2023年03月

令和5年度、マイナンバーカードの運用が医療施設での義務化となる。しかし普及状況の遅延より秋まで延期となった。でも当院は使えるはずであった。しかし1昨日とある患者様が使用しようとして、使えないことが判明した。どうも機器に問題があるらしい。

マイナンバーカード認識装置のトラブルではなくて、その付属機器の問題らしい。そしてどうもその保守の登録がされていないので、対応できない、というのがメーカーの回答であった。ということで、保守登録をして、機器を修理して、ということになるから、どう考えても、4月1日には間に合わない。ま、出来ないものは仕方がない。

当院の外来上、自費診療が多いので(妊婦健診や子宮がん健診)そちらに特別の支障はないが、保険診療だと・・・。しばらくご容赦ください。


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5月のGW明けにはCOVID19への対応が変わる。保健所への登録も不要となる。またあちこちでマスクの直用の義務もなくなる。コロナ感染の報告者数も下火になりつつある。しかし、コロナ感染自体がなくなるわけではないし、また感染力の強さが減弱するわけでもない。ということで、出産に対応する当院では、コロナ感染の基本対策はそのまま続行である。発熱外来も継続する。

ただし若干の緩和は講じることとした。入院患者様の面会は10分以内に、2階の吹き抜け部分でOKとした。入院患者の家族のお泊りは不可であるし、外来診療時の家族の付き添いも原則不可は、感染予防の観点から継続とした。お子様をどうしてもつれてこないと、という場合のみOKとした。

里帰りの2週間待機は中止した。分娩時の立会い時のコロナ検査も、通常接している家族であれば、免除する。ただし、発熱や体調不良の方は、立ち合いはできない。また立ち合いは原則お一人までである。また分娩定期室への家族の同伴は、通常接している家族で体調良好であれば、OKとした。


さてここで疑問となるのは、GW明けから、37週以降のコロナ感染の妊婦様への対応である。従来熊本では、37週以降の感染は保健所に感染を報告し、保健所の指示に従っていた。ここら辺はまだどうなるかの情報が伝わってこないが・・・・。保健所からの連絡を待つこととする。

また水曜日の両親学級の対面参加もそろそろ再開である。オンラインも併用予定なので、遠方の方や男性の参加はそちらでどうぞ。

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HPVワクチンで、9価対応ワクチンが定期接種あるいはキャッチアップ接種の対象となる。ようやくその問診表も届いた。クロス接種はあまり望ましくないので、1回目や2回目が4価のガーダシルの場合、ガーダシルを推奨する。新規の型のみ9価のシルガードを推奨する。さらに年齢によって接種回数が異なることにも注意が必要である。

熊本市の子宮頸がん検診のシステムが、従来のガラス板から、液状細胞診に変更となる。そのため、月経中であろうとも実施可能となる。当院では、保険診療の細胞診はすでに液状細胞診であったから、当院での細胞診は液状細胞診に統一されることとなった。ということは使わなくなったガラス板はどうなるのであろうか、と。ただし、まだHPVテストは実施されないので、通常の細胞診検査のみである。

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ピンクのチューリップは盛りを過ぎ、オレンジのチューリップが咲き始めた。より春らしくなってきた。町中の人ごみも少しづつ増えてきたようで、数年前の景色に戻りつつあると感じる。

ただ個人的には、オンラインで済むところはオンラインで済ませてほしい、というのが商事なところである。


最近は秋スタートの学校生活もあると聞くが、大半の日本の学校は4月スタートであろう。企業によっては、6月決算、12月決算、3月決算とさまざまであろう。そして各種統計も〆の時期は様々で、だからこそ、国や学会から様々な統計の報告が求めらるが、3月末、6月末、12月末〆の統計があちこちから尋ねられて面倒だな、と。

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熊本市の子宮頸がん検査は、女性の偶数になる年が対象である。なので、令和4年度に偶数の年になる方が、3月までに駆け込み受診となる。なので、3月は子宮頸がん検査の検体が多い。しかし、今の世の中の流れで、細胞診とHPVテストが組み合わされば、その頻度は減るような気がするが、それは様々な問題もあり、まだまだ先のことであろう。

また、早生まれ、遅生まれの問題があり、この時期に予定日を迎える妊婦様も、微妙なところであろう。果たして4月1日までに生む方がいいのか、微妙なところであろう。さらに言うなら、この時期、各種行事や異動の時期でもある。4月から新しい職場、そのための引っ越し、あるいは卒業、卒園、入学とと続く。親でもあると同時に社会生活もあり、そして出産も絡めば、複雑な状況であることも。

でも、たぶんなるようにしかならない。人知の及ぶ範囲には限りがある。偶然の産物、配剤もあるかもしれない。なので、基本的には”出たこと勝負”というわけではないが、その状況で、できれば落ちついて対応をすれば、と思うばかりである。

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梅は散り、新緑が目立ってきた。枯れたと思っていたら、下から生えてきた。そして芝生も草が目立ってきた。水曜日午後、お産もなかったので、ちょっと芝刈りをした。


早寝早起きは三文の徳と昔聞いたような・・・。要は、不要な灯(この場合高価な油代)を使わず、お日様の明るいうちに仕事をして、さっさと寝る、というようなものであったと思うが・・・。私の場合、昔から早起きで、朝起きて何もしないこともあれば、仕方なく勉強をしていたこともある。で、大体夜になると眠くなるので寝るのが、以前は24時くらいだったのが、今は21時くらいである。

早く寝れば、早く目が覚めるわけで、大体3時から5時くらいに起きることとなる。睡眠時間はだいたい5時間前後。朝起きるとすっきりする最大の理由は、たぶん寝ている間に体の日中にたまった不要な代謝産物をせっせと除去されているのであろうと思う。

確か、人間の体の中で最も酸素を必要とする場所は、頭と心臓と聞いた。それは運動をすれば筋肉ということになるが、運動をすると、代謝上乳酸が蓄積し(これは多分TCAサイクルの産物であろうけれど)それが疲労の原因となると聞いたような・・。ということは、頭と心臓でも、日中の活動の結果、大量の糖の代謝産物ができて、それを寝て頭が休んで夢を見ている間に除去するのであろう、と思うようになった。


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今朝は4時ごろ起きて、あれこれしていると東の空が明るくなってきた。私の部屋は4階の東向き。起きるとカーテンを開けるので、PCのモニタの背景が少しずつ明るくなってきて、窓の外に目をやると、このような風景となる。


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雲一つない空もいいけれど、やはり程よくこの様に雲があって、朝のこの時間に提供される変化が好みである。たぶん夕日もこのように変化するのであろうけれど、夕日の時間はだいたい仕事をしているし、診療中は外を見ることはあまりないので・・・


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マンハッタントランスファーのトワイライトゾーンを聞きながら、仕事をしよう。

行列嫌いだし、渋滞も嫌いである。またどこそこのお店での提供された料理やサービスが満点であれば言うことないが、時になるかあると嫌だな、と。そして、本業(産婦人科診療)においては、時に何らかの形で患者様がお越しになることもあるし、実際分娩待機者や帝王切開の術後の方がいらっしゃれば、あちこち行くよりも、この界隈で過ごす方が安心である。

こうした様々な要因が重なり、街中に行くのは、何らかの理由がある時だけであり、学会や講習会はオンラインで済ませるならオンラインで済ませたい、と切に願っている。

先日産婦人科の集まりがあるということで、診療終了後(19時)にクリニックを出たが、金曜の夜で道路は混雑し、到着は20時前。聞きたい話はすでに終了していた。それでもささやかな資料は手に入ったが、出来ればこうした全員に伝達すべき事項であれば、オンラインで、そして場合によってはユーチューブなどでの録画を頂ければ、と切に願うばかりである。


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天気の良い日に、クリニックの庭の手入れをすることが、ある意味私の趣味と実益を兼ねたものとなりつつある。芝刈りをして、汗をかいて戸外でオールフリーなんて最高である。

確か、ショーシャンクの空にという映画で、戸外の作業をしてビールを飲むシーンがあるが、まさにその通りだと思う。

それはこの界隈の散策でもいいのであるが、託麻88か所巡りの経験から、この界隈であっても山深いところに行けば、そう簡単には帰ってこれない。何かあったらすぐ帰れる場所がいい。でも、いつの日かはこうした生活から引退する日がくるであろうけれど・・・・

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芍薬、すくすくと大きくなった。花芽もでてきた。

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そしてあきらめていたアスパラガスの新芽発見。今年は収穫せずに株を太らせよう。



これは私の理解であるから、少し理解不足があるかもしれない。が、私の理解している範囲で、と。


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働いている人が休んだ時に、その休んだ期間の収入を得る方法として、生命保険関係と傷病手当関連があると思う。生命保険は、当然休業期間を保証するという内容の保険に加入している必要がある。一方傷病手当は、働いている人であれば、給与から確か雇用保険料金が天引きされているはずである。

で、この雇用保険から、失業後の給付や病気で休んだ期間の給付を受けることになる。毎月の給与から控除される金額はそう大きな金額ではないが、働いている間ずっと控除されるわけであるから、働いている間に支払った額はそれなりになる。

ちなみに私の給与明細を見てみると、私の場合は役員報酬となり、介護保険と健康保険と厚生年金の控除はあるが、雇用保険の控除はない。私は院長であり、雇用する側であり、雇用保険は負担はないということである。ということは、私の場合、失業保険も傷病手当もない。以前勤務医時代に支払った雇用保険料は、私がいつか雇われて働かない限り、返ってくることはない、ということである。

参考までに
傷病手当金について | よくあるご質問 | 全国健康保険協会 (kyoukaikenpo.or.jp)

この生命保険にしても、傷病手当にしても、その条件は、保険診療をおこなうような何等かの病気で治療したということが条件である。美容形成や自費診療はその対象とならないはずである。あくまでも病気で治療した場合である。

そこで体調不良と判断して、仕事を休んむとだ通常休んだ期間の分が日割りで給与から引かれることとなる。休んだ期間が長ければ、その額も大きくなるから、傷病手当をということになる。診療する側として、こうした傷病手当書の記載はよくあることである。

さて、そこで問題となるのは、この支給の条件は、病気で治療したことが条件である。つまり、自分で体調不良で休んで、病院を受診しなかった場合、病気と判断されないことがあるということである。傷病手当には、診療実績を記載する欄があり、病気で受診した経過を記載する欄がある。ここにどのような状態で受診し、どのような治療をしたとの記載が必要である。

自己の判断で自宅療養とした場合、当然ながら私がその蘭を書くことはできない。患者様が病気で休んだと主張されて、その内容を記載することは可能であるが、診療実績がない状態ではその病気の状態を確認することはできないので、給付されるかどうか・・・。

つまり、病気で休む場合には、まず医療施設を受診して、これこれの病気でこのような治療をして、いつまで休めといわれた、という証拠が必要ということである。

これを怠ると、給付の条件を満たさない。そして記載する側として、万が一、その休業期間に休んでいないことが判明した場合、嘘の記載をしたということで、私に何らかのペナルティが課せられる。こればっかりは患者様の都合で勝手に書けるという代物ではない、ということを皆様に理解いただきたい。

ちなみに、当院でスタッフが長期休む場合には、きちんと医療施設を受診すること、場合によっては診断書をもらうことを勧めている。

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葉キャベツから、花芽が出て、こちらも咲いた。菜の花のような花である。キャベツも、菜の花も、葉キャベツも確か同じ科であったような・・・

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