2018年11月

さっさと行って、さっさと帰ろう。書いていて思いだしました。これは確かに私の基本であるけれど、この言葉に似たものを初めて耳にした当時はこうではなかったな、と。

当時私は、大学のラグビー部所属。授業が終わり、夕方になると少しづつ仲間が集まり、汗臭い部室での着替えが始まります。しかし、ただでさえこれから始まる練習を思うと憂鬱で、着替えもすすまず、それは私に限ったことではない。

おまけにそうしたときに限って、雨でも降ろうものなら、ますますそうなる。そうしたときにキャプテンが、さっさとやって、さっさと帰ろうぜと、みんなを鼓舞するわけで・・・。そして誰もがわかっていることですが、さっさとはじめても、さっさと終わらないのが、世の常で・・・。

着替えて、雨の中に足踏みしめて、グラウンドへ。当時はまだ医学部の裏のグラウンドは、駐車場ではなくてはグラウンドでした。雨の中で走り始めれば、最初は泥水をはねて、洋服が汚れ、ブーツに少しづつ雨水が染みてきて・・。そしてスクラムの練習が始まるころには、お互いの汗と雨土の匂いで独特のかぐわしい匂いが形成されます。仕上げに、セービングの練習ということで、水溜まりに向かって飛び込んで、と。気がつけば、泥と汗にまみれ、時間も2時間が過ぎ、と。

DSCN0657 (1280x959)


いまとなっては、30年以上前の話となります。当時、さっさと始めることはできても、いったん始めればそれなりに納得のいくものとなるまで、終わらない、ということは暗黙の了解でした。

そしてたぶん今も、さっさと行ってと自分を鼓舞して、そしてさっさとやって帰りたいけれど、ある程度のところで納得できるところまでやらないと、また再度やらないといけないので、きちんとやって、それから帰る、終了する、ということかな、と。つまり仕事始めになかなか気が乗らず、あまり仕事をしたくないときに、自分を励ますスタイルとしてこの言葉だけが、呪文のように残っているな、と。

ということで、さっさと仕事を始めることとしましょう。

DSCN0656 (1280x958)

上段は咲きかけの新雪、下段はまだ硬いつぼみのステンレススチール。

先日当院にお越しになった方の診療の際に、患者様との会話で、ふと思った。同じようなことは確か他にもあったような気がして・・・。ということで、今日はウィメンズクリニック グリーンヒルの外来診療に関して。

当院は、外来診療は、当日お越しの方と、診療を予約していただく方の二本立てで診療しています。これは当院は普通の開業医であり、病気が気になる方はいつでもどうぞ、という基本的なスタイルです。ただし、当院のスタッフの配置の問題、手術日の問題、院長の体調管理などを考慮し、現在水曜と日曜祭日は休診としています。

ちなみに、開業当初(2007年)は、水曜日は午前中のみ診療し、午後は休診としていました。昼休みを2時間として、帝王切開は昼休みに行う、という構想でもありました。さらに仕事が遅く終わる方のために、午後8時まで診療としていました。

開業後、少しづつ来訪者も増え、お産も増えました。スタッフも増え、習熟度も進んだのですが、やはり夜8時まで診療して、よく朝9時診療開始では、私自身の体力の問題もあり、夜7時までの診療時間に変更し、その際に昼休みを1時間として、手術(帝王切開)は水曜と土曜日に行うこととしました。以来、その診療時間としています。

どちらかというと、水曜日は手術日といいながら、私の休養日というニュアンスが強かったのですが、水曜日の用事も少しづつ増え、結果として水曜日は休診日ではありますが、何らかの仕事をこなす日となっているのが、現状です。(でも水曜の午後に時に何もない日も時に生じるので、その際にはちょっと院長なりの気晴らしとしています。)

DSCN0650 (1280x959)

ということで、水曜日と日曜日祭日は基本的に休診日です。しかし、産婦人科という分野である以上、妊娠された方の出血、つわり、破水、陣痛発来などの問題はいつでもあることであり、そうした場合の対応はまずは電話で相談いただいて、でそれから場合によっては診察あるいは翌日の診療時間内に診察という形となります。

こうした方々もいらっしゃることもあり、当日診察は避けて通れないスタイルであることもあり、外来診療においては、予約の方を優先いたしますが、予約なしの方であっても、あまりお待たせすることのないように診療しています。

実は当院の予約システムでは、初診の方であっても、予約することは可能であり、電話で対応、あるいはWEB上での対応が可能としています。

ただし、産婦人科診療であり、実働診察医師は基本的に院長である、ということから、外来診療時にお産が並行する場合、あるいは緊急帝王切開が閉庫する場合には、外来診療でお越しの方にいくつかのお願いをすることになります。場合によっては日を改めて、ということもあるかもしれません。

院長が診察できない場合、当院のすべてのスタッフで対応できることは対応させていただき、必要とあれば院長に指示を確認して対応することとなります。また診療のできない時間に、クリニックの分娩体制やその他の説明を行うこともあります。

DSCN0652 (1280x935)

そうした点から考えると、当院の診療は基本は院長の診察ですが、その診療を支えているのは、様々なスタッフであり、そうしたスタッフの協力により、当院の診療体制は維持されています。

ちなみに、私の基本モットーは”さっさとやって、さっさと帰ろう”です。行列の後尾にならぶ、とか、にっちもさっちもいかない渋滞に巻き込まれることは、極めて避けたい事態です。クリニックの診療も、できれば車を止めて、そして変えるまでに1時間をめどとしています。クリニックの中に3時間も4時間も滞在するなんて、私には耐えられませんし、お越しになる方々がそうならないように努めています。

とはいえ、時に2時間程度お待たせることもあるのは事実です。できるだけそうならないように尽力していますが・・・

といことで、何かあれば、基本的には当院の診療時間内にお越しください。急を要する、という事態であれば、まずはお電話でどうぞ。ただし、全くの新患(過去に当院を1回も受診したことがない)の場合には、夜間の時間外にカルテ作成ができない都合上(当院は電子カルテシステム)、対応は不可となります。この点をご了承いただければ、と思います。

写真は、中庭の今週の黄バラ、そして雨に打たれて少し変色した白バラとなります。


昼間の最高気温も20度を下回る日も出てきた。やはり12月目前だし・・・。バラも日日草もそろそろ見納めかな、と思っている。でも、まだつぼみのあるバラも多く、できるならきれいに咲かせてあげたい。

DSCN0646 (1280x945)


なので、赤のバラを一輪ピンチしてみた。なかなかこの赤は、豪華である。残念ながら雨に打たれているので、外側の花弁は少し傷んでいるけれど・・・。

朝、私はこうやって、ブログを書いて、それから会計の業務をすませて、それから病棟に降りていって、病棟の業務が開始となる。どこから仕事開始とするか、微妙なところであるが・・・。

開業当初は助産師も少なく、一人夜勤のことも多かったので、夜中に陣痛発来で患者様がお越しになるたびに、診察に出向いて、それから指示をだして、で、4階に戻って、と。これが一晩に数回あると、睡眠不足が続く。そうこうするうちに、助産師も増え、夜勤が二人となり、おかげで夜中に呼ばれる回数は減った。しかし、今度はお産の数が増えてきたので、寝ていたら突然枕もとの電話がなって、院長お産です、と呼ばれる形へと変わった。

夜間に突然電話がなれば、受話器を取って、要件を伺い、それからごそごそと眼鏡を探して、着替えて、2階の分娩室に降りていく。その所要時間は大体数分であるけれど、時に眼鏡が見つからないと面倒なことにある。慌てて動き回って、眼鏡を踏みつけると、さらに面倒なことになる。

そのため、私の眼鏡は大体数年おきに買い替えが必要となる。ド近眼の眼鏡なので、レンズ自体が安くはないし、おまけに鼻の低い私にかける眼鏡が重いと花から落ちるので、軽量レンズとフレームを探す。でも、この眼鏡は大切な仕事道具でもあるわけで、これが合わないと、極めて効率が悪い。ということで、この11月に1台新調した。ただし、これは予備用の眼鏡として、である。

さて、そうして朝まで起こされることもなく、平穏な朝を迎えると、私の朝の業務が始まるわけである。まずナースステーションに行って、スタッフに異常ないことを確認して、それから必要な診察を行う(生後4日目の新生児と、術後1日目にお母様など)。で、異常のないことを確認して、次は、クリニックの点検である。

1階に降りて、駐車場に出て、落とし物がないかどうか、ついでにバラを見て、ということになる。それから、部屋に戻って、次は3階の食堂へ。食堂で患者様が食事をされる場合には、私もお相伴させていただいて、ささやかな話題を提供する。

ちなみに、院長の提供する話題は、基本は4本立てで、①黄疸②ビタミンンK③抜糸④建物、の話となっている。最近は、食道にお越しになる方が少ないので、披露する機会が少ない。なお、この話題提供の前に、写真撮影というものもある。

それからいったん部屋に戻って、で、朝の申し送りに間に合うように、ナースステーションにいって、申し送り。終わったら、1階へ、そして診察が始まる、というようなものである。

DSCN0649 (1280x908)

さて、今日は私は健康診断なので、その日課お預けである。

ここ数日、朝の散歩時に、このフェンス沿いのバラを楽しみにしていた。

DSCN0633 (1280x959)

蕾につく朝露、少し開きかけて雨に打たれて、そしてようやく開き始めた、と思ったのが土曜日。で、日曜日の朝、いってみたら、なくなっていた。

どうも枝から切り取られたようで、スタッフに聞いても、どこにも飾っていない、と。ということは誰かが持っていたということになる。

ま、もっていこうと思う人に、持って帰りたいという気持ちを抱かせた、ということで良しとするか、と。

確かヘルツアスという名前で、京成バラ園から取り寄せたバラである。まだほかにも少しつぼみがあるけれど、そろそろこの寒さだから、もう咲かずに枯れていくかもしれない。

23-25日の息抜きの連休となった。私はお産の待機もあり、PCのメンテナンスで過ごした。そして今週は、私の健康診断がある。


11月24日は休診であった。好天に恵まれ、院内の各地での工事も無事進んだ。11月25日は日曜であるけれども、今日も工事が行われ、そして空調機器の試運転が済めば、26日からは暖房が使える。3階の病室のほうがまだ微妙で、1日ずれるかもしれないけれど、3階も27日からは使えると思う。

DSCN0626 (1280x946)

23日の朝も、外はうっすら白かった。24日の朝はもっと白かった。

DSCN0630 (1280x960)

ズームをかけると

DSCN0629 (1280x960)

霜柱かな、と。寒くなった。

現在空調工事のため、3階の病室は洋室を中心に空調の使えない部屋が5室ある。そのため、この時期の出産の少ないことを願っていた。幸いにポツリポツリと生まれていただいて(21日から5名)、何とか部屋はまわった。

ただ、工事や補修のために、音と匂いが発生する。これがまことに申し訳ない。今日1日で、あらかたの部分は完成するが、まだ少し残っている。しかし、クリニックにお越しになる方々や、病室を利用される方々の不便は解消される予定である。

さて、24日お産の人がいなければ、ちょっと遠出でも使用かな、と思っていたが、朝から初産の方がお越しになった。微妙な状態でどうかなと思っていたら、午後にはお産になった。午後4時過ぎにようやく解放された。

DSCN0643 (1280x991)


益城のふるさと市場にいって、それから銀行によって、記帳した。夜は微発砲のスーパーデラックス2018をいただいた。(上通りのクルトという自然派ワインのお店で手に入れた)。オリが結構すごいのである。これも楽しんで、といわれた。

DSCN0645 (1280x960)

↑このページのトップヘ