2019年11月

老朽化した、といっても開業以来だから12年経過した当院の電話をいよいよ12月に交換することが決まった。そして電話番号も096-360-5511に統一することとなった。(ファックスは096-360-6611で変化なし)


それに先立ち、電話回線を守るためのUTMの設置とWi-Fi工事が完了した。ということで、昨日からWi-Fi環境が整ったことになる。しかし、実はあまり私自身はWi-Fiを使うことが少ないので、まだぴんと来ない。電話がアイフォンなので、アイフォンのバックアップに使用する程度であろうか。


12年前の環境と、今の環境の変化、そしてまた12年もすれば、世の中はどうなるのか、と思わないでもない。しかし、将来を予想しても、その変化を予想して、同行することは難しいし、まして、12年後のクリニックの現況は考えるのは私の仕事ではないかもしれない。

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さて、来年私は還暦となるなわけで、で年男だからと医師会や産婦人科の集まりから、年男特集で原稿の依頼が届く。同じようなネタで数回も書くわけにはいかないので、ようやく二つ書いたら、また届いた。どうするかな。

少しづつ寒くなる。バラもそろそろおしまいかな、と。今咲いている分がきれいに咲いてくれれば何よりであるけれど・・・。

以前、バラの挿し木にはまったが、結局1本も成功しなかった。今回は種をまいてみようか、と思っている。

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これは新雪の花が咲いた後にできた。この黒い部分を切り開くと、種ができていた。これだけあれば、本くらい芽を出してくれるかもしれない。

ということで、種まき用の土も購入した。あとはこれをとって、種を出して、とすればいいわけで、春には結果が出ることであろう。でも、その前にまだ残った裏庭と正面の路側帯の手入れが待っている。まだ植える予定のビオラが苗床で放置されている。週末、天気がよければ、と。



私は自分勝手な人間なので、私が電話をかけるのはいいし、回答を待っている人からの電話も待ち遠しい。しかし、いきなり突然何らかの電話がかかってくると、困るし、慌てるし・・・。

もともと、友人と長電話をする習慣はない。必要事項や急を要する時には電話をするけれど、友人と話すのであれば、メール・ショートメッセージあるいは直接会って話す。実母と話すときにはメールが使えないので電話となるけれど・・・。

つまり電話を使う条件は、急ぐ場合、急を要する場合ということに限っている。なので、患者様に検査の件で電話をする場合も、何らかの理由で急ぐ場合、あるいは相手がその結果を待っている場合、ということなる。

ただ、電話をするときに、相手が話し中だと、数回は電話をしても、そのあとに連絡することを忘れてしまうこともある。これは誰でもあることではと思う。

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で、困るのが診療中の電話である。何らかの話を患者様としている時に、突然横から電話ですといわれても、患者様に失礼だし、そして何より診療が途中で途切れると、あとからその時点に戻すのがややこしくなる。

そして、そういうときにかかってくる電話が、何らかの勧誘の電話であると、極めてがっかりである。業者の方はそれが商売だから、それが商売だからそれは仕方がない。ということで、当院に電話をかけても院長には面識のある人しか取り次がない、というルールがある。面倒なのは、不思議なことに私の形態の電話番号を知っている業者の方である。

しかしながら、私がスマホを持ち歩くのは、勤務以外の時なので、通常勤務時にかかってきても対応できないし、あとでコールバックするつもりも私にはない。たまたまプライベートな時間にかかっても、基本的にお断りをする。というか、自分の住まないマンションには興味がない。お金は自分で働いて稼ぐものであり、そしてそうすることが自分自身のためである。

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時に患者様から電話で結果報告を頼まれることもあるし、電話再診を聞かれることもある。が、原則はお断りしている。結果は基本的に文章で郵送することとしている。

診療中はるいは何らかの他の行為をしている時に、問い合わせがあっても、そのカルテを調べて、その時の状況を思い出してしゃべったとしても、どうしてもすべての状況を思い出すことに自信がなく、その結果とんでもないことを伝える、あるいは大切なことを忘れるかもしれない。やはり慌てると、ろくなことはない。

なので結果説明であれば、私が落ち着いたときにカルテを見ながら文章で書いて郵送することとしている。複雑で説明することが難しい場合には、基本的に再診をお願いする。電話ですべてをきちんと説明することは難しい。

しかしながら、急を要して、院長との対話が必要な場合には、クリニック(096-360-5511)に電話をいただきたい。クリニックの電話は、基本的に24時間対応であり、そして院長への連絡は常時可能である。ただしお願い事項として、昼休み(13時から14時まで)と夜の就寝直後(22時から23時)はできれば避けていただけるとたすかるな、と。

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写真はクリニックのバラ。この中でもこの赤は、雨が降っても花弁が結構水をはじくので、きれいに咲く。オレンジも雨の後しずくの跡がのこりにくい。しかし、この白ともう一つの白、そして青・ピンク系統は、雨が降り、少し寒くなるこの時期、きれいに咲くことは難しい。




ウィメンズクリニック グリーンヒルは2007年6月開院である。で1年くらい前からいろいろと用意をして、開院に至るわけであるが、ということは、その当時に社会基盤をもとにクリニックは作られる。電気にしても、空調にしても、建物の構造にしても、と。


開院して12年もすれば、施設自体の補修が必要であり、修理すべきところとは修理するけれど、できないものもある。そして、その間に世の中の大きな変化があることも。そうなると、開院当初の状態に戻すことはもうできず、新しい基準に合わせなければならない。

そうしたことの一つが、電話回線である。開院当初はまだISDN回線が新しい電話の回線として主流であった。で、非常用回線としてアナログ回線を1本(当院の電話番号の360-6611)として、もう2本をISDN回線とした。当時、ISDN回線は1本の回線で、2本の使用ができるということであったから、2x2で4回線分確保し、電話が複数かかってきてもOKと。で、着信を360-5511に、発信を360-5558とした。

なので、当院から電話がかかってきた場合の着信履歴に360-5558が残り、皆様にはどこからだろうな、と思われていたかもしれない。

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2007年当時、それなり携帯は普及していたが、でもまだ固定電話が主流であったように思うし、いまでも施設自体は固定電話が中心であると思っている。

さて開院後数年して、光電話の時代が到来する。光電話の回線に変わったときに、当院の電話基盤はISDN対応であったし、当時はそうした施設(つまりISDNから光に変えても、電話機はそのまま)も多かったはずなので、それはそれでと、思う。

しかしここで、ISDNから光に変えた時点で、電話番号2x2の意味がなくなっていた。でもそのままとしていた。そしたさらに月日が流れた。

電話機とその基盤は2007年当時のものであるから、機種の選定が2006年ごろであろうから、おおよそ12年以上経過している。なかなか電話自体は壊れることは少ないけれど、使用頻度の高い受信器はそろそろ音が不安定となることもあり、そろそろ電話機の交換が必要かな、と思っていた。

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たまたまNTTの営業の人と話す機会があり、当院の課題(WIFI設置)も含めて、相談する機会があった。そこでいろいろと検討して電話機器の交換を検討した。そしてたまたたそこに別な会社の方も現れて、様々なことを検討した。

ネックは、やはりISDN対応の電話であった。これを光対応の電話に変えること、と同時に光電話対応になったときに電話回線をコラボ回線をつかったことで、流れが複雑になっていた。

当院の場合、電話機は沖、回線の大本はNTTであるけれど、使用する電話回線はコラボ回線と。そこに各社の思惑が入り、請求書が複雑になっていた。いったいこれは何の請求書と私自身悩んでいたし、よく理解していなかった。

なので今回、電話機を一新し、できれば一社にまとめることとした。修理時の対応も苦労するし、そうでないと、私の後任の方がきっと苦労するであろう。

そして、たぶん電話工事が完了するころ、当院の電話番号は096-360-6611(ファックス用、アナログ回線)と096-360-5511の2本に統一する予定である。

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ただ当院の電話にはもう二つ条件がある。ナースコールや非常用の入り口との会話との連動性である。ナースコールも考えてみれば、2007年生である。こちらを更新するとなるとまた面倒で・・・。できれば今回はそのまま行きたいけれど。

もう一つの問題は、PHSである。院内に水場のある環境は少ないのであるが、不思議なことにこのPHSが時々水没するのである。沐浴や洗濯の際に。なので、最低限の防水機能がないと困るのである。ところが、この水没対応のPHSはメーカーによっては対応がない。

ようやくその合致するメーカーも見つかり、工事をすることになった。そして、これを機にISDNの遺産を整理して、一元化を目指している。その工事を12月に予定している。

さらに、その工事に先行して、院内Wi-Fi化工事を11月27日に行うこととした。予定では11月28日から作動する予定であるが、どうなることやら・・・

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写真は、11月22日早朝 あさもや。朝もやがただよい、やや幻想的な・・・。

来年還暦で、還暦を過ぎても、何とか自分らしく、生きていきたいと思っている。そのために、すこしでも自分の歯を残し、できるだけ歩いて、そして可能なら歩幅を大きく、少しでも早くと。


左肘と、肩と、左ひざと、左ばかり痛いが、これは仕方がない。たぶん帝王切開の時の体の向きに理由があり、いまさら反対に立って、手術をすると、どうもうまくいかない。(私は患者様の右側に立って、体を左方向にひねって、手術を行う。以前は右たちであったが、開業以来ずっとそうしてきたので、今更変更すると、勝手が違ってぴんと来ない)。

で、体が痛いからと、動かさないでいると、さらに動けなくなる。おまけにそれをかばおうとして、ほかの部分が悪くなるという悪循環である。なので、痛くても、できるなら左右対称に動かすことを心掛けている(帝王切開だけは別格で)。

ここ数年、ロコモ、あるいはサルコペニアという概念も耳にするようになった。以前は他人事とおもっていたし、他分野のこととも思っていた。しかし、還暦を迎える私の体であるから、当然のことながら他人ごとではない。

今更見栄を張って何かをするつもりはないけれど、クリニックで仕事を続けることで、私自身の体調もたもたれるし、生きがいとしてもやっていける。現況を維持しつつ、少しづつ痛んでくる私自身の体をいたわりつつも丁寧に使うことで、すこしでも私自身の健康が維持できて、ボケが始まらなければいいな、と。

できれば、次の年男(72歳)くらいまで働けるといいな、と、思っているし、車の運転もできるといいな、と。

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裏庭。秋の草が元気になり、トマモも実がなっていたが、寒さで熟すこともなく、そのまま朽ち果てそうな雰囲気であった。そしてそろそろチューリップを植えないと、という思いで、11月22日取り掛かる。体が痛いこともあり、今回はチューリップを植える場所だけを対象に。


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ようやくこうなった。3本だけビオラを植えた。道半ばである。もう少し草をとって、芍薬の整理までいきたいが、難しいかもしれない。

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大小取り混ぜ20数個。まだ青い、果たしてこれから熟すであろうか?

11月20日午後2時から1時間計画停電を実施した。本来なら、1週間前に実施するはずであった。しかし1週間前はおさんの状況で立て込んでいて、1週間延期してもらった。幸い11月20日は、前日に帝王切開も済み、お産の待機者も朝はいなかった。なので、予定通り午後2時から1時間の予定で行った。

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停電に伴うPCのサーバーのダメージを避けるため、前もってサーバーを停止し、念のため自動扉を開放し、冷凍庫を開けないようにという院内通達を出して、臨んだ。この計画停電の目的は受電施設の状態診察である。開業後12年経過した、受電施設の状態を検査して、場合によっては補修交換というものである。

ちなみに、受電施設には内部に様々な機器やケーブルが存在し、大体交換時期は10-20年と聞く。で、今回の診断結果はまずはパスであった。次回は3年後で、もし施設・ケーブルの劣化と診断されれば(というかその可能性が高いと思っているが)、受電施設の更新という面倒な工事が必要となる。その際には、お金と時間が必要となるので、そろそろ3年後を見越して用意することが必要かもしれない。

1時間程度の停電である。これだけの時間の停電となると、熊本地震以来かもしれず、暗くなった院内であの時は・・・と感じた。

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明かりの消えた3階の廊下。非常灯だけが点灯している。

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これが非常用の灯りである。これはLEDではないような・・・・。

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熊本地震の時とことなり、ナースステーションだけは明かりがついていた。熊本地震後に着手した非常用電源装置が立派に作動した。1階の配電室と事務室の電源が確保され、2階のナースステーションと新生児室と分娩室と205号室のみ電気が供給された。

なので、理論上はサーバーの電源は落とさなくてもよかったのであるが、万が一を想定し、電源を落とした。ナースステーションと1階の配電室に供給されたため、電話・ナースコールも無事に作動した。
そう考えると、この停電により、非常時の事態のシュミレーションが実施できた。

停電は起こらなければ起こらない方がいいけれど、万が一を考えれば、と。私の都合だけでは決まらないし・・・。

でも、きっと3年後には頭の痛い問題が発生しそうである。計画停電で、用意周到でやらなくては、と。お金と時間がかかりそうである。


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