2019年12月

電話工事は基本的に完了したのであるが、残念ながら電話機のサーバーの交換だけが持ち越された。

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当院の配電盤の部屋でこのように鎮座する仮のサーバ―である。

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これではいくら何でもしょぼいな、と。機器が24日ごろ届くので、そのころに駆体が完成形となる。それまではこの形で、ということらしい。

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多機能電話も一新された。

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PHSも。生活防水というか、水没しても、すぐに拾い上げればOKと聞いた。

実は沐浴を担当する看護職の方から、PHS水没の話をよく伺うので、水没対応は必須である。

さて、変えてみてあとで気づくことはあるわけで・・・・。今回着信音が変更できないことが分かった。つまり、内線も、外線も、すべて同じ着信音である。おまけにグループ設定をしたから、電話が鳴ると、同時にあちこちで着信を知らせる音が鳴り響く。

でも、その方が早めに外線に対応できるから、いいかな、と。同時に4名の方まで対応可能であるし・・・。

当然ながら、院長用の首輪であるPHSも更新された。こちらは内線のみ対応で、外線にもナースコールにも対応しない。あとは落とさないように、と。


当院に設置されている電話機とその電話回線に接続するための機器の更新を12月18,19日で行った。11月にWiFiの工事も完了し、これで電話に関する工事もようやく終了した。

そしてこの工事後より、当院の電話番号は一つに統一されました。096-360-5558は廃止となりました。今後当院からの電話は、発信も着信も096-360-5511となります。同時に4回線使用可能なので、5人の方から同時に電話がかかってきたら。5人目の方はお話し中となります。

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しかし、3回も事前調査を行い、実際の工事を行った。しかし予想外の事態は起こるもので・・・。接続の機器の一部に経年劣化があり、接続の質が低下している、と。ということでその接続の機器も交換することとなった。というか、今工事を行わなければ、数年後にどんと普通になる事態も予想される。

そういうことの積み重ねで、少しづつ工事費用が上がり、トホホの金額となってしまった。でも電話や電気、水道、空調などの基盤は、クリニックの基盤であり、これが不安定な状況では維持は難しい。ということで、ここ数年で、空調、電話と手を付けた。

あとは、電気、水道、排水、エレベーターなどの交換が今後予想されるかもしれない。それなりの金額がかかることは予想される。ま、これが施設を維持するということであるけれど・・・・。

さて、今回の工事は、いくつかの追加事項があり、その結果として交換機の交換という作業が一つ宿題として残ってしまった。追加工事で本当に終了となる。

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退院した患者様からNZワインをいただいた。ありがたいことである。この週末にゆっくり飲めるといいな、と。



当院の窓掃除は、大変である。脚立を出して届くような距離であればまだしも、2-3階の吹き抜け部分や3階の窓の部分は難しい。そして張り出しの部分があるので、屋上からゴンドラを下げるわけにもいかない。なので、このようなクレーン車が登場となる。

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年に1回であるが、せかっくだから窓掃除とクモの巣はらいをお願いしている。

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日曜日、好天でよかった。

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先週樹木の剪定も済んだ。そして日曜日に本年最後の芝刈りをお願いした。

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すっきりした。

その好天の日曜日、私はたまったお仕事をこなしていた。風邪体調不良でお残しがいっぱいあって、たまると仕事も増え、やりたくない、という気持ちと抗いながら、何とか少しできた。まだお残しはあるけれど・・・・。

さて、今日から天気は崩れそうであるが、今朝はまだ朝焼けが見れそうである。

一時期、あちこちでブライダルチェックという言葉がはやり、その当時の流れで、当院でもブライダルチェックを行うこととした。ブライダルチェックといえば、聞こえはいいけれど、実はこれは女性の健康状態をチェックするものであり、自費の健康診断の一種である。

病気ではない、健康な女性を診察するわけであるから、当然自費である。で、問題は何をどこまで検査するのか、と。

これはその人の性格にもよるかもしれないが、心配をしだしたら、きりがない。あれが心配、これが心配といわれて、それをすべて自費で検査すれば、とんでもない費用が掛かるわけで・・・・。それでは妥当なところはどこであろうか、といわれてもまた困る。

人それぞれに抱える事情がある。年齢、子供への希望、家族歴、既往歴、現在お付き合いしている男性の状況など様々であり、それに応じて本来なら考慮すべきであるけれど、これを隅々までお尋ねすることは、これはプライバシーそのものであるから、中にはためらわれる方もいることであろう。あくまでも最適のあるいは妥当な線としてどこまで検査をするのか、助言をするのであればその前提となる情報が必要である、ということであるけれど・・・・。

時たま、そろそろ結婚して、子供を作りたい、子供が作れるでしょうか、というお尋ねをいただくこともある。これに対しては、基本的には女性の体は赤ちゃんができるように作られているのであるか、自分の体を信じることです。半年から1年くらいして子供ができなければ、再度相談ください。念のために子宮頸がん検査と子宮筋腫や卵巣腫瘍などがないかどうか、内診と超音波検査をしましょう、と説明している。

ただし、年齢が35歳以上の女性であれば、少し急いだほうがいいでしょう、と追加をしている。

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先日お越しになった女性の話である。彼氏がどうも性病のようだから、検査に来た、と。で、それでは彼氏の性病は何ですか?とお尋ねすると、わからない、と。怖くて病院にて行っていない、と。

女性から彼氏の話を伺うと、淋病のようにも思えるが、どうもよくわからない。これで検査をするとしても、やるとすれば淋病とクラミジアかな、とも思うが・・・。まずは彼氏にさっさと病院に行って検査してもらうようにお尻を叩きないと、それでもいかないのであればあなたの治療をしてもまた病気をもらう可能性があり、そうした彼氏とは縁を切った方がいいのでは、と余計なアドバイスをしてしまった。プライバシーの侵害かな、と。

でも、人間が自分の体を必要最小限守ることは必要であるし、余計な性病はもらわない方がいいだろうし、その観点で考えればHPVにしてもHIVにしても予防できることは予防すべきであろうと思うが、これもまた各人の考え方かもしれない。

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朝7時過ぎのクリニックの二階の吹き抜け部分の写真である。朝日がさすと、気持ちがあったかくなる。その時間帯のやさしい時間である。いつもこうした風景をみると、思わず思い出すのが、ハイファイセットの”朝陽の中で微笑んで”という古い歌である。まだどこかに、ハイファイセットのベスト盤が残っていたと思うけど・・・。

当院は基本的に保険診療と自費診療を行う施設である。

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この場合、保険診療とは病気の治療を行うということであり、病気であれば保険で治療するということである。当然その場合保険の急を受けるわけであるから、1-3割の自己負担となる。

労災(労働災害)、交通事故もあるけれど、現在当院では労災の施設として登録をおこなっていないので、原則は労災は専門の施設を受診するように勧めている。交通事故も専門ではないし(X線その他の撮影が当院では不可である)基本的には見ないのであるが、どうしても当院を通院している妊婦様の場合は当院で見ざるを得ない場合があり、可能な範囲で診察をさせていただく。

交通事故や喧嘩による疾病に関しては、加害者負担ときいているので、加害者側の保険(この場合損害賠償や車両保険など)となる。で、自損事故の場合、確か3割は自己負担で、残りは保険(この場合も損害賠償あるいは車両保険)と聞いたような・・・・。

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さて、当院の主たる業務である妊婦健診と出産は、原則としてこれも自費である。以前(私が医者になったころ)は妊婦健診の補助券は2枚で、精査用1枚の計3枚であったが、それが5枚に拡充され、されに現在は14枚となり、今後産後も2枚付くと聞いている(熊本市は予算が厳しく、産後の2枚はまだついていないが、よその自治体はすでに給付されている)。

そのような経験をされている妊婦様はいらっしゃらないであろうから(つまり30年にわたり出産するような妊婦様)、今現在通院されいる方々は、妊婦健診14枚無料が当たり前の世界で出産されている方々が主流であろうと思う。

ということは妊婦健診は無料が当たり前、と。

確か、これが無料になった経緯は、国の少子化対策の一環と聞いているが、果たしてその効果があったのどうか、微妙である。

ちなみに出産給付金も少子化対策の一環として、増額され、産科医療保障制度の拡充とともに一時期43万となったが、産科医療保障制度が3万から1万2千円に減額されたの、その分41万2千円となったいる。(と思う)

あとは分娩費用の地域格差の問題で、一般的に九州地方の分娩費用と、関東関西の分娩費用には10-30万程度の格差があるといわれている。九州でも福岡の分娩費用が一番高く、熊本宮崎鹿児島が低いという北高南低である。

当然熊本市内でも分娩費用は異なるわけで・・・・。本来自費診療なので、分娩費用の設定は各施設の事情により決定されるべきものである。で、これが統一化価格帯がいいかとなると、確かそこに談合とか、独占禁止法の絡みがあり、統一した金額はできないと聞いたような気もする。

ただ、一般的に言えば、熊本でのお産であれば出産に伴う給付金でトントンかその前後であるけれど、東京その他の地域でお産をすれば、給付金だけでは不十分であり、十分に手出しが必要となる。本来なら、その不足分を補うのが皆様が各自で加入されている生命保険であろうと思うけれど・・・。

妊婦健診・分娩に関してもこのようなお金の問題があちこちに存在する。基本的に当院は医療法人運営であるけれど、すくなくとも赤字では診療が継続できないし、施設を維持するためには人と物の補充が必要であり、そして様々施設更新のために機器の補修・更新が必要であり、となれば、黒字の診療体制を維持しない限り、施設も人も存続できない。

いましばらく、こうしたことを私なりに解釈しながら、述べていきたい。

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写真は12月11日の夕方。帝王切開が終わり、午後5時過ぎに4階の部屋で東の空をながめていると、雲の上に明るい光がさして、お月様がでてきた。

で、どこからか音して、飛行機だ。と。夕暮れ時、熊本空港に向かう飛行機で、車輪がみえている。
二枚目はくろいけれど、右下にかすかに飛行機が残っている。
三枚目はよくみたら、満月かな、と。

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