2020年03月

当院の新生児室は、ナースステーションに隣接し、空調も別となっている。温度は24度以上に保たれ、ここが一種の保育器のようなものである。でそこに通常の新生児は、上衣と肌着の計2枚で寝ていることになる。肌着と上衣におおわれているが、頭部と手足の先端の部分は露出されているので、その部分は外気の影響を受けやすい。

基本はその露出した部分が人肌の温度に保たれ、汗もかかない状態が望ましいし、それが中性温度(新生児のカロリー消費の少ない状態)であろうと、思っている。

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新生児室には、現在3台の保育器がある。2台が開業当初からのもので、現在これは杯盤となっている。そしてその後継機種が、上記の1台である。酸素飽和度の大きなモニターもつき、光線療法のユニットもついている優れものである。

しかし、実は旧式機種にくらべると一回り大きい。新生児室のスペースは限られているので、これ以上増やすことは不可能である。

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こちらが旧式機種。光線療法中で、保育器の上に吸盤のようなもので固定している。でも、考えてみれば、これは開業当初からのものなので、10年を超えているということになる。ということはそろそろ何かがあっても不思議はない。

さて、話がそれた。実箱の保育器の中に新生児が存在するとき、上の写真を見ていただければわかるが、基本的には新生児は素っ裸の状態である。光線療法中には、アイマスクをしているけれど、あとそれとおむつだけである。で、この状態で、寝たり泣いたり、ミルクを飲んだり、と。

世の中には素っ裸で寝る人もいるかもしれない。でも素っ裸で寝ても、たぶん薄手の掛物か何かするのではないかと思うが、その方が伸び伸びと寝ることができるのかな、と。

新生児は、母体内では羊水の中で当然何かを着ることもなく、素っ裸で成長している。その名残で、外界に出てきても、体温その他の環境が保たれれば、素っ裸でもOkなのか。生まれた後、産着を着せて、上着を着せても、睡眠が優先なので、嫌がることもなく、ひたすら眠っているような・・・。上着を嫌がるようなそぶりはないが・・・。

そうした行為の積み重ねで、睡眠の習慣ができ、そしていつのまにやらパジャマを着て寝る、ということなったのだと思う。ただ、母体の胎内にいるような類似環境を作ると、大人で不思議と休むことができると聞いたような気もする。

自分自身の安眠のためになにが必要で、何が不要か、と時に考える。私の場合は、電話で起こされることも度々なので、そちらの方の影響が大きいかもしれない。でも、だからこそ、眠るときには、いい形で眠りにつきたいものである。

3月25日 水曜日は天気が良かった。午前中は、両親学級やらなにやらかにやら・・・・。そうこうするうちにお産も2例無事済んだ。天気もいいしドライブと思ったが、ちょっとお買い物に自転車で。モクレンも咲き、あるいはすでに散り、日当たりのいいところでは桜も咲いている。春なんだな、と改めて思うし、そしてこのような時期であっても、流行るのか、と。

様々な会合や集会の自粛で、夜に出ていく必要がなくなった。点数取りというか、自己研修のために、そして診療報酬改定による勉強会などもあったが、すべて吹っ飛んだ。そういえば4月1日はもうすぐなので、そろそろ診療報酬の勉強をしなくては、と。現時点ではポイントが不明だから困ったな、と。

もともと無精者だから、学会に行かなくていいのはありがたい。しかし知識の更新、資格の更新は大切なことなので、ちょっと困った。とはいえ、こんなに天気がいいと、気も緩むばかりである。

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さて週末は、月末でもある。そして年度末でもある。こちらの方が憂鬱である。でも土曜日は久しぶりに益城のふるさと市場をぶらぶらとしてみたいな、と。

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写真は数日前の夜明け前の、三日月。

巷では、あちらで流行り病の話題で持ちきりである。当院で外国から里帰りの方がいらっしゃったが、どうもその国は、入国も出国も制限されたようで、そのためご主人は日本に来れない。なので、テレビ電話でと昨日伺った。あちらこちらで、そうした話題を耳にする今日この頃である。

外来も少し減った。とはいえ、妊婦様の場合、妊婦健診や出産は待ったなしであるし、妊婦さまが通常の風邪をめされることもあるわけで、そうした点で産婦人科は流行り病の影響は、少ないかもしれない。

不要不急の外出は控えるように、ということで私の場合生活必需品(牛乳)の買い出し出るくらいである。大体、混んでいるところが嫌いだし、人がいなくてすいすい行けるところを選んでいるし、きゅじつの娯楽は、クリニックの仕事と草取りなので、流行り病には縁がなさそうであるが、こればっかりはわからない。いつだれがどこで、などどいっても仕方がないので、さしあたり自分の体調管理を整えることしかない。

しかし、そこがまた産科のつらいところで、夜の安眠が確保が約束できないことがつらい。以前にも書いたが、私の場合早寝早起きなので、夜中の11時から1時ごろのお産で起こされて、眠れなくなって、仕事やWEBにふける。でその際に薄着で風邪をひく、というのがよくあるパターンで・・・。

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裏庭のチューリップがいい案配になってきた。こちらは芝桜はまだぽつりぽつり。

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路側帯の分は、日当たりもいいので、咲き始めた。

桜もそろそろあちこちで咲き始めている。院内の吉野桜はあと1週間くらいかな。

草取りは、私の気分転換であり、日光浴である。無心の境地で、しばし没頭できる。ただ、腰が痛くなるのが困ったことであるが・・・。で、春分の日、春の日差しのもと草取りをした。で、最後にあちこち確認していると、これを見つけた。もう、出たのである。待望のアスパラガスである。

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この大きさであれば、日曜にはしゅうかくしてもいいかもしれない。といってもまだ数本であるが・・・。


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こちらはシャクヤクの新芽、シャクヤクとチューリップの間に存在するアスパラガスの株は、計算では8株ほどある。昨年から収穫を始めた。GWの頃と思っていたが・・。

チューリップも開花するものが増えてきた。いい季節である。

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今日は3月20日金曜日であるが、祭日なので、外来はない。昨日は木曜日で、変な天気で晴れたり、曇ったり、雨が降ったりと変化の激しい一日であった。(おかげで洗濯物は苦労した。外来の隙間に慌てて上がって、洗濯物を取り入れて、乾燥機のスイッチをいれて、と)。今日は東の空はいい感じで、雲も少ない。

現時点では、病棟には分娩待機者もいない。昨日は休みの前で患者様も少し多かった。最近、不要不急の外出を控えるようにという理由か、少し外来が少ないな、と感じていた。しかし、昨日はちょっと多くて、お産もあって、それなりに忙しかった。さて、今日はどうであろうか、と。

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不要不急の外出を控えるのはいいけれど、それでは暇なときにどうやって過ごすのか、と。私の場合は、私だけのことを考えればいいけれど、小学生や中学生のいるご家庭は大変であろうな、と思う。毎日カントリーパークに行くわけにもいかないであろうし、自宅で毎日BBQというわけにもいかない。とはいえ、私が人様の心配をしても仕方がない。私は目の前のハエを払うのに精いっぱいであるから・・・。

まず、たまった私自身の仕事をしなくてはならない。これは部屋の整理も含む。それで時間が空けば、今日は絶好の草むしりの日であろう。春の日差しを浴びながら、草取りに精を出す。少しくらい日焼けしても、と。(ちなみに、私自身も骨粗しょう症の予防のために、程よい運動とカルシウムの摂取と日光浴を心掛けているから、草取りをするし、車をオープンで走るのである、という言い訳)

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写真は、カントリーパークのつつじ。もう一部咲いている。ここは日当たりがいいからな・・・。

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