2021年03月

妊婦様に体重管理を勧める最大の理由は、安産のためである。適切な体重増加は、母体のためにも、新生児のためにも望ましいことである。しかし、体重増加事態は、その肝心の妊婦様の様々な日常の積み重ねであるから、なかなか難しい。

多分どなたでも、頭の中ではわかっているのであろう、と思う。きちんと説明すれば理解いただける。しかし、理解いただいても、それを実行に移すことはなかなか難しい。そこで、クリニックでは、妊婦健診時の体重の推移を見ながら指導する。体重増加に注意ください、と。

で、それでだめな場合には、ノートを1冊お渡しする。ルールがあって、口にした食べ物はすべて記載する。飲み物もカロリーのあるものは記載する。毎日体重計に乗って、体重を記載する。そして次回来院時に院長にそのノートを見せる、というものである。


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ま、考えてみれば、これはプライバシーの侵害でもある。自分の体重を、そして食生活を人に見せるなんて、と。なので、時には、こうした指導に嫌気がさして、転院される方もいらっしゃる。

でもこの体重増加は、もろ刃の剣である。体重増加の結果、妊婦様自身も困ったことになるし、赤ちゃんも、そしてこちらの医療側も。具体的にいえば、体重増加で脂肪があつくなれば、点滴や採血時の血管を探すのに苦労する。麻酔をするときに、背中の脂肪が厚くて、うまく麻酔ができない。帝王切開の際に、脂肪があつくて、捜査に苦労する、術後の傷の治りが悪い。などの事象が起こりうるのである。

私はそんなに脂肪が厚くない、と思われる妊婦様もいらっしゃるかもしれない。しかし、約半年で10kg体重が増えるということは、もともと40kgの人が急激に50kgになればどうなるか、という話である。皮膚は急激な増大についていけず、おなかや太ももや胸に皮膚のひび割れを生じる(いわゆる妊娠線である)。

最近体重増加に関する厚労省からの通達で、少し体重増加が緩和された。ただしこれはもともと普通の体系の方の話であって、妊娠する前にぽっちゃりされている方(BMIでいうと26以上)の方に対する体重増加は従来通りであったように覚えている。


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体重増加はリスクであるし、そして何よりももう一つ大切な事実は、いったん手に入れたものを手ばなすことはなかなか難しいということである。つまり、いったん増えた体重はそう簡単には減らない。結果として、1か月健診でもまだお残しがあって、その体重のまま推移して、二人目を妊娠してまた体重が増えて、三人目を妊娠するころにはすっかり体系も変わってしまう、という場合もある。

確かに、中には、20kg増えて、そして二人目の時には20kg減少して、そしてまた20kg増えて、元に戻すという方もいらっしゃることは事実である。しかし、こうした短期間での体重の変動は、身体への負荷を考えるとあまり望ましくはない。まして、こうした変動があると、妊娠線はしっかりと残ることであろう。

また、授乳期間中には大体の人はどんなに食べても太らない。それは授乳で大量のカロリーを放出しているからであるけれど、そこに油断して、大食間食が妊娠中から維持されて、2年も続けば、立派な食習慣となる。で、いつかは授乳が終わるわけで、その食習慣を維持すれば、産後の体重増加が待っている。

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私自身は、身長176cmで、大学入学当時は60kg前後の体重であった。大学時代、ラグビーをして体重を増やそうというより、単に食生活の問題で卒業時に65kgくらいになっていた。つまりこの時点ではBMI20前後であった。

研修医時代に70kg前後で推移するようになり、開業直前は75kgくらいであった。そして開業後の食生活のたまもので85kgまで増えた。一時期80kgまで減らしたが(糖質制限)、リバウンドで85に戻った。BMIでいえば、27となり、立派な肥満である。先日の健康診断でも、腹囲の増加を指摘され、健康な食生活の指導をといわれてしまった。

しかし人に言うは易しであるが、実際に自分でするとなると話は別で・・・。私の場合基本的には間食はしない。問題は、夜起こされて眠れない場合、と酒を飲んだ場合である。

眠れないので、仕事をする。すると小腹が減る。なにかないか、と。少しづつ食べて、食べて程よくなって眠れば、と。また酒を飲んで楽しんで調理をする場合、そのまま眠たくなってしまえばいいのであるが、眠れないとあれこれとつまみを探してしまう。本能のおもむくままにと。

もう一つ困ったことが私の古傷である。右ひざがやはり調子が悪くて、走ろうという気力になれない。しかし足腰を使う習慣がないと、筋力の低下は自滅の下であるので、何とかしないといけない、と思いつつ、ずるずると・・・・

ま、できるところから、やればいいさ。できないものはしかたないさ、とささやく声もあるし、自分を厳しく律することは難しい。

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今回の写真は、最近のいただき物から。ブランクサンダー侮るべからず。これは妊婦様から頂いた。食べ物の調節は難しいというレジスタンスかも、とようやく気付いた。

なんと名古屋地方では、このような、餡とバターをミックスした優れものがある。これはいかん、思わず進んで討ち死にする食べ物である。

ナスとトマトをいただいた。トマトは放置して熟してきたので、凍らせてストックしてみた。ナスは、今日でも味噌炒めにしようと思っている(焼きナスでもいいが、やはりみそ炒め最高)

ワインを2本もいただいた。糖質制限をするならワインは実は御法度になるのであるが、これは私大切な週末の楽しみなので・・・。

ということで言い訳をしながら食べて、飲んで居るので、これでは体重は増加の一方である。

メデラという会社がある。母乳保育を支援するスイス由来の会社である。
参考までに 母乳育児用品のメデラ株式会社 | Medela

この会社のシンフォニーという搾乳機をクリニックでは使っている。昔からこれで、要は搾乳機のベンツという私の中では思いがある。しかし高額であり個人ではちょっと購入は…と思っていた。

クリニックを退院して、母乳の乳首の形の問題でどうして搾乳をせざる得ない場合がある。しかし手で搾乳すると、搾乳するのに2-3時間かかって、ようやく30-40ml。あっという間に飲んで、それから器を洗って、次回の搾乳に備えて、というサイクルになってしまうと、お母さんの休む時間がない。そこで搾乳機の存在となるわけであるが、これがまたピンキリである。しかしこの搾乳機が良くないと、というジレンマが存在するわけで・・・

その点このメデラのシンフォニーはお勧めであるが、高額であり、購入はちょっと難しい。そう思っていたら、最近はメデラの手引きの吸引器もあるらしい。それなりのお値段で、効率もいいらしい。ということで、当院でも手動のメデラのハーモニーという吸引器を販売することとした。

そこで業者からの見積もりをいただき、メデラのオンラインショップとアマゾンほかのネットでの金額をみて、当院での販売価格を決定することとなる。

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メデラのオンラインショップでは、該当商品は税抜きで4290円。しかしこれに送料が付くので、それなりのお値段となる。

さて当院にいただいた見積もりでは、この製品の納入価格は十分に高額である。でも販売する以上、幅委するたびに赤字では困るので、すこしだけ手数料をかぶせていただいて税込み4400円とさせていただくことした。が、ネットで同商品の販売価格を検索すると、4290円で送料無料となっていた。なので、4290円で販売することにする。

しかし当院への納入価格で、この価格で販売するとほとんど利益が出ないわけで、ということはこの商品を4290円で送料無料で販売している会社は、よほど納入価格を交渉して下げているのか、あるいは赤字覚悟で販売するのか、とふと思ってしまった。

メデラのHPでは電動吸引機の20000円台の商品もあるようで、これもちょっと調査してみようと思っている。ただ、当院はこうしたものを営利目的に販売するのではなくて、あくまでも母乳育児の支援のためにということであるから、あまり多種類にそろえることはない。手動1種類、電動1種類で十分かなと思っている。

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芝桜が、クリニックの周りで全開かな、と。

3月28日 日曜日 雨天。父の49日であり、法要後に納骨となる。時期的に彼岸の季節であったけれど、ついに父は川を渡りあちら側の存在となった。終了後に実家によって、お仏壇の整理をして、初盆が迎えられるように配置をする。

この49日の期間は、気持ちの整理の期間でもあると聞く。個人への思いを、各人の立場から語って、心の中を少しづつ整理して。残念ながらコロナ過であり、多数の人が集まってというわけにはいかないので、親族間での話にとどまる。そうやって、いくつかの話をまとめて、少しづつ父の知らなかった一面もわかってくることがある。


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父の幼少時のこと、母との接点、父と兄弟との話など、知らなかったことも多い。私が生まれる前の話であるから、知らないのは当然であるけれど、そこには様々な時代の流れがあって、だからこそ今があるのである、とわかることもある。

小さいころ連れていかれた場所に、このような意味があるとわかるのは、いまになってと改めて思うばかりである。ま、小さい私に説明しても仕方がないし、まして中学高校と熊本を離れていたし、とは思うけれど・・・。

ルーツ探しにこだわるつもりもないけれど、父の話からそうした西村の家の流れがわかることもある。

そういえば、納骨堂には、新たに加わった父の分も含めて7つの骨壺があり、父の分、祖父母、そしてその父母の分と幼くして亡くなった子供の分と聞いた。ここにも歴史があり、その歴史は私には記憶がないことでもある。今度母に尋ねてみよう、と思う。いつか私が自分の息子に語れるように。


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時が過ぎ、いろいろな人といろいろな思いを語り、心の整理がつく頃が49日である、というもうなずける話でもある。さて、49日が明ければ、残された家族の生活をという面もある。少しづつ気持ちを切り替えて、と。

といっても、この49日の間、私は葬儀でお休みをいただいた以外は、家族に甘えて診療を続けていた。ある意味診療が続けられることは、他の家族の存在があったからでもある。


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中庭の紫蘭が、少し花開いてきた。今日からの好天で、気温も上がればさらに開花も進むかな、と。

ちなみに、この紫蘭咲き始めはいいのであるが、咲き終わると独特のにおいが残る。なので咲き終わり、葉っぱが色づいてきたら、さっさと撤退がのぞましいと個人的には思っている。

今日は3月26日。令和3年度の末である。年度末であれば、私としては各種会計の用意が必要となる(当院を運営している医療法人グリーンヒルの決算は3月末である)。なので、各スタッフに年度末の棚卸をお願いしている。また会計士さんにはそろそろ大仕事を伝えている。

そして年度末はお越しになる方も同様で、例年この時期になると、子宮頚がんのクーポン券や子宮頸がん検査を受講される方も多い。なので、おのずと外来数が増える。4月になれば、がたんと減るのであるが・・・


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こうしていると、例年の年度末と変わらないような気もするが、とはいえコロナ過での年度末でもある。昨年の5月ごろに比べれば、感染に注意しながら、受診という方も増えてきた。緊急事態宣言も一部の地域で解除されたと聞いたが、新たに指定された地域もあると聞く。

そして当院にも医療従事者向けのワクチン接種の問診票がようやく届いた。人の営みは、それなりに進行していく。行く春と、来る春と。人の異動の時期でもあるが・・・。

春が来ても、私はここにある。ちょっと膝の調子が悪いので、草取りがためらわれるが、そろそろバラだけも害虫駆除の用意をしなくては。

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二階踊り場では、ステンレススチールが大輪の花を開いて、そして散り始めた。今はラフランスが咲き始めた。

2月に健康診断で、内科に相談をと指摘された。そこで早速の熊本赤十字病院の予約を取って受診した。MRIと超音波と採血が必要ということで、3月3日に検査の予約を入れていた。しかし、3月3日は大変な1日であり(6人生まれた)とても行けそうになかったので、電話でキャンセルを入れた。

で、3月24日に再度ということなった。前日微妙な雰囲気であったが、無事に3人生まれ、よし行こうと朝方に思った。でもそれから2名の方が陣痛発来でお越しになった。でも来院後いったん陣痛が遠ざかったようでもあり、今回は検査に行った。

10時30分に受診して、採血して、超音波検査を受けて、MRI検査を受けて、それから診察があった。終わったのは、14時。ちょうどそのころにお産が1例あって、間に合わず、青木先生にお願いした。

朝食止めで14時も過ぎ、さすがに腹も減った。まずは食べて一息入れてで15時。それから会計士さんと面談し、無痛分娩の症例の検討会、職員集会とすすみ、18時にようやく解放。院長の食事は急な入院の患者様に回ったので、院長食(検食分)がなかった。なので・・・・


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ちょうどトマトを地主さんからもらった。なので、厨房に行って卵をもらって、それから裏の花壇でアスパラを4本とった。


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で、こうなった。トマトと玉ねぎのオムレツもどき、ゆでたアスパラガス、凍結保存の油揚げのトースター焼。アスパラガスは、塩とオリーブオイルで。さて、こうなると何か飲みたくなって・・と平日であるがちょっとだけ白ワインをいただいた。

ちなみに、MRIと超音波の結果、いつかは手術が必要になるかもしれないが、当面は経過観察ということになった。


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