2019年12月

今年は、年末年始が少し長いので、この期間に妊婦健診のみ行うこととした。12月30日と1月2日に、10数名の方とお会いする。で、昨日(12月30日)は19名の来訪があり、夜にはお産が1例。そのため昼間はそこそこ忙しく、その合間に、課題の古いPCの再フォーマットと、部屋の掃除を行った。


12月31日は今のところ何もなさそうである。電子カルテのオーダリングの再構成とバラのお手入れが残っている。でも、もし今日天気が良ければ、少しドライブをしたいような・・・。すべては今日の天気次第である。

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数日前の霜柱である。裏の畑の田んぼににょきにょきと。今朝も冷え込んでいれば、このような光景が広がっているかもしれない。

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冬であれば、寒いのは当たり前である。とはいえ、地球温暖化で、身の回りの草花もこの時期に新芽?ということもあるけれど、やはりこれくらい寒くなれば、冬景色へと変わることであろう。


九州厚生局に開業時に届け出た年末年始の休診日は、12月30、31日、1月1、2、3日であると思う。なのでこれらの日は自動的に休診となる。で、例年は29日が診療おさめ、で4日が診療開始である。今年は、29日が日曜となり、そのため12月28日が診療おさめとなった。そのため、27日、28日と来院される患者様も多かった。で、その忙しい27日の昼間に帝王切開2例となり、ここ数日はてんてこ舞いであった。ようやく29日はお休みと思っていたら、お産の入院があり、ようやく夕方にお産も無事済んだ。

せっかくの休みなんだがな、と思いつつ、29日は昼間はたまっている仕事を行った。さすがに午後は仕事にも飽きたし、お産も済んだからと、ちょっと外出。パン屋さんによって、本屋さんによって、と。

今日30日は、いまのところお産の入院はない。でも雨が予想されるので、園芸作業は不可である。天気が良ければ、バラ園の冬お手入れを見に行きたかったが・・・。となると、残された大物作業がある。

1 10月に導入された電子カルテメニュー校正
2 古いPCの再生(再フォーマットとインストール)
3 部屋の掃除
4 バラの種の植えつけ(果たして芽が出るか)と植え替えと剪定

となっている。どうするかな、と。

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左側の電動ミルを数年使っていた。最近隙間ができて、豆がこぼれるようになったので、吟味して右側のデロンギを購入した。吟味したつもりであったが、使ってみたら、豆が予想以上に飛び散り、これでは前の機種のほうがよかった、という事態と判明した。

なので、急遽追加した。こちらも吟味したつもりが届いてみると・・・・

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予想以上に小さい。ということは・・・1回にひける豆の量がすくない。USBで充電ということではいいけれど、下の部分がガラスなので、どうも割ってしまうような気もするし・・・・。

やはり2-4万台の通常の電動ミルにすべきであったかと、少し後悔している。でも大きいと場所をとるしな、とも。

なんでもそうであるが、使ってみないとわからない。

来年の干支は、ネズミで、私はネズミ年生まれであり、来年還暦となる。60歳は一昔前は、定年の時期であったけれど、今の世の中定年は70あるいは75になりそうな、雰囲気である。ということは、もう一回り干支が回って、72になるくらいまでは、働こう、ということかな、と思う。


別に働くことは嫌いではないし、働くからこそ時間はつぶれるし、ボケずに済むし、暇なときに何かをしよう、とか、リアタイしたら何かをしようなどと夢も膨らむ。しかし、働き続けるためには、必要最小限の自分の体のメンテナンスが必要であり、それが今の私にとっては、走ることであり、コンディショニングであり、園芸作業である(お日様の下で芝刈りや土ほじり)、と思っている。


昨年のガラス踏みつけ以来、右足が強く踏み込めず、半年くらいは走るのをあきらめていた。そのころからあちこち痛くなり、テニス肘(外上顆炎)やら、古傷の左ひざ(半月板損傷と十字靱帯損傷)の痛みをン時るようになった。8月に足の手術(ガラス片をふくめた皮膚の足底の皮膚除去)により日常の痛みからはようやく解放された。でもやはり少し長く走ると痛い。


11月から、ひざとひじの痛みがあり、さらに左肩の痛みも出現し、寝ているときに手を動かすと痛くなりmついに12月に整形外科を再診した。X線や超音波検査では、遊離骨片や石灰化はないが、周囲の組織の血流が豊富で何らかの炎症により血流が増えているのでしょう、ということであった。


現時点では、これらの痛みにより内診や帝王切開時の縫合時に痛みを感じているので、治療をということになり、3か所(左肩と両側の肘)ステロイド剤の局所注入となった。この注入は結構いたいのであるが、大の大人たるもの声を上げるわけにはいかない。3回痛い思いをした。これでしばらくは解放されればありがたい。

あとはその間に、これらの部位のリハビリを進めて、今後再発しないようにということになるけれど・・・。さてさてどうなることやら。

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高齢化社会となり、様々な高齢化対策が講じられる。年をとっても働けれるように、と。そのためにはまず健康が一番であるけれど、治療を続けて治る部分はいいけれど、治らなければどうするのか、と。動けなくなり、お荷物となるのが嫌なら、何等かの形で治療をする、あるいは介護を受けながらということになるかもしれない。

私にできることは、当面は今の身体の能力を維持し、治療可能な部位は治療をして、と。でもこれから先治療不可能の部分も出現するかもしれない。そうしたときに再生医療あるいは最先端の機器を使って交換ということも考えられるかもしれないが、そうなるととてつもない医療費の使用が永遠に続くようになるような・・・。

となれば、自分の体を維持するために、杖やいすの使用、メガネの改良などのほうがコスト的にも、自分らしさが残るという意味でもいいな、と。できるだけ自分の体を大切に使えれば、いいな、と。と考えると、時に自分自身の健康診断も必要であり、1月に受講することとした。

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こちらの赤も、まだ元気である。花弁がやや厚く、水をはじくので、寒さや雨に強い。一方ブルームーンは雨と寒さに弱い。なので、この年末にちょっとバラの移動をと考えている。



12月22日の講習会は、産科疾患の緊急を要する事態に対するシュミレーションを実践し、実際の場での対応に役立てようというものである。そのために実際の症例に基づいたシナリオがいくつかあって、そのシュミレーションに参加することで、対応したことのない疾患であっても、慌てず対応できるようにということである。

で、私は、そのシナリオがうまく進行するようにインストラクターのお手伝いをするという立場であった。どちらかというと司会者側であるけれど、第三者的な立場もあるような、というものであった。で、あれこれ考えていたわけである。私の過去に経験した症例はとか、私がインストラクターだったら、とかと。

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そのさいにインストラクターの元締め的な救急の医師と話をする機会があり、いくつかの質問をすることができたし、いくつかの疑問も解決した。

そのうえで感じたことであるが、今回の症例は、何らかの病態によりショック状態に陥った症例への緊急時の対応という想定である。

ショック状態とは、何らかの病態により組織への酸素供給が十分ではない状態である。ショック状態を医学的に判断するためには、乳酸値の上昇の確認が必要である、と(多分これは、酸素供給が不十分となり、嫌気的状態となり、その結果乳酸が産生されるということであろうと思うが)。

しかし、実際の場で乳酸の値をはかることは、後で振り返ってするとか、救急外来でみんなで一斉に用意ドンの世界であれば、可能であろうけれど。となれば、当院でのショックの判断ということになれば、その場で臨床的に判断するしかないかな、と思う。

当然ショックとなれば、様々な対応が必要である。

で、ふと思うわけである。ショックとなって対応するから大変である。ということは、ショックになる前に対応するほうが、適正ではなかろうか、と。ショックになりそうだから、その前に適切に対応することで、ショックに陥ることなる速やかに回復できるなら、それが一番である。

しかし治療したから、ショックという状態にはならなかったわけで、ということはショックを未然に防ぐために行った医療行為は、過剰診療になるのであろうか、などとも思う。でもやはり基本は、過去の症例に学び、今後の対応を考えるなれば、ショックに陥ってから対応するより、ショックに陥いらないような診療を心掛けるほうが、治療する側にとっても、治療を受ける側にとっても、メリットが高いのではなかろうか、と思う。

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当院の玄関前に咲いていた。ラブアンドピース。このままでは寒さで咲かずおわってしまうであろうから、中にいいつぼみのうちに入れて置いたら、きれいに咲きました。もう少し花が持つと、少しづつ周辺からピンクに変わるけど、そこまで花が持つかな、と。


12月22日 日曜日に、熊本県医師会館にて、日本母体究明システム普及協議会(J-CIMELS)のベーシックコースが開催された。熊本県で3回目で、私は1回目にベーシックコースに、2回目にインストラクタコースに参加した。すると、ベーシックコースのインストラクターの補助をするという役回りが回ってくる。

なので、インストラクターの補助として、午前中のベーシックコースに参加させていただいた。受講生とインストラクターとそしてインストラクター補助と立場が微妙に異なると、見えている世界がお互い違うことがよくわかる。

実際の臨床の場でどう対応するか、それをシュミレーションで学ぶ場所である。インストラクターを経験すれば、また違う世界が見えるかもしれないと、受講してみたのである。でもインストラクターの側に立つと、やはり受講者にきちんとしたシュミレーションを体験してほしいと思うし、実際体験していただなかないといけないわけで、インストラクターの腕で、微妙に体験する世界も違うかもしれない。

インストラクターも経験を積むことで、インストラクターとしての技量も上がることであろう。ただ、こうやって横から見ていると、インストラクターはそのシュミレーションをしっかり頭に叩き込んで演じる演技的因子も強いことがよく理解できた。

受講者がそのシュミレーションの意味、自分の技量・知識を再認識してもらうためには、何が必要か。そしえとそのためにはインストラクターはどのようにふるまうべきか、と。

なかなか奥の深い世界である。果たして、私がこのままインストラクターの世界に踏み出すかどうか、それは微妙なところであるが・・・・。でもインストラクターを続け行くと、その先に別な世界が見えてくるような気もする。

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中岳の上に上がる噴煙。時間の経過とともに噴煙が空にのぼり、風に流されていく


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本当なら、午後も講習に参加したかったが、お産待機者がいる現況では、当直先生にお任せは私の信条に反するので、午後から帰ってお産の方にお付き合い。午後4時ごろ無事生まれた。

お産に縛られる現況では、やはりインストラクターは難しいような・・・

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