2021年04月

4月29日、理学療法士の先生に私の膝を診てもらった。約2時間の診察と施術では、ひざ関節が硬く、十分に進展していない。その結果動きが悪くなり、大腿四頭筋が十分に働かず、委縮していると。歩く分には問題がないけれど、走るのは無理であろう、と。そしてこのままの状態が続けば・・・というものであった。

膝を支える靭帯の問題かな、と思っていただけに、そして走るのが今のままでは無理である、といわれこともちょっとショックであった。確かに、以前に比べれば、心地よく走れなくなったとは思っていたが・・・。そしてこの状態が続けば、私の老後はとんでもないことになることもよく理解できた。

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年を取り、ある程度加齢によるものは仕方がない。骨粗しょう症は生きていく人間の定めである。ただ、やり方によってはその衰えをある程度補うあるいは低下の程度を遅くすることはできるといわれている。

一方、筋力は、年をとっても1か月である程度強くすることはできる、と聞いたような・・・。三浦洋一さんのように肉を週に数回食べて、筋トレをする、とまではないかくても、日々のいくつかの反復トレーニングである程度の回復は期待できると、と教えてもらった。

ということは、私の今のいくつかの体の不調も、何のことはない適切なトレーニングの欠如で、筋力が低下していることが最大の要因かもしれない、と思い至った。とはいえ、思い至っても、その原因対策として、日々の地道な筋トレができるかどうか、これはまた別問題であるけれど・・・。

さしあたり、ひざのために、片足立ちと、足底の筋力強化のためのつま先立ちを教えていただいたので、日々の診療の合間に、と思っている。これでめどがつけば、と。

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フェンス沿いの白と赤とピンクとオレンジのバラが元気がいい。そしてついに、このピンクと白薔薇が交わるような感じになりつつある。本当は白と赤で混じらわせたかったのであるが・・・・。




4月28日は水曜日で、休診日である。以前なら、朝は病棟の患者様の診察、10時から両親学級での院長担当説明、11時ごろに業者の方の面談、午後は帝王切開というパターンである。しかし、最近院長の説明は録画に変わったし、28日は午後の手術もない。

でも、代わりに、パソコンサーバーの交換という業務(当然ながら専門の業者の方が行うので、私は立ち合い)と、施設内補修のための業者との打ち合わせが残った。4月の最後の水曜なので、無痛分娩の症例検討会と、職員集会もある。しかし、分娩待機者もいない(朝までに二人生まれた)。ということは11時から14時くらいまでの時間がぽっかり空いた。

やるべき仕事はいくつかあるが、あえてそれに目をつぶり、ちょっとドライブをすることにした。小雨ぱらつく状況が残念であったが、私の懸案事項があった。

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ロビンフッドの映画であったか、エクスカリバーであったか、あるいはタイムラインであったか、忘れたが、中世のヨーロッパにおいて、修道院の修道僧がはちみつを集めて、はちみつ酒ミードをつくり、酔っ払っている姿があった。

はちみつで酒が造れることもびっくりしたが、ま、考えてみれば、ブドウからワインが作れるわけであるし、果糖の炭素骨格の端っこがCHOとなれば、理論上はアルコールとなるわけであるから、出来るはずである。あとはどんな味かな、と空想していた。

で、興味半分ググッテみたら、なんと、日本にもはちみつ酒があった。このラベルをよく見ていただければ、と思うが、日本初、国産蜂蜜使用、蜂蜜酒と書いている。しかし、このお酒、ネットでは販売していない。でも販売しているのは、なんと八代のインターの傍にある西岡養蜂園 西岡養蜂園 国産はちみつ・はちみつ酒等の販売・通販 (nishioka-hachimitsu.com)である。

ということで、ちょっと高速でいってみた。すると、お店は定休日でシャッターが下りていた。残念と思ったら、念のため連絡先に電話をすると、わざわざお店を開けてくれた。開けてくれた以上はやはり購入をということで、1本ずつ購入した。

多分、本来の中世の時代に飲用されていたとすれば、もっとドロドロで素朴な味わいのお酒であったのではと想像するが、この右側のゆかりというお酒は、甘口のすっきりした洗練されたお酒であった。さらにその左の千年はまだ開封していないが、こちらは少し貯蔵したお酒と聞いたような気がする。

GWで、ステイホームだからとと、酒浸りになるわけにはいかないが、ま、すこしたしなんでみるかな、と。

クリニックに帰ったら、もう一つキリンに頼んだ発泡酒が届いていた。

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個人的には、このジャズベリーとデイドリームが好みである。でも発泡酒なのに、普通のビールよりお値段が・・・。こちらもGWの私のお楽しみ、ということで

こちらはクラフトビールが1本ずつ自由に選べる!「自由に選べるクラフトビールアソートセット」|KIRIN(キリン)公式通販DRINX から

雨が降ると、大輪のバラが多い当院では、花弁内に水がしみ込んで、変色してぼとりと落ちる。しかし、ここ数日好天が続き、その結果、バラは全開となる。でも、全開となれば、盛りが過ぎれば、やはり花弁は落ちていく。クリニックの周囲には裏に貯水池があり、大きな建物はない。そのためか、血行が風が良く吹く。その結果こうなる。

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白も交じれば、赤も、ピンクも、オレンジも、黄色も交じる。


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上から見ると・・・

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ということで、結果として、スタッフの清掃の負担を増やすことになる。まことに申し訳ない限りである。


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裏の花壇も、芍薬はほとんど倒れてしまった。

ということで、やはりこうなる前に、さっさと摘み取る、配ってしまう、というのが少しでも清掃の手間を省き、きれいな思いだけが残ることになるかな、と。

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白かと思ったけれど、うっすら桃色の芍薬である。



私自身の器はどれくらいであろうか、とふと思う。この場合、人間としてか、産婦人科医としてか、という前提でまた異なるわけであるが・・・。また私自身が思うことと、他人様からの評価も異なることであろう。自分自身を冷静に、正確に見極めることはなかなか難しい。

背伸びをしないとえられないものもある。60歳を超えて新たに何かを取得することは可能なのか。でも体力的にきついのもじじつだしと、日々答えのない問題を自問自答しているようなものである。

私自身の願いとしては、出来ればボケずに、自分の手足で動いていたいし、いつかあちら側に行くとしてその時にはあっさりといけたらいいな、と。とはいえ、その前に目の間に広がる現実があるし、さまざまな執着もあることも事実である。日々さまざまな矛盾とあがきつつ、でも生きている、というが正直なところかもしれない。


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でも、少しづつながら、自分の理想とする方向に向かいつつあるような気もする。淡々と、ひょうひょうと、そして飾らずに、必要最小限で、と。ただ、過去を振り切ることは難しいので、これから始めることはそうしたことを重点に置いて、取捨選択しながら。

私自身はそうせざるを得ないのであるが、それではクリニックはどうであろうか、とも思う。開業当初に比べ、スタッフも増え、スタッフの習熟度も増した。いくつかの分野では、スタッフに任せることもできるようになった。建物自体も増築したし、駐車場も広がり、そして補修も行い、時に機器の交換も行った。そう考えれば、クリニック自体も成長し、亢進してきた。

とはいえ、クリニック自体の開業前に想定した能力を大きくうわ待っているわけではなくて、大体開業当初から予想していた状態に近づいた、というところかな、とも思う。

果してこれ以上クリックの能力を向上させる必要があるとはとても思えないし、またその余力はもうないような気もする。しかし、統治者が変われば、視点もかわり、新たな分野が見えてくるのかもしれない。まだ当面は私が最高責任者であるし、そうあることがクリニックにとって望ましいことであろうから、そうするけれど、いつかはその日は来るわけで、その準備は必要かもしれない。


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時は流れるし、人も社会も変わる。変わらないものもあるかもしれないが・・・。その中で私個人にできることは限られているけれど、出来る範囲でとあがくことも必要かな、と。

今朝、朝日が中岳の上から上った、と思う。中岳にかかる雲が白光に輝くわずかな時間であった。今日は天気がよさそうで、本当なら車を洗って、ドライブに行きたいところである。しかし、現実はきょうは帝王切開あるし、お産もありそうだし、ちょっと難しい。ま、運が良ければ千社くらいできるかもしれない。自分の責任を果たしつつ、できる範囲で、出来る事を。


時間は限られているし、私の能力にも限りがある。そうした限られた時間の中で、取捨選択することはなかなか難しい。でも逆にいえば、制限があるから、悩む時間には限りがある。永遠に時間があるからと、永遠に同じ問題を悩むなんて、耐えられない。時間が限られているから、次の考えに移ることができる。つまり、物は考えようである、と。

クリニックに限らず、私自身もこれからいくつかの新しい試みを行うことになる。で、新し試みである以上、それに備えたいくつかの事案を検討しなければならないわけで、でも事前にすべての事案を検討できるはずもない。その時点で、ま、それなりに考えればいいかな、という私自身の大まかな性格であることもあるが、やはり考える時間には限りがあるし、そして私自身の能力では遂行に推敲を重ねてあれこれ考えても、その場でスパッと判断する方が正しいこともあるし、と。

なかなか難しい命題であるが、ま、即決が必ずしも間違っているわけではない、と言い訳して、自己正当化しているだけかもしれないが・・・

2021-04-20 06.53.01

クリニックが今後もあるべく姿で存続するために、いくつかの新しい試みをするわけであり、そしてその試みのために、従来の路線を継承することもあれば、一部撤退することもあるかもしれない。研ぎ澄ますというか、出来れば無駄な部分は除いて、簡単明瞭を目指したいけれど、この判断の基準は私によるものであるから、他者からすれば無駄なことを、あるいはまだ贅肉が多い、と思われるかもしれない。ま、それも含めて、これが私の判断であると開き直るしかあるまい、と思っている。

さて、現在検討しているクリニックの存続のために案が、新生児室の再整備と病室(和室)の改装である。新生児室は基本的に人工皮革が劣化しているので、張り替えなくてならないけれど、そのために時間が必要であり、その工事をいつするか、ということでもある(空調と灯の問題はすでに完了している)。補修する間、接着剤でにおいがするので、新生児室が1週間程度使えない。できれば、冷房暖房を使わなくて済む期間にと思っている。

当院の産後の病室は、和室と洋室が用意されている。ただ、このコロナ感染対策として、家族の宿泊を禁止している。たぶん、このコロナが簡単に収束するとは思えないので、しばらくこの状態は続く。本来和室は、家族がお泊りするときに、という思惑があったので用意したのであるが、そうなるとその目的が不要となった。さて、そうなるといくつかの欠点の方が目に付く。

私の場合、掘り炬燵形式ではないので、足を伸ばすしかない。また畳カーペットの上にマットを置いているので、立ち上がる時がちょっと大変である。手すりもない。

ということで、和室の改装を検討することとして、設計の松山先生と昨日相談をした。実際の部屋を観ながら、そして今の建築の流れを伺いながら、と。昨日話したことでいくつかの方向性が出たので、それを少しに詰めて、できれば秋に和室の改装をと思っている。

ちなみに、当院に和室は5室。これをすべて同時にするか、これもまた問題でもある。

2021-04-20 06.53.03

ヒナギクであったか、わすれた。昨夏に植えて、秋にさいた。初冬に枯れたと思っていた。すると、今頃こうやってポツリと咲いている。探してみると、あと一鉢くらい生き残っているようである。またほかにも去年植えたものが越年したものが2鉢ほどある。

冬を越せたものも、越せなかったものも、ここにもまた選択と生き残りがあった。特別にそうしようと思ったわけではなかったが・・・。



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