カテゴリ: 個人

サクラの開花予想も伝えらえている。当院の桜は、フェンス沿いに1本吉野桜、中庭にサクランボの桜が2本あり、サクランボの方はすでに咲いた。


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フェンス沿いの桜は、熊本市の開花予想よりも遅れて咲く。その理由はやはり、場所柄ふきっさらしにさらされ、この場所が寒いからであろう、と予想する。


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スモモも咲いたし、新芽も目立ってきた。

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チューリップも芝桜もすこしづつ。

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ということで、私もそろそろ春の用意をと。今から約1か月、周囲は劇的に変わっていく事であろう。春が来たと、改めて思うばかりである。



春一番、サクラの開花予想、とあちこちで、春の便りが届く。そしてクリニック内でも目を凝らせば、あちこちに。


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裏庭で、ついに花芽発見。あと1-2週間かな、と思うが。


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中庭の片隅では、スモモの白い花が咲いている。

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こちらは例年、この後にスモモがなる。すっぱいので鳥も食べない。

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今年は李酒でもつくるか、と。

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芍薬の新芽も伸びてきた。

さてこの週末、天気が良ければ、芝刈りというか、草取りでもするか、と。


流行り、廃り、は世の常である。そして私自身の中でお様々なマイブームがある。学生時代は、ラグビーと焼酎とビールとウィスキーであり、研修医時代はフランスパンとウィスキーとテニスであった。子供が生まれて、子供の相手で魚釣りをするようになり、魚を下ろして食べることを覚え、へたくそな料理を始める機会となった。

福岡で暮らす頃に、カメラを背負って、自転車であちこち散策するようになった。そして熊本で開業し、開業したての頃は、お産も少なく、街中に出ることも多かった。昔通ったお店、新しく探したお店、などに通った。

次第にお産が増えたこと、街中に出るための道の混雑が苦痛となってきたこと、そしてコロナと続き、今では町中に出る気はあまりなくなった。確かにデパ地下のRF1は魅力的であるが、これはオンライン注文ができることが分かった。町中にある魅力的なレストランは、美味しいし、友人とたまに行くくらいならそれもいい。

しかし、街中に行くためには、出ていかないといけないし、返ってこないといけない。いつ呼ばれるかと爆弾を抱えているし・・・。

ということで、今では、クリニック界隈で大体過ごすことが多くなったし、その方が楽だし、リラックスできることに気が付いた。今になって、わかる父の気持ちである。私の父も産婦人科の開業医で、もっぱら家に居ることが多かった。家でテレビを見て(スポーツ観戦)、ビールを飲んで、囲碁を打って、と。たまに家族のために外出したり、レストランに連れて行ってくれたが、やはり父は家で、自分のペースで生活することが一番であったのかな、と思う。

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先日城南の荒木酒店に行った。お目当ては、南アのワインである。で、中の併設レストランの棚にこんなものがあった。これだけ並ぶと大きさの尺度がわかりにくいが、たぶん真ん中の部分が、標準的な大きさである。ブーブグリコの日本輸入代理店を10数年前まで、荒木酒店の店主が引き受けていた、と店主から聞いた。びっくりした。

そういえば、一時期はこのイエローラベルにはまっていた。シャンパン、スパークリングワイン、カバ、その他の呼び方が各種あるけれど、こうしたスパークリングワインは万能選手で、どんな料理にも合うような気がする。

しかし、ある時気が付いた。こうしたスパークリングワインは、その内部の発砲状態を保つため、ビンががっしりしていて重たい。また一人で1本のみ干すことは今の私には難しい。そして根本的なところは、私には味の微妙な違いは判らない。ましてスパークリングワインであれば。

ということで、いつのまにやら私の中でスパークリングワインよりも、お手頃白ワインが一番と。そしてそうなると、様々なお店やネットでワインを探すより、荒木酒店で好みに合った南アかチリの白ワインで十分である、という結論に達した。

いつの日か、車の免許を返上したら、セブンイレブンでお手ごろワインということになるかもしれないが


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荒木酒店のレストランの棚には、こうやって空き瓶が飾られている。ロマネコンティなんて私は想像もつかないが、ここにも大きなボトルがある。

産科施設でお産を取り扱う施設で、大きな病院で多数の医師が存在するような施設では、現在の医師の働き方改革の流れの中では、余暇は余暇となり、有給も可能かもしれない。しかし、小規模施設であれば、その働き方改革を額面通りに受け取るととんでもないことになる。

確かに医師の過重労働は望ましくないけれど、しかしそうしないと身につかないような私には、そうして学んだこともある。と同時に、疲れた頭や体では役に立たないので、休めるときに休むという当たり前のことをするしかない、ということでそこら辺を柔軟に対応するしかない、とも思っている。

当院では現在私以外に数名の女性医師が存在するが、彼女たち働き方改革の対象である。なので、そのルールを順守する。一方、私は医師であり、院長であり、経営者でもあるので、労働者ではない。つまり厳密に言えば、働き方改革の対象とならないので、当面は今のスタイルで行かざるを得ないかな、と思っている。

院長が、万年当直医である、ということである。とはいえ、時に大当たりの夜があって、眠れないときついので、昼間の外来をできれば他の医師にという形になるかな、と。でも外来で患者様に接しないとわからないこともあるので、時には外来もしなくてはならないが、外来は副として、病棟での勤務を主とする、という形であと数年は続けられれば、60を超えた私でももう少し働けるかな、と思っている。


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最近、私の先輩にあたる医師(開業医)が、勤務中に何らかの重篤な状態となったと聞いた。また、漫画家の鳥山明さんの突然の訃報も目にした。そうしたことはいつ誰に生じても不思議ではない。皆様60を超えている。確かに平均余命の伸びた現代では、と思うけれど・・。

先日、NHKの番組で、アルツハイマー病の話を観た。認知症として発症する20年も前からの脳内にアミロイドβという物質が蓄積を始めるという。ということは、私の頭の中で、アミロイドがたまっているかもしれないし、さらにいうならばタウτが蓄積している可能性もあるかもしれない。

あるいは膵頭部に何らかの腫瘍性病気が出現しているかもしれない。肝臓で線維化がはじまっているかもしれない。考えればきりのない話である。

ま、当面は、こうやってブログを書いて、お産に対応して、帝王切開をやって、と。そして時間があればちょっと外出したり、あるいはバラのお手入れをして、土曜の夜はワインをちょっと飲めるなら、それでいいかな、と。出来ればこうした期間が少しでも長く続くように、と。


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先日阿蘇にちょっと。阿蘇神社の楼門が、昨年末にようやく復旧した、と聞いていたので。初もうでまだであったことに、思い至り、母と叔母と一緒に行ってきた。

午後4時。意外と観光客も多かった。そして日本語以外の言葉も多く耳にした。ここにもTSMC効果があるのかな、と。

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ちょうど1年前の今頃、長く放置していたサックスをメンテナンスに大谷楽器に持ち込んで、そして届いたのが4月。で、5月から個人レッスンをうけて、今に至る。何とか練習は続けている。で、ふと思った。何故私は最初にサックスを始めたのか、と。


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私には小さいころにピアノ練習の覚えはあるが、サックスはない。中学高校と吹奏楽部とは無縁であった。確かに大学時代にジャズを少し聞き始めたけれど、やはりピアノに目が向いていたはずであった。確かに、大学時代、渡辺貞夫さんがブレークしていたような気はするが・・・。

で、記憶をさらにさかのぼってみると、とあるバーに行きついた。学生時代から20年程度通った、街中のバーがあった。黄昏ビルという名前だったような気もするが、そのビルの1階の奥まったところにそのバーはあった。ガンピットという名前だったと思う。

マスターの名前は通称”ガンちゃん”であった。このマスターが、一人でお店にいるときにサックスを練習していたことを思い出した。確かペイアノプラㇲというところで時に吹いているとも。

多分このマスターに憧れていたのかな、と。いろいろなことを学ばせていただいたことを今になって思い出す。

残念ながら、熊本地震でこのバーのあった建物は解体され。ガンちゃんもその後病気を患っていたと聞いた。いまとなっては、私が学生時代に通っていたバーは1件しか残っていない。そして町中に出ることもなくなった最近では、そのお店がどうなったかもわからない。

また学生時代は、焼酎・ビール・ウィスキーが主体で、こうしたバーでは独特のウィスキーを飲んていたけれど、今では嗜好もかわり、飲むとしたらワインになってしまった。

時は流れ、場所も、人も変わる。私の髪の毛も薄くなり、腹も出て、体力も低下した。しかし、依然としてこうやって考えるあるいは書いている私はここに存在するわけで、ブログを書いて、サックス練習して、自転車にのって、バラのお手入れをして、診療を続ける。過去を時に振り返りながら、時にわき道にそれながらも、自分なりのスタイルで前を向いて歩いているつもりである。

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