私の昔の学生時代の知識からすると、食べたものは咀嚼によって小さくなり、そして胃から分泌される各種酵素によってさらに裁断され、アミノ酸・ブドウ糖・脂肪として吸収される。吸収され、血液で輸送される。ブドウ糖はグリコーゲンとして筋肉と肝臓に蓄えられるが、そのたくわえの量は限られているので、余剰なブドウ糖(蓄えられないもの)はすべて脂肪に置き換えられ人の体内にストックされる。アミノ酸は筋肉の一部のアミノ酸と交換されるが、ほかに体内の各所で使われ、一部がストックに回る。脂肪は当然ストックされるものもあるけれど、細胞膜その他の大切な要素として利用される。
体内の蓄えられた脂肪は、当然摂取したカロリーが過剰であれば、それが積もり積もった結果であるわけで、ということは摂取したカロリーと消費するカロリーが一致すれば体重は変動しないことになる。なので、通常の生活で、体重を維持しているということは、それなりにバランスが保たれているということでもある。
私の場合の体重コントロールの問題は、生活が不規則であること、飲食の時間が就寝前に多いこと、お酒を飲んで抑制が外れて過剰のカロリーを摂取すること、そしてカロリー消費が少ないこと、ではないか、と思っている。今の不規則な仕事を続けるならば、そのストレスと疲労時の対策をどうするか、という問題がある。
とはいえ、同業者で以前なりの体型をまもっている人もいるわけで、やはり自分なりの節度ある生活を60前になっても守れない、というのは私自身の大きな問題かもしれない。
1月になって、厚労省から母子手帳に関する記載事項の改定のお知らせが医師会経由で届いた。現在の社会情勢を踏まえて、虐待や母子保健に関する項目がより充実してきた印象である。そして今回の母子手帳にも妊娠中の食事という項目があり、適切な体重増加の話がある。この部分は依然と変わらないような気もするが、妊娠中の適切な体重増加や、妊娠中の食事の話などが記載されている。
ちなみに、妊婦様においては、初めての妊娠であると、母子手帳にさまざまな書き込みをしたり、そして子供が生まれてからはワクチンの接種記録が必要になったりとよく利用されている。しかし、母子手帳に後半にはこうした体重や食事の話、様々な制度の話、などの記載があるけれど、隅から隅まで目を通す妊婦様はそうはいないような気がする。
かくいう私も、さまざまなマニュアルが届いても、その一部にしか目を通さないし、必要な時以外ひっくりかえさないけれど・・・。
BMI25を境として、妊娠中の推奨される適切体重増加が大きく変わる。で、私としてはその適切な体重増加をもとに、指導を心掛けるわけである。体重増加が著しい方には、この調子でいくと、12kg、16kg、20kg、あるいはそれ以上の体重増加となりますよ、と。で体重の増えすぎは、結果として難産になるし、帝王切開時の頻度が増えるし、その麻酔時に困りますよ、と話をするわけである。
そこで時に問題となるので、妊娠前の体重ということである。意外と結婚してから体重が増えているけれど、体重を最近測っていないのでわからない、と。で、妊婦健診時に体重を測ると、想定していた体重より3kgあるいはそれ以上増えている、ということもある。
また、”食べつわり”ということでいつも食べ続けている妊娠初期の方も時にお越しになる。当然食べ続ければ、体重も増えるわけで、そのスタートダッシュが続けば、当然妊娠末期にとんでもないことになる。
食べたことの結果が体重増加であるから、その責をとるのは各人である。しかしその結果として、タンスの奥にしまっておかれて、捨てるに捨てられない洋服がたまっていくのは、私だけではあるまい、と思っている。
写真は、クリニック前の路側帯の水仙。誰が植えたか知らないということにしておくけれど、まだ水仙はこの早咲きの分しか咲いていない。でももう少しすると黄色いものや、小さいものの咲きそうである。
寒い時期に緑と黄色と白のコントラスト。で、よく見ると花はこの8輪くらいがマックスのようで、最初に3輪咲いて、続いて3輪から5輪さいて、それ以上は咲かないような・・・。
体内の蓄えられた脂肪は、当然摂取したカロリーが過剰であれば、それが積もり積もった結果であるわけで、ということは摂取したカロリーと消費するカロリーが一致すれば体重は変動しないことになる。なので、通常の生活で、体重を維持しているということは、それなりにバランスが保たれているということでもある。
私の場合の体重コントロールの問題は、生活が不規則であること、飲食の時間が就寝前に多いこと、お酒を飲んで抑制が外れて過剰のカロリーを摂取すること、そしてカロリー消費が少ないこと、ではないか、と思っている。今の不規則な仕事を続けるならば、そのストレスと疲労時の対策をどうするか、という問題がある。
とはいえ、同業者で以前なりの体型をまもっている人もいるわけで、やはり自分なりの節度ある生活を60前になっても守れない、というのは私自身の大きな問題かもしれない。
1月になって、厚労省から母子手帳に関する記載事項の改定のお知らせが医師会経由で届いた。現在の社会情勢を踏まえて、虐待や母子保健に関する項目がより充実してきた印象である。そして今回の母子手帳にも妊娠中の食事という項目があり、適切な体重増加の話がある。この部分は依然と変わらないような気もするが、妊娠中の適切な体重増加や、妊娠中の食事の話などが記載されている。
ちなみに、妊婦様においては、初めての妊娠であると、母子手帳にさまざまな書き込みをしたり、そして子供が生まれてからはワクチンの接種記録が必要になったりとよく利用されている。しかし、母子手帳に後半にはこうした体重や食事の話、様々な制度の話、などの記載があるけれど、隅から隅まで目を通す妊婦様はそうはいないような気がする。
かくいう私も、さまざまなマニュアルが届いても、その一部にしか目を通さないし、必要な時以外ひっくりかえさないけれど・・・。
BMI25を境として、妊娠中の推奨される適切体重増加が大きく変わる。で、私としてはその適切な体重増加をもとに、指導を心掛けるわけである。体重増加が著しい方には、この調子でいくと、12kg、16kg、20kg、あるいはそれ以上の体重増加となりますよ、と。で体重の増えすぎは、結果として難産になるし、帝王切開時の頻度が増えるし、その麻酔時に困りますよ、と話をするわけである。
そこで時に問題となるので、妊娠前の体重ということである。意外と結婚してから体重が増えているけれど、体重を最近測っていないのでわからない、と。で、妊婦健診時に体重を測ると、想定していた体重より3kgあるいはそれ以上増えている、ということもある。
また、”食べつわり”ということでいつも食べ続けている妊娠初期の方も時にお越しになる。当然食べ続ければ、体重も増えるわけで、そのスタートダッシュが続けば、当然妊娠末期にとんでもないことになる。
食べたことの結果が体重増加であるから、その責をとるのは各人である。しかしその結果として、タンスの奥にしまっておかれて、捨てるに捨てられない洋服がたまっていくのは、私だけではあるまい、と思っている。
写真は、クリニック前の路側帯の水仙。誰が植えたか知らないということにしておくけれど、まだ水仙はこの早咲きの分しか咲いていない。でももう少しすると黄色いものや、小さいものの咲きそうである。
寒い時期に緑と黄色と白のコントラスト。で、よく見ると花はこの8輪くらいがマックスのようで、最初に3輪咲いて、続いて3輪から5輪さいて、それ以上は咲かないような・・・。