2018年01月

 昔の妊婦健診においては(超音波診断装置の無い時代)、お腹の中の赤ちゃんの大きさを調べる方法がなかったので、その代りに外側から計測される腹囲・子宮底が重視された。しかし、超音波計測で胎児の大きさがおおよそわかるようになり、こうした計測値の意義が低下し、施設によってはこうした計測を行っていないところもある。

 現在の超音波による胎児計測は、胎児の頭の大きさとお腹の大きさと太ももの骨の長さの3つのパラメータから推定されいてる。ただし、これにはいくつかの条件があり、その条件を満たさなければ、この推定体重は当てはまらない、ということになる。

 原則は日本人の頭位の赤ちゃんの大きさに基づくものであり、骨盤位であったり、人種が混在していれば当てはまらないのである。しかし、現実的にはそうした条件に合致する推定式はないので、そのまま利用しているわけである。

 また計測によって誤差を生じやすいのは腹囲であり、胎児のお腹が時に偏っていたり、羊水が少ないと計測に苦労する。(腹囲計測は、腹囲が円形あるいは楕円形であるという条件がある)

 さらに言うなら、測定する人によっても変わるし、同じ人でも2回目、3回目のと計測すれば案外変わることが多い。

 つまりこれらのことによって言えることは、超音波による胎児の計測は多少なりとも誤差が存在するということである。であるから、胎児の推定体重だけですべてを判定することは難しい。だから1点ではなくて、いくつかの点をつなぐことで、胎児の発育が、順調であるか、大き目あるいは小ぶりであるかを判断することとなる。

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 こうした大きさも大切な因子であるが、それ以外にも胎児の向き、胎児や付属物の異常がないかどうかを超音波検査で調べるわけである。

 出産が間近になると、赤ちゃんの向きを機にすることも多い。お母さんのおなかの中で仰向けか、うつぶせかということである。仰向けであれば、よく顔が見えるので4Dの写真がきれいに見えることも多い。しかしその場合、仰向けである。仰向けで陣痛がきて、顔がしたに向く(うつ伏せ)になっていただければ、何も問題はないが、そのまま仰向けのままだと星を見上げる姿勢(反屈位)ということになり、お産に時間を要することも多いし、最後まですすまず、時に帝王切開となることもある。

 また、赤ちゃんが大きいというと、難産を心配する人も多い。しかし不思議なことに、大きいから難産となるとは限らないのである。上記のように、反屈位も難産となることが多いし、そして何より母体の状態によっては2400gくらいでも難産となることもある。

 つまり、出産するお母さんの状態(疲労の程度、肥満、精神的状態他)によってお産は多きく左右されるのである。できればお産の最後の瞬間には、母体には精神的に落ち着いてほしい、と願っているけれど、痛みや恐怖のため別世界に行ってしまったお母様の場合、ちょっと苦労するのである。(そうした場合には、こうして、とかああしてなどの指示が理解いただけない)

 そうした経験から、お産に関してはいつでも何が起こるかわからないし、下から生まれなければ帝王切開にすればいい、と私は思っている。基本は出産する主体である母体の意向が最優先であり、次に優先するべき事項が母体と新生児の安全である、と思っている。

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写真は託麻新四国88ヶ所の9番 釈迦如来 と 71番 千手観音である。基本は個人の所有なので、所有者と明記がある。そしてたぶんそうした所有者の方々が花や水を上げているのであろう。でも、個人所有となるとと、88ヶ所の方の中にはその後手放されたあるいは所有者のいなくなったものもあるのでは、と思わないでもない。

ま、これからゆっくり探してみよう。

 再度体重増加の話である。前回体重増加を話を書いていたら、とある患者様に妊婦様の体重増加の話を説明したら、先生もね、といわれてしまった。どうもブログを参照いただいたようで・・・。(昨日こそは、今年一番の走り始めをと思っていたが、陣発の人がいて外出できず、またランニングは延期された)

 さて、今回の体重増加は、妊婦でも、褥婦でもなくて、新生児である。新生児の体重増加の話である。

本来なら、新生児は生まれた瞬間から小児科(新生児科)の対象であるべきと私個人は心の中で思っているが、日本においては生後1か月までは産科で診ることが多いこと、そして当院には新生児科の医師が不在であること、などより母親の1か月健診迄の簡単な状態なら当院で診察をしている。ただし、1か月健診は原則としてかかりつけの小児科医を紹介しているし、また、それまでに小児科受診が必要であると私が判断すれば、日赤や市民病院の小児科を紹介している。

 そうした中で、新生児体重増加は、よほどの体重減少がない限り、当院で経過観察している。体重計測というただそれだけのことであるが、しかしこの体重増加は、新生児にとっての大切な問題であると私は思っている。小児科の先生に言わせれば、適切な体重増加がのぞましいのかもしれない。しかし、私にとっては、生後1か月の時期はさっさとぶくぶくと太らせることが望ましい、と思っている。

 どうしても生まれたときの体重差は仕方がない。実際、先日まで新生児室には2200gくらいの赤ちゃんと、4300gくらいの赤ちゃんが存在していた(これは生まれたときの体重がそれくれであった。)ほぼ2倍の体重差であり、4300gといえば、1か月健診で4300gに達しない赤ちゃんもいる位であるから、それはすごいことである。

 ちなみに、確か当院では4500gを超える超巨大児が過去に1回だけ生まれている。この方はそんなに大きいにもかかわらず、母体に糖尿病もなく、つるんと産んだ。今回の4000gを超える方の母体にも、糖尿病検査は異常なかった。なので、両親の体格の影響ということになるのか、と。

 さて、もって生まれた体重は仕方がないとしても、その後の体重の増加は、生後の栄養をいかに摂取するかによる。そしてそこには親の考え方もあるかもしれない。

 楽勝でおっぱいが出る人にとっては、あまり気にならないかもしれない。泣いたらおっぱいをあげるだけ、と。でも、1か月健診で体重が増えすぎてます、減らしましょう、といわれると困ったことであろう。泣いたらおっぱいでリズムが成り立っているので、量を減らすと、泣き続ける子供をあやさなければならない。それならいっそのこと、やり続けて静かにさせて、体重が増えても仕方がないと、思わないでもない。

 1か月健診のころに、青春のころに様にニキビが花盛りで、お宮参りの写真に苦労する方も少なくないかもしれない。でも、これも仕方がない。時期ですから、と。あと数カ月もすればニキビは収まると思います、と説明せざるを得ない。

 一方、体重が増えないと、これはこれで困ったことになる。様々理由で体重が増えないのであるけれど、冬場のこの時期に新生児の体重が増えないと、ちょっと困るよなと私は思うので、さっさと体重を増やすようにお話をする。

 部屋の温度をあげること、母乳や人工乳の回数と量をふやすようにと、お勧めしている。体重が増えなくて、人工乳が増えていくと、母乳保育の確立という観点からは少し離れてしまうけれど、でも体重が増えなくて、病気がちとなってしまうほうが私にとってはお勧めできない状態であるので、電気代がかかろうと部屋の温度を上げて、がつがつ飲ませましょう、と勧めている。

 3000gくらいで生まれて、退院時がそのくらいの体重で、外来にて3日後に切れもらったら体重が100g増えていた。ということは1日33gの体重増加であるとすると、これはもうこの調子でとお話をする。しかしこれを仮に成人に適用すると、1日に体重の1%増加Okとはすごい話で、さすがに妊婦様に1日1%増加Okとでも言おうものなら、妊娠中の体重増加はすごいことになる。

 50kgの妊婦様で1日1%とすると、500gであるから、1週間で3.5kg、4週間で14kg。さすがにこんなに体重増加する妊婦様には出会ったことはないが、そのようなことを新生児にすすめているのであるから・・・・。

 でも、冬場の寒い時期に、風邪をひくこともなく、すくすくと体重が増え、ワクチンも無難にこなせば、さしあたりは問題はない。とはいっても、子供のことであるから、そちらの方面の心配はなくても、またきっと別の問題も生じることであろう。でも少なくとも体重増加や発育の問題で悩むよりは、とやはり体重増加を勧めてしまうのである。

 でも二重顎であっても、三重顎であっても、いかにむっちりしていても、この時期だけはまるまると太っているとはいわれず、多い成長して可愛いい、といわれる新生児の特権であると私は思っている。

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ここ数日、晴れていても午後には曇ることが多い。曇天である。青い空が恋しいのである。

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阿蘇方面も雪化粧がおおい。(しかし今朝は雨かな)

数年前からこんなものがこの界隈にあることは知っていた。

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クリニックの存在する住所は戸島西であるけれど、この託麻小山地区には、小さなお社が多いなと感じていたわけで、少なくとも88か所あるわけである。

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この様にきれいにされている場所もあれば、野ざらしの場所もある。たまたま見せていただいたこの場所で、話を伺うことができた。

託麻小山地区の88か所の方が、個人的に自宅の敷地内に昭和の中期ごろに建立した、というようなことである。そして毎年、4月5日は88か所めぐりなる行事があるらしい。

この地図で見ると、88か所は、結構広いエリアで、これを1番から88番まで順番に歩いてめぐるなら結構な距離になることであろう。

しかし自転車で数日かければ回れるかもしれない。自転車に乗るいい機会でもあるし、などと考えながらみていた。

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ここは42番。個人の所有物であると明記されている。

その前にこの88か所めぐりの話のある託麻商工会議所にもいちどいってみようかな、と。新年早々の今年の個人的目標ができた。

新年になってから運動をしていない。最近は、はしっていない。(言い訳は、走ろうと思う時間にいつも分娩待機者がいる)で運動不足もあるし、久しぶりに自転車に乗ることにした。

ちなみに、私の部屋にも自転車こぎがあるが、風景が変わらないので面白くないし、膝が痛くなるので最近ご無沙汰である。ということで、久しぶりにダウンをきて、手袋をして、カメラを背負って、自転車による散策を。

収穫1 運動公園のそばの正体不明のお店は、ジュエリー屋さんであった。

収穫2 白川の河川改修の工事は進んでいるが、まだ完了しているわけではない。

収穫3 運動公園のふもとの雑木林には、狸のような動物がいた。

収穫4 託麻新四国88か所めぐりなるものが存在する、らしい、と。

ということで、あちこち行って、最後に団子屋さんにいって、団子をかって帰宅するまで約3時間ほど自転車をこいだ。


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この写真の左側は、神園山の南側で、右側が小山山の南側で、その間の樹宅地そばの雑木林である。で、真ん中にぽつんといる茶色いものが、これである。

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お食事中である。

で、よくみるとおしりの皮膚がはがれて、ピンクの部分がみえる。病気かもしれないが、野犬におそわれたのかもしれない。少しびっこをひいている。

トウゲンポウもいる。たぬきもいる。そのような場所であるのが、戸島小山地区である。

というようりも、本来そういう動物がいた空間に、人が侵入して、彼らを駆逐したけれど、まだ彼らの存在する場所もすこしのこっている、というところであろうか。

連休までには初詣に行こうと思っていたが、お産でなかなか行けず、夕方に少し時間が空いた。で、どこにいくかと。雨は降ってるし、もう暗くなりそうだし、と。


で、ふと思って、農業公園(熊本県合志市にある)にいいってみた。はるか昔、まだ子供が小さかったころ、子供を連れていった。雨で午後3時過ぎ、来訪者もいないようで、閉園にむけて準備中という状態であった。本当は、阿蘇のバラ園にいきたかったのであるが、時間的に無理なので、農業公園にいってみた。冬のバラはどうなっているのか、選定の状況もみたいな、と。

本数が多いので、手入れも大変なことであろう。結構つるバラは剪定されて、すっきりしていた。ここまで選定するものか、と一人うなずく。バラの数は多く、確かに春の途秋のバラ祭り、というのもうなずける。これだけの敷地で、これだけの本数があればすごい。ただ、数が多ければ、目にいくものも多く、結果として目移りするばかりであるような・・・。ま、バラ園だから、それはそれで、と。

たかだか30分程度の滞在であった。帰りがけに、在りし日の息子の思い出がよみがえる。ああ、ここら辺の遊具で遊んだような気がする。ここら辺も歩いたような気がする、タワーにも上った、なと、ふと涙腺が緩むのである。子供が大きくなったからな、私が年を取ったからか、あるいは、と。

寒くて雨も降っていたので、写真は今回はない。天気の良い時期にと思うけれど、天気が良ければ人も多いだろうし・・・・。いつかは阿蘇や水俣や東京の京成バラ園にも行ってみたいものであるが、ま、当面はお預けである。

今回は現地写真は雨が降っていたので、とっていない。代わりに敷地内の白梅の写真を。

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この白梅は、私が個人的に買い求めたもので、盆栽用にと思ったが、面倒なので、地植えした。で、小さい頃に、芝刈りの際に間違って切ってしまったが、復活した。ここまで大きくなればもう刈ることはない。

ただし、当院の玄関前に白梅は少しにあわないような気もしているので、いつかは移殖が必要になるかもしれない。

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こちらも芽が膨らみつつある。3月かな、と。

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