていただいたことは何よりである。

ここに集う妊婦様が、また次に妊娠したときに、再度当院を訪れていただけることが何よりである。それは残念ながら、途中で高次医療施設を紹介しなければならない場合もあるかもしれない。それでも何かの時に相談いただけることは、ありがたいことであると思っている。つまり、医療においても、人間社会としても、お互いの信頼関係が構築されているということであろうと思っている。

そうした信頼関係があればこそ、クリニックを続けていこうと思えるのであろう。ということで昨日はせっかく高次医療施設に紹介した方が、当院でお産をしたい2名ほど帰ってこられた。ありがたいことである。その信頼にこたえられるように、より真摯な姿勢で取り組みたいと思っている。できれば再度送らなくていいようにとはおもっているが、こればかりはわからない。それがお産でもある。

P1000424 (480x640)

開業前に(2005年ごろ)器探しで天草を旅行した。その際に見つけた窯元。当時は 郷 山亀窯(ごう さんきがま)であったと思うが、今は十朗窯となっている。天草の下田の温泉からすこし北に上り、山の斜面にあったような・・。東シナ海がきれいに望める夕日のきれいな場所であった。

gou (545x398)

この蛇割?の焼き物を重宝していたのであるが、熊本地震で割れた。残念。ここを再度訪れたいが、残念ながら今の状況では1時間以上のドライブをという気にはなれないし・・・。ま、いつの日か、と。

↑このページのトップヘ