2017年02月

ここ数日暖かい気候が続く。春もそこまで、そして4月が来る。熊本地震からおおよそ1年が立ちつつある。熊本県内はいたるところで、補修中であり、年度が変われはさらに公共工事は加速されることであろう。当院の補修もいったん3月末で完了となる。

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阿蘇に行ってみて、当たり前のことに気付いた。工事をするためには、人手と機械が必要であり、その現場への交通路が確保されないと不可能である。阿蘇方面の場合、被害が大きかったこともあるが、肝心の道路自体の補修がされないと、物を運べない。そのためにまず道路の確保が第一である。俵山う回路ができたことで、南阿蘇から熊本方面への進入路が二つ確保されたこととなるが、それでも大変なことであろう。

次に、工事をするためには業者の確保が必要であるが、各地で工事となれば、引っ張りだことなり、確保もままならない。公共工事でも入札が成立しないと聞いている。となれば、現時点では随意契約となるわけで、それはそれで仕方のないことである。

しかしそこに絡んでくるのが、各種の補助金である。今回熊本地震の復旧ということで、各種補助金が提案され、当院もその補助金を申請している。その条件として、見積もりと入札ということになっている。確かに入札をして、適正な金額に、というのは当たり前の話である。

でも、今の熊本の物も人も各種専門家も不足の状況では、入札の成立は難しいであろうし、入札が不調に終われば、工事の開始もそれだけ遅れるわけである。

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そう考えてくると、当院は恵まれていたかもしれない。震災直後数日間は水が出なかった。でも電気の復旧は早かった。そして、クリニック目前の通称”国体道路”には大きな被害もなく、クリニック周辺の道路事情は確保されていた。

クリニックに綿数のひび割れや煉瓦タイルの剥離破損が生じ、雨漏りも生じた。そうした問題も順次少しづつ解消された。補修に伴い、金額が発生することは当然のことであり、その金額に対して補助金が交付されるなら、それもありがたいことである。

ただし、この補助金申請はなかなか面倒で、提出先の熊本県と行きつ戻りつの書類の取り交わしである。果して補助金が交付されるかどうかもまだ定かではない。工事が完了すれば、当然支払いも発生するし、補助金の最終的な問題は、その支払い後ということになっている(支払い終了後の清算)。各方面の話を伺うと、この清算がさらに大変なようで・・・・最大の懸案である。いよいよその時期が近づきつつある。

写真は、阿蘇からの帰りがけ、俵山トンネルを出て、いったん俵山の中腹まで上がって、それから下がる。その中腹くらいから熊本方面を望む。で、よくみると山の稜線が二重に見える。さらに拡大すると・・・・

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春、黄砂のためか、ややかすんでいる。手前の山の稜線の頂上にアンテナが見えるので、これが金峰山のテレビアンテナ。ということは、その背後にあるのは、雲仙ということになる。クリニックから見える雲仙と、阿蘇から見る雲仙ではこうも違うのである。

日曜日、天気が良くて、ちょうど車を久しぶりに手洗いしたこともあり、乾燥がてら、ドライブをすることにした。幸いお産の患者さんもいない。

噂では、俵山トンネルは、う回路を利用して使用できると聞いた。それで周囲の車の流れに従って、阿蘇に向かってみる。本来の俵山トンネルにつなぐ道は、橋も道路自体も壊滅的なダメージを受け、復旧に時間を要する。そのため、生活道路や旧道を急きょ整備して、トンネルまでつなげた、という話であった。

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天気も良かったこともあり、結構車が多い。周囲の施設もやはり同じように壊滅的なダメージがあり、いくつかの施設は取り壊し中であった。トンネルと抜けると写真のような風景が広がる。しかし周辺の施設はいくつは開いているけれど、閉ざされたり、解体中の施設も少なくはない。

震災の影響、そして観光ルートの途絶、などの影響であろう。ようやくこうして迂回ルートができたとはいえ、一本道では大雪や大雨の日には大変なことであろう。そしてそれは、この地域あるいはこの地域を通過せざるを得ない方々の苦労は言うまでもない。

早く道路も含めた生活基盤の復帰が望まれるところである。そして当院に通院されているであろうこちら方面の方々の妊婦様の負担が少しでも減ることを願うばかりである。

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方角的には、この煙は、垂玉温泉ではないかと思うのであるが・・・。大学生のころこの温泉の存在を聞いた。混浴の露天風呂がある、という興味深い話である。で、それじゃいってみようと、熊本市から友人数名と訪れる。学生のころだからできた話でもあるが、それでも数回訪れたような気がする。

最初に訪れたころは、橋のたもとに脱衣所があって、そこからトントンと歩いて行ける。しかし、夜間の来訪者がおおくなったのか、いつのまにやら門ができていた。数回訪れたが、残念ながら女性と同浴の機会はなかった。

また学生の最後のころに、同級生の親睦会がこの地の清風荘であったような気もする。泥湯や露天風呂があった。酒飲んでゆっくり湯に使ったのは、この1回きりであるが。

その清風荘も含めた垂玉温泉も壊滅的な被害を受けたときいている。施設も道路も壊れ、復旧もままならないと。確かに、これだけ道路が寸断され、あちこちで被害が出れば、その復旧は大変なことであろう、と。いつの日かまた訪れる機会が来ることを願おう。本日は復旧がすこしでも順調に進むことを願って、帰宅の途につく。

当院では、電話あるいはネット上での予約が可能である。とはいえ、お産を取り扱う施設であるから、必ずしも予約通りに診療ができるとはいえないが、でも予約の時間から1時間以上遅れることはない(と思うけど)。

私の性格は、”さっさとやって、さっさとかえろう、渋滞・行列に並ぶくらいなら、遠回りを”というものなので、その信念を当院の外来にも通しているつもりである。基本は、駐車場に車を止めて、受付して、そして会計を済ませて、お薬を受け取って帰るまで1時間を目標としている。

とはいえ、時に、緊急帝王切開がはいったり、あるいはお産が重なったりすると、予定通りに外来が進まず滞ることもあるわけで・・・。それは皆様お互い様ということで勘弁いただくしかないのである。また、急きょ外来を閉鎖することとなった場合、予定の方に先にこちらから電話を掛けて予定を変更していただく、ということも行っている。


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先日、友人がとあるクリニックを受診した。そのクリニックは昔ながらのやり方で、受診して、予約のノートに名前を書いて、順番で呼ばれて、それから問診、その後診察と。受診したのは朝で、終わったのは午後になっていた、と聞いた。

また、別なクリニックでは、いつも予約しても、予約通りに診療されたことがない。予約診療とは名ばかりで、いつも2時間程度またされる、とも聞いた。

いろいろなクリニックの事情があるので、それはそれで、と思う。当院に関しては、私なりの基本方針もあるが、その後いくつかの事情により、スタッフによる分業制が進んだことと、スタッフの習熟度が上がり、その効果も見逃せない。(この点では、スタッフに何より感謝である)

たとえば、私がお産で呼ばれて、診療不可のばあい、スタッフが気を利かせて、必要な説明や超音波検査や採血検査などを済ませて、私はあとの説明だけという状態になっていることもある。また、待ち時間が長い場合には、いったん外出ということもありうる話である。

また、当院は予約診療をおこなっているが、予約以外の診療も行っている。予約だけではないし、また産科という都合上急に何かということがあるであろうから、そうした場合にも対応できるようにと。予約なしでも目標1時間で終了である。

ということでは、あとは診察する私の体調を保つこと、これがポイントである。私の気がそがれるあるいは体調不良だと、どうしても診療効率が低下して、だらだらとした外来となってしまう。そうなることのないように体調管理に気を付け、そして問題には早期の解決をと願っている。

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写真は弥護山?矢護山?である。先日の日曜、ちょっと旭志まで足を延ばした。山の形がいいなと思った。でも、たぶんこの山には、雪もあるが、熊本地震のために通行不可の道がまだあって、そのそばまで行くことは難しいかもしれない。

ここ数日好天も続き、昼間は暖かい。その分夜は冷え込むのではあるが。まだ季節は2月だから今しばらくは、寒かったり、暖かったりが繰り返すことであろう。

秘密の前庭でも、チューリップや水仙(もしかしたらクロッカス?)などの新しい新芽がにょきにょきと顔を出している。

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新芽を見ると、思わず頑張れといいたくなるのである。この時期まだ寒く、これらの新芽はすくすくと育つとはいいがたく、ゆっくり育つ。この場所は、風通しもいいが、日当たりもいい。風に倒れることなく、育ってくれるといいのであるが・・・。

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今年の開花状況を見て、この前庭も調節しようと思っている。でもその前に、球根として植えた花々がどのように咲くのかな、と。球根を植えたときの作図を残していないので、今となってはどのように咲くのか、何が咲くのか、あまり自信がなくなったので、開花状況を確認して、次年度へということになることであろう。

裏庭の同じ水仙もようやく咲き始めた。この前庭と裏庭では、開花の時期が1か月ずれた。いかに日当たりと。日陰の時間で開花の時期がことなるか、という実験のようなものであった。

仕事柄ということもある(気になる患者様がいれば遠くに行くことはできないし、いつお産の入院があるかわからないし、あっという間に産んでしまう方もいらっしゃるし)。また渋滞に巻き込まれることが嫌な私でもあるから、この地で、マイペースで仕事もプライベートも過ごすほうがありがたい。

仕事もプライベートも表裏一体なので、そうしたプライベートとして、農作業はベストであると思っている。車のワックスがけもいいかもしれない。もう少しあったかくなって、好天が続けば、いい時期となる。外で、何か焼いて、昼からビール(ただしオールフリーであるが)でも、という気分にもなるかもしれない。春はそこまで、と。

分相応に、自分のできる範囲で、人様に負担をかけずお気楽なシンプルライフ、これが私の求めるライフスタイルである。

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先日の日曜日に、クリニックの屋上から、西の方向の写真である。遠くに金峰山、手前に隣の畑のハウスが広がる。

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金峰山の左方向を拡大してみると、うっすらと白い山が見える。方向的に、たぶん雲仙だけの冠雪である。手前に見えるマンションは、長嶺界隈である。ということは、やはりこのクリニックの存在する場所は、熊本市の中心部(この場合下通上通り界隈であるが)より、少し高台であるのであろう。

さらに手前に目をやると、このようについに宅地開発始まった場所が。

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2年前に宅地開発の話があり、熊本地震のあおりで工事開始が1年くらい遅れたようである。しかしついにこの様に進みつつある。4月には宅地造成が終わり、はやければ年内には住宅着工と聞いた。この長嶺・戸島・小山界隈には、この様に宅地開発中の場所が数か所あり、あちこちで家が立ちつつある。

この長嶺界隈に私が、開業しようと思ったのは、平成18年、いや平成17年であったろうか。そのころと変わっていないと、思っていたが、やはり変わりつつあるのである。

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これは平成17年7月ごろに、たぶん鶴屋の横の建物の屋上から東方向を眺めた写真である。梅雨時で雨が降り、わかりにくいのであるが、真ん中にあるレッドクロスが現熊本赤十字病院であり、その背景に広がる緑の部分が長嶺・戸島の農地の部分である。

当時立地を探して動いていた時期のものである。

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そしてこれは高速にかかる陸橋界隈から撮った現地の写真である。手前に農地が広がり、遠くに見えるのがマンションほかの市街地群である。この様な立地条件であることに今も変わりはないのであるが、すこしずつ、宅地化されつつある。

それでもこの長嶺界隈の変化はまだスローな方かもしれない。南の流通団地界隈、熊本駅周辺、北区の四方木植木方面、光の森界隈と、やはり変わりつつある。熊本震災の影響があるとはいえ、それでもやはり変化している。

日本も、熊本市の人口も減るであろうといわれつつ、これだけ開発されていく。これは熊本以外の地域でも同様であろう。福岡なんて、本当にびっくりするくらいの変化があることだろう。

ということは、光があれば、影があるはずで、そうした地域がどこに広がるか、予測もたやすいのであるが・・・。





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