2017年02月

ここ数日いつもお産の方が待機している状況で、そのため外出もままならぬ状況であった。日曜日の昼間にようやくその状況が解決した。

風は冷たいけれど、天気はいい。車の掃除、庭仕事、と悩んだすえに、まず散髪に行って、それからちょっとドライブと。

DSCN3806 (640x480)

今、立野は57号線の通過不能という事態のため、この立野までの道が混んでいることはまずない。しかし立野では阿蘇の入り口どまりなので、それから大津に下り、ミルクロードを通ってみる。途中で少しづつ、雪が残り、道路凍結の可能性を感じ、そして小国方面の道は積雪のため閉鎖されていた。

赤水方面へ降りるところで、車を止めてと、上の写真である。時刻は午後3時。これから降りて阿蘇を回って、南阿蘇方面へむかうと、夕方になりそうだし、万一呼ばれた場合すぐには帰れない。ので、ここで引き返すこととする。

DSCN3804 (640x457)

クリニック方面からは見えない角度である。

DSCN3808 (640x464)

これは大分方面の山々であろうから、当然クリニックからは望めない。

阿蘇は本当に近くて遠くなった。そしてこの時期、阿蘇方面から当院にお越しの方々の苦労がしのばれた。くれぐれも道路事情にお気を付けください、と思いながら、帰途につく。近くて、遠くなった阿蘇であり、この問題が解決するのは、数年先となるのであろう。

311号は約半年ほど使用停止となっていた。4月の熊本地震直後は被害が出なかった。梅雨時をすぎ、夏場の大雨の時に、トイレの天井から漏水が発覚し、使用を中止した。

原因を調べると、屋上からの雨水の排出する導管が建物の中をとおっていて、その導管の破損が原因ではと推測された。問題はその破損部位をどうやって同定し、補修するか、ということで・・・。

また夏場に、3階の空調がおかしくなった。その原因として、3階の311号室の空気吹き出し部分にあるモーターの異常な揺れが原因と判明した。熊本地震により、空気吹き出し部分が移動したこと、冷房用の溶媒用のルートの振動・移動、そして経年変化などが考慮された。結局、モーターを交換し、パネルのずれを治すことで、3階の空調の不調は解決した。

この二つの問題があり、311号室はながらく使用停止としていた。


DSCN3746 (640x471)

実は311号室は、もともとは病室ではなかった。クリニックの設立当初は、この部屋は、私のトレーニングルームとしてピラティス用具を配置し、この部屋であれこれやっていた。そのためこの部屋はそうしたトレーニング向きとしていた。

しかし、次第に患者様が増えて、病室が足りなくなった、ということで病室に転用し、その後建物を増築したことで、病室不足は当面解消された。そのまま使っていたので、この部屋は設立当初のトレーニングルームを病室転用のまま使っていた。

その結果、いくつかの問題があった。床がカーペットでないこと、空調機の調節が入り口部分にあること、患者様用のベッドの頭の部分がないこと、などである。で、今回、この部屋をカーペット張りにして、ベッドにもヘッドボードを設けた。(上の写真)

さらに、この部屋の新たな試みとして、52インチディスプレイを壁付けした。ベッドからはななめのほうこうになるのであるが・・・。

DSCN3745 (640x480)

今回の補修に伴い、天井やクロスの張替が必要となったので、クロスも一新した。生まれ変わった311号室ということになる。ようやく使える環境が整ったので、今日から使用開始となる。


2月9日、外来診療の忙しく働いているときに、突然電話がかかる。

(原則として、私は勧誘の電話には対応しないと、スタッフに説明しているので、電話勧誘ではない。私が問い合わせた件のコールバック、知人からの電話、そして求職の問い合わせのみ電話応答することとしている)

人材紹介業から電話で、担当の方の遠回しな言い方でよくわからない。申し訳ないが、単刀直入に、とお願いすると、産婦人科医師の求人であった。私の聞き間違いでなければ、80歳男性と。確認してもやはり80歳と。

DSCN3784 (640x480)


確かに当院で働いていただけるスタッフは大歓迎である。しかし、80歳となると、果たして私の求める産婦人科医師としての勤務に対応できるかどうか、疑問であったので、お断りした。

高齢だからダメというわけではないし、高齢であっても期待できる人もいるかもしれない。また仕事によっては可能な分野もあるかもしれない。ただ、今私の求める産婦人科医とは、緊急時にいつでも呼び出しに対応できること、外来診療を私と同様にこなせること、これが条件となる。

仮にその80歳の産婦人科医であっても、私の求める形で働けるのであればOKである。問題は、そこに人材紹介業者が絡んでいるということである。人材派遣業は、入職までの手続き、うまくいかなかったときに手続きなど、極めて煩わしい。

また、本当に働きたいという本人の意思が強固であれば、クリニックに直接コンタクトを取って、そして実際のお人柄を見て、ということであれば考えないでもない。

私自身も仮に80歳になったとしたら、そう考えるのであろうか、と。80歳になっても産婦人科医をつづけるか、ほかのなにかをするか、あるいはぼけているか、と。できればぼけずに生きていきたいけれど、人様に迷惑もかけたくはない。

DSCN3785 (640x477)

写真はうっすらと雪化粧の、寒いここ数日である。


平成28年4月14/16日の熊本地震。緊急の対応を地震直後に行い、さらにGW明けにいくつかの基本的補修を行った。その間に、地震の影響による被害状況を確認し、どこまで補修するか、という結論を下さなければならなかった。(補修の決定をしないと、その手配もできないので)。

外壁の補修は将来の雨漏りの予防のために必須であり、そして内部の構造上の補修も必要であり、そして患者様の目に触れる場所も、対外的に必要である。補修項目を列挙すれば、きりがない。しかしその中で、これとこれは補修しようと、決定し、ようやく補修の計画がまとまる。

当院の建設に携わった小竹組と松山県膣設計室にそうした工程を依頼し、補修工事のスケジュールを組む。調査におおよそ1か月かかり、それから各種の手配と、特注品などの調達状況などを考慮し、秋からの工事となった。予定では、年内に終了するはずであったが、足場を組んで、建物をよく見ると、さらにいくつかの追加補修工事が必要となったり、またその間に雨漏りが露見したりと、そうした結果、工事が長引き、結果3月までとなった。

DSCN3767 (640x479)


巷の話では、震災後の特需ということで、現在熊本県内の、建設業や内装その他の業者の方々はあちこちで忙しいらしい。そのため工事の手配が大変であると聞く。見積もり合わせをしたくても、肝心の業者が見積もりに参加できない、とか、人件費や資材の高騰で、建設費が予想以上に上昇しているとか。

当院の補修に当たっても、そうしたことが全然ないわけではないと思うが、それでも震災直後からの時間を用意しての対応であったから、料金の異常な高騰はなかった、と思っている。ただ、この補修が終了したら、担当した小竹組も、松山建築設計室も、次の物件が目白押しと聞いているので、しばらくの間補修や追加工事は難しいと聞いている。

でも、おかげさまで何とか熊本地震の跡が目立たなくなった。(実はよく見ると、あちこちにまだ残っているが、そこには目をつぶろう。いつか機会があれば対応したいが・・・)さて次は、お金の支払いの問題となる。

DSCN3768 (640x479)


最後に、私の体調もようやく復帰というところであろうか。タミフルを服用すべきか悩んだのであるが、熱は出なかったし、自室ぬくぬく、何もしない引きこもり療法が功を奏した。まだ長時間体を動かすと、少しだるさを感じるが、それでも数日前の比ではない。

ここ数日寒波の来訪と聞いている。病み上がり、無理せず安全運転を心がけたい。


写真は、診察室1と2の内壁。震災直後から大きな皺が縦横に認められた。

患者様は入ってきて、私のほうを向くから、普通皺には気づかない。帰りがけに目にするくらいである。一方、私は患者様のほうを向いて説明するので、この皺が気になって、気になって。仕方がない。また、こうした皺の与える患者様への不安感を考慮し、クロスのみ交換した。(ボードまで交換すると時間も費用もかかるが、クロスのみなら1日である。ただし、また地震が来たら同じような皺が寄ることになるが・・)


DSCN3747 (640x480)

これは、クリニックの2階の吹き抜け部分である。昨年の10月から始まった熊本地震の補修工事もほぼ完了しつつある。外壁の補修、接合部分の補修、雨漏れの補修と進んだ。後はいくつかの内装の仕上げと、玄関前の割れたタイルの補修となる。

本来なら2月に仕上がり予定であったが、まだ2月は寒いので、タイルの補修をしてもたぶん乾かない(玄関前はクリニックの建物の影となる北側)ので、少しでも気温の上がる3月にということになった。

建物の外壁の補修が進むと予想以上の出来栄えである。というか、新築時はこの様なかんじであったのか、と改めて感じるばかりである。で、その結果2階のカーペットは開院以来そのままで、ややみすぼらしかったので、一新した。(これは補修ではなくては、経年変化による交換である)

ちなみに、熊本地震による被災をすべて補修することはできなかった。金額の問題もあるが、微細なところは行わず、今後の建物の使用に大きな影響をもたらす部分を優先して行った。唯一の例外が、この2階のカーペットである。

さて、そうなるといよいよ支払いの請求書が届くこととなる。いい形で仕上がったので、お代もそれなりのものとなる。でもこれは正当な請求であり、それを覚悟しての発注であるから・・・・。

DSCN3748 (640x480)

2月7日、診療中からどうも体調がおかしい。倦怠感と咳の自覚症状で、熱はない。これはインフルエンザかな、と思って熱を測ったら35度6分と。でもきついし、自宅安静と内服薬で様子を見ることにした。

2月8日、水曜日の外来休診日。咳が少々、でも熱はない。体力温存として、必要事項以外に、余計なことは一切せず、寝て過ごす。ちなみに、平常時には私の睡眠時間は5時間程度+昼寝20分というものである。2月8日は8時間くらいは寝たかもしれない。

2月9日 今朝は、腰が少し重い感じが残るが、全体的には体調はいい。でも朝はよくても、次第にということもあるから、今日もゆっくり自分自身をいたわりながら、と。

↑このページのトップヘ