2017年11月

現在当院では2017年4月より黒田医師に勤務いただいている。当院の事情で9月から外来日を増やして、月、火、土、そして時に金曜日午前と勤務いただいている。ということは、その間私は休息できるということになる。これを利用していままできたなかったことを少しだけさせていただいた。

しかし、そのありがたい休息の時間も終わりに近づきつつある。12月からは火曜土曜の外来となるし、1月からは黒田先生はお休みである。

ま、いつまでも休息ということはあり得ないし、それはそれで仕方のないことである。また、そうした状態が続くと、私自身もずるするというか、変な癖がついてしまうようで・・・。でもお産の多い時にはありがたい、と心底思う。昨日も帝王切開あり、お産あり、で水曜日とはいえ、忙しい1日であった。

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忙しい状況が当たり前であれば、その忙しいことに疑問を挟むこともなく、ひたすらその忙しい状況にたいおうするだけのことである。去年まではそうであった。

ただ、医療の世界でも、残業や過労の問題が叫ばれる昨今、現在の当院のスタイルではちょっと?と思わないでもない。しかし、私自身が納得していることであるし、私の体がそれについていく間は、その方がいろいろな意味で都合がいいと思う。

ただ、私自身の年齢もあり、いつかはそれが維持できなくなる日が来るかもしれないけれど、まだその日が来るのはもう少し先のことであろう。それまでは、今のスタイルを続けることが、結果として私の体調管理の維持にもつながっているような気がして・・・。

さて、写真は、先日近所で見かけた吊るし柿である。柿取り、皮むき、そしてつるすこと、と懐かしいような。そして今私がすることのない世界でもある。干し柿か・・・。

大豆の収穫作業があれば、きっとその畑には取り損なった大豆や、あるいはこぼれた大豆が存在するわけで、当然それを狙って、鳥が押し寄せることとなる。鳩であったり、雀であったり、烏であったりと。そして、そうした鳥を狙う鳥も存在するわけである。

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10月から私の部屋の窓枠にお越しになったチョウゲンボウは、最初のころは窓枠にバッタの残骸であった。でも最近は生々しい鳩の羽毛や血の跡が残るようになった。ということは、どうやらそうした鳩雀をねらっているようである。

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こんなものが残っている。

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どうも、この窓枠から飛び立って、下の田んぼの周りをとんで、貯水池のフェンスにとまる。

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このパターンを繰り返していて、時に田んぼの周りに急降下である。

顔つきも少したくましくなったような気もするが・・・

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豆をまいて90日で収穫。これが家庭菜園の枝豆である。旬の内に撮らないと美味しくないが、家庭菜園程度であれば、すこしくらいずれても・・・。

クリニックの周辺には、大豆畑が広がる。花が咲いて、青い葉がそろそろ枯れてきた。茶色のものが枝状にたっている。常日頃どうやって、収穫するのであろう、と思っていた。で、日曜日あちこちじてんしゃでいどうしていたら、見てしまった。

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このコンバインが動いた後が、こうなっている。

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米も、麦も、豆も、トウモロコシも、収穫するのは、たぶん全部別な機械であろう。おまけに、当院の周辺は住宅地と農地が混じり、田んぼと畑も混じって、となると、収穫するほうも大変であろうなと、思わないでもない。

大規模機械化をすすめて、畑と田んぼを統一したほうが、収穫や人手の面からすればこのましいことであろう。しかし、その分病気や災害の被害を一手に受けやすいこととなる。どこの世界でも通じるような話かもしれない。



ここ数日急激に冷え込む。昨日も天気は良かったが、気温は低く、12月から1月なみの気温と聞いた。そろそろ冬支度である。

クリニックの目と鼻の先に長嶺小学校・中学校がある。その間に銀杏並木があり、1か月前は銀杏取りの人を見かけた。いまはもう紅葉し、そして黄色のじゅうたんが敷かれつつある。

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本当に寒くなったと感じる。冬が来る前に、園芸作業を狩猟したかったけれど、このままではどうも終わらない。となると、何を優先するか、ということになる。

何事においても、自分に余裕がないと、人様のお世話はできないし、大きな出来事には迎えない。十分な休養と、栄養補給・水分補給が必要である、と常々思っている。とはいえ、その十分な余裕が必要な状態と、過剰な場合の判断は難しく、時に過剰となれば肥満の原因となるわけであるけれども・・・。

通常のお産においては、あっという間に陣痛が来て、つるつるすっぽんといような形で生まれる場合もあるわけで、そのような場合は、大体なにをしても、生まれるわけで、その点そうした体力の心配はない。むしろ産後の後陣痛や、産後の人間関係のほうが心配である。

しかし大多数の人は、お産までに時間を要し、時には数日眠れない、食べられない、飲めない、というような状況が続く方もいらっしゃる。そうした状態が続くことで、疲弊し、体力も低下して、結果としてお産の状態が遷延する。そうした場合に、薬剤の力で陣痛を増強することでお産になれば何よりである。でもやはりどうしてもうまくいかなくて、帝王切開という場合もある。

そうかんがえるとやはりお産も体力勝負であると思う。当然ながら児が生み出される瞬間が、最大の痛みとなるし、最大限の生み出す力が必要である。要は、最後の最後のその力を蓄えてお産に望めるかどうか、ではないか、と個人的には思っている。

無痛分娩の最大のメリットは、お産直前までの体力温存と十分な栄養水分の補給である、と私個人は思っている。だから、疲労困憊の出産前の妊婦様であれば、無痛分娩をすすめる。まずは無痛にして、痛みを取って、それから十分な水分と栄養を取って、寝ることをすすめる。寝ている間にお産が進めば儲けもの、と。結果としてやはりお産がすすまなくて、帝王切開となる場合もあるけれど、それはそれで、一生懸命頑張った結果なので、と思う。

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私自身も同様である。私の場合、夜中に起こされたり、昼間に帝王切開やお産で休みが取れないと、体力の低下著しい(11月で57歳となった)。なので最近は眠たくなったら、殺鼠眠れる間に眠る、こととしている。また30分以内の短時間昼寝も必須である、と思っている。

さらに疲れたときには、甘いものが必要であることも自覚しているので、そうしたものも常備するように心がけている。

余暇として、クリニックの植栽の手入れをしたり、ちょっと走ったり、と。また部屋でのこうしたPCの前に座る場合には、音楽と珈琲も欠かせない。そして週1回の週末のリラックスタイムとしての病院食から解放された食事と少量のお酒(私は、基本的に院内の食事の検食係りである)が必須である。

でもやはりそれだけでは時にダメになるわけで・・・。そうしたときには潮風に当たりたい。残念ながら当院から海までは遠い。(写真は、10年以上前の、福岡の海のある風景である)

さて、今日は気分転換にドライブか鶴屋のデパ地下めぐりでも、と思ったら、どうもお産の方が入院となったようで・・・

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