2017年07月

昔といっても、もう18年くらい前のことになる。天草の本渡にある病院で産婦人科医として勤務した。病院から歩いて数分のところに官舎があり、そこに住んでいた。古い1軒屋で、一人で住むには広すぎるけれど、歩いて通えるし、気兼ねもしなくていい家であった。食べ物もおいしく、海沿いで気に入っていた。

その後天草を離れ、熊本市内で勤務し、開業に至った。グリーンヒルを開院する前に(12年くらい前)、クリニック用の器を探しに、天草を訪れ、数件の窯元を訪れ、その際本渡にちょっと寄ったような気もする。しかし、開院後は天草を訪れることもなく、またその機会もなかった。(当時は片道3時間であった)

月日は流れ、天草で購入した器も少しづつ破損し、手元に残る器も数が減った。本渡に至る道でとして高速が一部開通し、本渡迄の時間も短縮されたと聞いた。しかし、訪れる機会はなかなかなかった。

4月より黒田医師が勤務されるようになり、少し余裕ができたこと、愛犬を失い元気のなくなった母への気分転換として、天草の窯元を訪れようという約束をしていたこと、そして7月25日の朝までにお産の待機者が生まれたこと、などより、黒田先生にまかせて、本渡を母と叔母と訪れることとした。

最初に丸尾焼に行く。

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中の展示は以前と変わらない。変わったのは、内部に小さいお子様用のスペースができていたこと、絵付け・仕上がりが以前と一部変化したこと、庭の置物がかわったこと、などであろうか。花器も少なくなり、生活用の器が増えていたような気がする。


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いまでは、非常に有名となった奴寿司。当日に電話をしたらランチOKとのことで昼に伺う。奴ずしは、当時私が勤めていた病院と官舎の間の中間点にある。毎日この前を自転車で通っていた。門構えも変わらない。

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店の内部もかわらないが、座卓が椅子卓中心に変わっていた。メニューもかわらないが、その下に著明な方の色紙が置いてあった。

以前もおいしかったと思うし、今も十分に美味しい。惜しむらくは、このカウンターに座ってお酒を飲んでつまむことができなかったこである。そして、今は祐目になりすぎて、敷居が少し高くなったような・・・。

さて、昼食後そこをでて、高浜へ向かう。

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本当はあと数件窯元を回りたかったのであるが、時間の都合で伺えなかった。またみよしのチャンポンとエビの宮川の小エビのかき揚げ丼が心残りであった。また、機会があればと天草をあとにした。

私にとっても、母にとってもいい気分転換となった。潮風は心地よい。

クリニックの前に焼肉屋さんができて、そろそろ本格営業になったようである。夕方、走ろうとクリニックの前を出たら、(というか玄関をでたら)、焼肉の匂いが漂っていた。

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この地は北から南に風が吹くことが多いのであるが、この時間帯は昨日の夕方は無風であった。で、道路に面した換気扇からどんどんとお店の内部の空気が吐き出され、それが周辺にただよい、広がって、当院の玄関まで到達していた。

実は数日前に、新生児室で焼肉の匂いがする、といわれて、???と思っていたが、たぶんやはりこの漂う匂いがどこからかはいってきたのであろう。

いろいろと原因を調べているが、24時間換気の通風孔か、2階の吹き抜け部分の踊り場の部分からの匂いの進入の可能性を考慮した。先日ちょうど台風が来て、踊り場のガラス戸の部分の隙間から雨が少しということもあり、ちょうど補修をする機会があり、この部分を補修した。

個人的には、この部分が一番の原因ではと思っている(踊り場の部分は、ちょうど真向かいに焼肉屋さんがある)。24時間換気の通風孔は、基本的に東か北を向いているので、南からの匂いは拾わないと思うのであるが・・・。

当面はこの踊り場の対策で様子を見て、それでだめなら、24時間換気の部分に匂いフィルターを付けるという面倒な作業が発生する。

こうなると、やはりリンガハット―が懐かしい。しかし、懐かしんだところでどうなるものでもなし、現実にめをむけなければならない。

一方、私個人は、最近新たな妄想ゲームにはまっている。海沿いに家を立て、犬を飼うとしたら、どこがいいかな、と。物件をみて、この地ならこれで、などと思いながら、勝手に空想を膨らませるというものである。なかなか面白いし、新たな発件もあるものである。


クリニックを立てる前に、いくつかの候補地を見て回って、この地にした。当時の写真は何回か掲載したと思うけれど、この様な感じであった。

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香味彩が存在し、この地にはパチンコ屋さんFESTAの看板が立っていた。

裏に回るとこんな感じであった。

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東に目を向けると、あかねそうがみえる。この地は、現在、左手は職員駐車場、右手はクリニックのメインの駐車場、そして正面は予備の駐車場となっている。

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西に目を向けると、長嶺小学校と中学校が見える。左にも右にも、田んぼが広がり、稲穂が少し黄色に近づきつつあるので、9月頃であろう。

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そしてこの風景に心惹かれて、この地とした。これはそのごのHPにも使った写真である。緑と青と白と、

以来10数年の月日が流れた。香味彩とリンガーハットは姿を変えた。この地の田んぼのいくつかは、当院の駐車場となった。また宅地開発の始まったところもある。

クリニックの横の田んぼであった部分は、ここ数年トマト栽培であった。しかし台風の影響と毎年病害虫が発生することより、どうもトマト栽培から撤退するような雰囲気である。

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噂では、田んぼに戻すという話もある。個人的には、田んぼのほうがいいな、と思っているが、それはあくまでも私の都合であり、農家の方々の苦労からすれば、どうなることやら・・・。

10年たてば、変わるものかもしれない。そういえば、私も体型も変わったし、嗜好も変わった。

土曜日外来が終了した。外来は黒田先生メインで見てもらうはずであったが、事情によりちょっとお手伝い。あれこれして、4階の部屋に戻ると7時。さて、今日はどうするか、と。

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実は、土曜の早朝に牛乳を買いにスーパーに行ったついでに、サクランボと葡萄を見つけたの夜のお楽しみに購入した。

最近エゾシカの味付き肉をいただいた。また鮭の燻製もいただいた。そしてこの本も手に入った。

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ちょっと光の都合でみにくいけれど、NHK-BSの”あてなよる”に出ていたレシピと、たぶん披露されなかったレシピを掲載した”おつまみ帖”である。

で、この本の中に鮭の酒浸し、というものがあるので、それに挑戦。日本酒はそれ用である。で、あとはスペイン産のお手軽ワインで、と。録画した映画で何を見るか、と思ったら、”ジャージーボーイズがあった。フォーシーズンズ自体が流行したのは、私の生まれるころの話であるが、”シェリー”や”君の瞳に恋している”などの背景を見る貴重な映画であった。さすがクリントイーストウッド監督と、納得する。

ジャンボタニシ(スクリミンゴカイ)は要注意外来生物であり、日本でもその生息域を広げつつあると聞く。クリニック界隈でも、以前養殖を行っていた施設が健軍川沿いにあったそうで、採算に合わず閉鎖されたが、そこから逃げ出したジャンボタニシが少しづつ生息域を広げたと、聞いている。

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田植えから約1か月。クリニックの裏手に広がる水田も、少し成長して、風になびくようになってきた。その稲の足元を見るとこの様にピンクの卵である。この卵は神経毒でまもられているため、他者に食べられることなく、2週間後に幼虫となり、再び水の中へ。

稲穂を食べることもあり、有害な外来生物であるらしい。しかし、その駆除は難しく、結構生息域が広がっていると。実際この田んぼは、冬場は畑になって、霜も降りているが、それでも越冬し、こやって卵産む成体が存在するわけであるから、たくましい。

農家の方も実は、この田んぼには駆除のための薬剤をまいていると聞いているが、大体私が数える限り、20個くらいの稲当たり1個くらいの割合でたまごが産み付けられている。この卵塊から生まれる幼生体の数を考えれば、どう考えても、駆除に成功しているとはいいがたく、均衡をtもっているというほうが正しいかもしれない。

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とはいえ、この田んぼから普通のお米が取れることも事実である。確かこの田んぼから8-9俵取れると聞いたような気がする。俵が60kgだっとすると、500kgくらいのコメが取れることになる。

この地域は、裏に貯水場があり、気温差が生じることもあり、よく風が吹く。そのため風にたなびく稲穂の姿は、なかなかいいのである。梅雨もあけ、もう少し背丈が伸びれば、トンボも飛ぶ。青い空と、入道雲と、稲穂の緑。青白緑の好みの季節がやってくる。そして緑の宝石の季節ももうすぐである。

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