2020年07月

最近ツイッターでの肖像権の話があった。で、ふと思った。当院では妊婦健診で、超音波検査時に可能であれば4Dで記録し、赤ちゃんの顔が顔らしく見えるようにした写真をお渡しすることがある。これは、いくつかの条件が重ならないとききれいに映らない。顔の前に手やへその緒があってもだめだし、顔と子宮の間に程よい羊水のスペースがないとだめだし、さらに言うなら顔が斜め上位を向いていないとだめだる。

これらの条件を、出来るだけ最適な条件になるようにあれこれすると、結構時間と手間がかかることは事実であり、なので、いつも4D写真を撮るわけではない。妊婦様から要望があれば、撮影に挑戦するが、条件が整わない場合、あれこれやってもできなくて、おまけに時間はかかるし、とあまり私にとってはありがたいことではない。しかし、皆様がそれで少しでもおなかの中の胎児を、自分の子供として認識でるのあれば、と挑戦することにしている。(ちなみに、妊婦様の要望の場合は、きれいに写真がとれれば最低限の料金をいただいているが、撮影できない場合料金はいただいていない)


2020-07-01 09.17.31

これは鑑賞には堪えないが、私の写真で、ご容赦いただきたい。で、私がこうやって乗せる場合、当然私の了承があるわけであるから、OKである。さて、それでは、仮に4Dの胎児の写真を撮って、スマホの待ち受け画面にして、これが私の赤ちゃんよ、と人に説明したとする。この場合、写真の肖像権は、胎児に属するのであろうか?あるいは妊婦様に?

おなかの中の胎児の状態であるが、4D超音波という形で超音波情報をもとに再構築したわけで、直接の写真ではない。おまけに、その時点で外に出てくれば照らし合わせることはできるけれど、おなかの中にいて、生まれるのはもう少し先であれば、当然それから成長するわけで、写真との判定は難しいであろう。

いつの日かその当事者である子供が大きくなって、自分で超音波の写真を見て、これは私の写真であると肖像権を主張するであろうか?現在の超音波の画像印字の方法では、よほど保存をよくしておかないと10年たてば色あせて判別できなくなるかもしれない。それでは当院で採用しているエンゼルメモリーのような形でスマホに動画として残した場合、スマホの記録としてどこかに残せば、動画として保存できる可能性はあるけれど、保存の技術が変わるかもしれないし・・・・。

とはいえ、今の世の中、結婚式の披露宴で、自分の胎児期の写真を披露するカップルがいても不思議はない。それだけ4Dの写真も優れてきたし・・・・。

ま、話のネタに・・・・と。ところで最初の鑑賞しがたい私の写真は、実は、私もようやくマイナンバーカードを取得することにした。そのために自分で撮ったものである。


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水曜日の午後、お産もなかった。意を決して取得に行った。市役所のマイナンバー交付の場所は結構人が多く、にぎわっていた。実は住民基本台帳カードも取得しいるが、これを返納するとは知らなかった。仕方がない、また日を改めて伺おう。

来年にはこれが健康保険証を兼ねると聞いた。またコンビニで各種証明書が発行できるとも聞いた。便利そうではあるが、個人情報そのものがこれにより集約されているわけで・・・・。

 当院は2007年6月に開院し、7月に1名生まれ、8月に8名生まれ、8月に初めての帝王切開となった。予定帝王切開であり、十分に用意をして臨んだ。開業するまでに他施設でお産と帝王切開の経験をしていても、自施設での経験は初めてであり、十分に緊張した。2007年度は65名生まれて、うち10名が帝王切開であった。比率でいえば15%である。

 その後当院での出産数も少しづつ増えて、帝王切開数も増えた。2019年度は、578名の新生児が生まれ、その中に帝王切開は109例あり、比率でいうと18%となる。大体当院での帝王切開の比率はこれくらいの頻度である。ちなみに2019年度の無痛分娩数は164件であり、自然分娩(吸引分娩を含む)は305件であった。

 2019年度の中で、予定帝王切開は64件であり、緊急帝王切開が45件である。骨盤位、既往の帝王切開術などで帝王切開となる人がおおよそ6割であり、残り4割の人は、何らかの理由で急遽帝王切開になったということでもある。そして年間109例ということは、月に8-9例前後帝王切開を行うこととなるので、都合上週に2回前後の帝王切開頻度ということになる。

 帝王切開術の頻度は、2007年度の開業当初は15%、2019年度は18%であり、あまり頻度に差はない。変わったのは、数が増えたことであり、その結果平均で週に2回程度帝王切開がある、という事実である。つまり帝王切開自体がめずらしいことではなくて、そう頻繁にあることでもないけれど、週に2回くらいある、と。

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帝王切開においても、お産においても、私一人でできるはずはなく、スタッフが必要である。誰が何をしてという役割分担が必要である。帝王切開であれば、麻酔担当医、手術の助手、そして手術機械の担当、生まれた新生児の担当、手術の外で、機材の補給をしたり、ガーゼカウントをする外回り、となる。これらには、どこそこのやり方というものであって、その各人の技術が習熟されていないと、どこかが滞り、結果として手術がうまく進行しないこととなる。

麻酔科医、産科医、当院のスタッフの一連の連携によって、手術は安全に滞りなく進められるわけであるが、その時にも、同時でお産が並行していたり、病棟の産後の方、あるいは新生児への対応が並行して進められ、そうした方面のスタッフも必要である。また時には外来も並行して進んでいる場合もあり、外来のスタッフ、そして乳井されている方々のための調理も同時並行であるわけで、つまりこうした帝王切開に限らず、クリニックでお産あるということは、そのための各自のスタッフのおかげでもある。と同時に、私自身の家族(家内・息子)も何らかの形で貢献しているわけで、こうした皆様のおかげで、クリニックの毎日が過ぎていくこととなる。

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写真は、クリニック2階で栽培中のレモンである。すこしレモンらしくなってきた。大きさは3-4cmくらいであろうか。

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果たして収穫できるかな、と。それまでに実が落ちてしまいそうな気もするが・・・。


お産を取り扱う施設であれば、当然お産があることは当たり前である。なので、お産が時に帝王切開となっても、それは仕方のないことである。といういか、帝王切開をしないといけない理由があるから、当たり前といえば当たり前ののことである。

施設によっては、緊急帝王切開は、高次施設に搬送ということ個あるかもしれない。当院でも、状況に応じて搬送することもあるけれど、基本的には当院で帝王切開を行うことの方が多い。そこで、当院での帝王切開について、少しシリーズで述べていくこととする。

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まず歴史的な変遷から。開業当初(2007年、当時私は46歳)、月曜から土曜まで診療し、水曜のみ午後休診であった。平日(月曜、火曜、木曜、金曜)は午前の診療は9:00-13:00、午後の診療は16:00-20:00として、土曜日のみ9:00-13:00、15:00-18:00であった。でこの長い昼休みに、帝王切開や小手術をするという構想でスタートした。

お産の数も少なく、外来数も少ないうちは、それでもよかった。しかし、次第にお産も増え、私も50という年齢が近づくと、ちょっときついし、非効率的であることにも気が付いた。そこで、定時の帝王切開は水曜と土曜日にすることにして、水曜日は休診、午後の診療も午後2時から午後7時までに変更とした。

このスタイルで数年続けていた。当然緊急帝王切開は、この定時の枠以外で執行することが多く、でもそれでも何とかなっていた。なので、過去に最高3回同じ日にしたこともある。夜中の1時に1例目、その日の午後にダブルヘッダーで2例、うち1例は定時手術で、2例は緊急手術である。

最初の頃は、麻酔科を私がかねて、そして助手を誰かにお願いして、という形が多かった。しかし、私自身の体力的な問題もあり、現在では私以外の麻酔科の医師1名と、私と他の産婦人科医師1名の都合3名の医師体制で手術をすることにしている。緊急の場合、どうしても間に合わない場合には、2名で行うこともあるけれど、基本は3名医師体制で行う。それが医療安全の基本であり、そして私自身の体力の消耗という観点からもありがたい。

最近は、助っ人医師のおかげで、外来をどなたかにお願いして、帝王切開は帝王切開でということも可能になり、手術後の外来の問題で頭を悩ませる機会も少し減った。(とはいえ、時に緊急帝王切開で外来の突然の閉鎖もいまだあり得ることであるけれど・・・)

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現在の診療体制も、医療安全の観点と、そして私自身の体力的な問題から構築されている。ま、60目前であるから(今年の秋に60となる)当たり前といえば当たり前である。60前の体と頭を十分に使うためには、十分なストレス発散と、夜間の安眠、昼間の診療の負担の軽減が必要であると私自身は思っている。

なので、時にドライブをしたり、調理をすること、友人と昔話に興じること、などはストレス発散につながる。夜間の安眠は、夜間にお産がなければ、安眠できるが、こればっかりは神様しかわからない。でも、夜勤のスタッフが増え、助産師の数が増えたことで、夜間に私が診察で起こされる回数は減った。昼間の診療の負担も、女医2名のおかげで十分に楽になった。

ただ、木曜日は私一人で診察なのでちょっときつい。この場合、十分な昼休みが必要で、昼休みで昼寝ができないとちょっと困る。

ということで7月16日はちょっときつかった。朝7時30分から緊急帝王切開があって、昼休みにお産が2例あって、夕方の診療が終わるとヘロヘロ状態であった。しかし、そうした私があと安心して休めることも、スタッフのおかげでもある。(これは助産師だけに限らず、すべての当院スタッフの充足と経験値の上昇により、私の負担は軽減されていると思う)

開業から数年の間はある意味、すべてを一人でやっていたようなもので、ま、確かに最初はそれでもいいけれど、矢張り一人ではやっていけない。これは今後も同じことであり、帝王切開に限らず、当院の今後を見据えた体制の構築展開が必要である。そこで、帝王切開を検討する形で、当院の今後も含めてしばらく検討してみよう。ということで、次回に続く

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さて、今日の写真は開業当初2007年7月の写真から。開業当初は、このような形でクリニックは存在し、まだ芝にも雑草が少なかった。

隣の畑は飼料用のサトウキ畑であった。

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クリニックでは、最近のコロナ感染者数の増加を踏まえて、今一度方針を確認しています。

①発熱や咳、味覚異常などのある方は、お越しになる前にまず電話にて相談ください。

②クリニックの受付では、皆様の体調を確認させていただきます。

③家族とお越しにある場合には、家族の方はみなさの車で待機いただき、クリニック内の診察は妊婦様おひとりでどうぞ。

④里帰り分娩は基本的に推奨いたしません。しかし、諸事情により里帰りをする場合には、30週までに里帰りいただき、2週間の自宅待機後にお越し下さい。

⑤分娩の立会い、お見舞いは、妊娠中あるいは出産までに常時接触している方であれば1名までOKです。

⑥日常の生活において3密を避けて行動ください。

⑦万が一、何らかの感染を疑わせる方との接触や、訪れた場所でのコロナの発生などが疑われた場合には、まずクリニックに電話にて相談ください。

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皆様のご協力のもとに、少しでも安全なお産が皆様と共有できることを切に願っています。

私自身の以前のイメージでは、早良区は百道に代表されるように都会的な香りの漂う地区である、と思っていた。しかし実際に住んでみると、確かに百道はそうした場所ではあるが・・・。

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百道にある図書館。実はここでジェフリーディーバの本に出合った。エンプティチェアを借りたような気がする。早良区のバスセンターにも確か、図書館の分館があって、ジェフリーディーバーを求めて探し回った。

今であれば、アマゾンで検索、カートに入れる、あるいはキンドルで読むというところであろうけれど・・・

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博物館。確か一度、人体という展示会を見に行ったような気がする。

こうした場所や、大学やドームがあり、医療センターもあり、華やかな街である。

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百道のビーチでは、いつも誰かこうやってプレーをしていた。帰りがけにホテルハイアットの紅茶屋さんで紅茶を購入していた。

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自転車でこれらのところを目的に動くと、結構その途中にさまざまなことに気が付くわけで、昔の百道の松林や堤防の痕跡があったり、ドームの向こう側に小さな漁港があって、そこで土曜日にの午後に小さな魚市場が開かれていて、華やかな部分もあれば、生活の香りの漂う場所もあった。

ちなみに、私の住んでいた場所は、室見と藤崎であって、百道はちょっと遠い。百道自体は地下鉄が通っているわけではないので、車か公共のバスを使うか、そして私のように自転車でいくか、ということになる。潮の香、そして様々な生活の香りをかぐこと、それらがすべて発見であり、私はもっぱら自転車であった。







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