カテゴリ: 仕事

当院は2007年開院である。ので、長く使っている機械は、既に交換したものもあれば、これから交換という機械も少なくない。昨年は、空調機器の入れ替えという大規模工事をしたから、と思っていたら、やはりその後も様々な機械のトラブルに遭遇する。

調子が悪くなるのは、年末とか、週末だと非常に困るわけで・・・。壊れるな壊れると、早めにいってくれといいたいところであるが、早めに壊れたら不良品であろうし、機械がそろそろ壊れそうだからと自己申告したからといって、そう簡単に修理できるか、という問題もある。

でも、金曜の夕方に壊れて、その週末が連休だと、本当にトホホ・・・と。嘆いても仕方がないので、出来る限りのことを、とういことになる。そうしたときに私のつたない修理ということもある。なので、週末で、おまけに忙しいときに生じるトラブルは、あってほしくないのであるが、それも世の常であると、自分に言い聞かせている。

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基本的には、修理をして使いたいとおもっている。壊れるまで使う、壊れた修理して、と。そうして長く大切に使うことで、愛着もわき、自分の中での大切なアイテムとなる。ただし、これは個人の生活習慣としての道具であり、自己責任の中でのことであり、それはそれで、と。

しかし、クリニックという立場であれば、そうはいかない。修理はすぐにできないし、依頼して調査して、それから発注して、実際の修理となると、完了するまでに時間もかかる。その間の不便をどうするか、という問題に加えて、安全な医療ができなければ、あるいはその不便を入院した皆様にかけていいのか、と。

ということで、機械の性質を考え、早目に補修なり、交換を検討することにある。とはいえ、そこには当然ながら、耐用年数と減価償却という問題もあるので、そのバランスをとりながら、ということになる。

ただ予想もしていなかった機械が、時に壊れると、もう大変である。ということで、現在厨房の機器の更新を予定している。

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この白梅は、つぼみの状態で届いた。しばらく外においていて、つぼみが膨らんできたなととおもって待合室においたら、数日して咲きだした。そして、この連休中に満開を迎えそうである。

麻患者様でにぎわう前に、待合室にはその香りが漂う。梅のいいところは、花が咲いてから葉っぱが出るから、花が咲くまでは部屋に飾っておける。葉っぱが出たら、日に当てないといけないので、屋外にと。

別に第一印象が云々とか、見た目大切とか、そういうことではない。陣痛です、と連絡がありお越しになった方は、まず、その表情と状態を観察する。これは私に限らず、スタッフ全員に言い含めている。

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外来の診療中にそうしたケースがあれば、まずは受付のスタッフが最初の判断をする。玄関から入ってこられた方の状態を診て、苦悶状の表情や歩けない、という状況であれば車椅子で速攻で分娩室に運ばれる(これは受付のスタッフがその場で判断して、後で私に分娩室に運びました、と連絡がある)。で、分娩室で診察して、あとは状況に応じて対応(お産になる、あるいは待機室に移動)ということとなる。

一方、表情に余裕のある方であれば、私の診察をしてから判断するということになる。大体の場合、お産になるような方の痛みはその時点で結構強いので、普通は顔が痛みに歪むのであるけれど、時に平然とした顔で、実は子宮口全開の一歩手前という経産婦様の場合もあるので、こればっかりは診察してみないと何とも言えない。

で、診察して、まだお産には遠いな、と判断すれば、分娩監視装置を装着して、子宮収縮と胎児心音を確認して入院かどうかの判断をすることになる。妊婦様の不安や疲労が強ければ入院を勧めるが、まだ余裕で、時間がかかりそうであれば、自宅でのすこしでもリラックスをすすめる(入院すれば生活の制限と、分娩へのプレッシャーがかかるので)。自宅で、少しでも分娩が進行することを願うばかりである。

そうした場合には、大体、痛くてしゃべれないくらいに痛みになったらお越しください、と説明している。

夜間の診察の場合には、夜勤を担当している助産師により診察をして入院の判断ということなる。(巣スタッフの少ない頃は私が担当していましたが、睡眠不足の原因であり、これは解放されてうれしかった)
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なお、陣発した、あるいは破水した、という電話の声があまりに切迫している場合には、早急なラインをお願いするし、万一車の手配が間に合わない場合には、救急車をお願いすることもある。基本は、陣痛が来た、破水した、などの理由で救急隊に連絡することは慎まなければならない。しかし、遠方である、あるいは周囲の渋滞で車が移動できない、などの特殊な場合であれば、救急隊にお願いせざるを得ないと思っている。

また、妊娠末期になって、いつまで運転していいのか、というお問い合わせをいただくこともある。これは基本的に妊婦様自体の対応によると思う。ある程度痛くても、自分を律することができるのであれば、運転をしても大丈夫であろう。過去に実際、自分で運転して、そのまま出産したという方もいらっしゃった。

しかし、痛くて注意がおろそかになり、事故という事態は避けたいし、また破水すると車の中は極めて面倒なことになる(羊水には塩分が多少なりと含まれているので、車の内部に塩水がまかれたら、どうなるか、とういことである)。破水に伴って気も動転するかもしれない。なので、基本は10か月になれば、運転手付きの生活をお勧めする。最近のタクシーには、妊婦様対応をうたっている会社もあると聞く。

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写真は、当院の裏庭。1月になり寒くなり、ついに日日草も枯れつつある。たしか、最高温度が14度以下になると、枯れると聞いたような気がする。ビオラは白と黄色とオレンジの三色が今年の色であるけれど、さむくなるとビオラの世界である。一部季節外れの芝桜のピンクががあったが、これも最近は減りつつある。

分娩に関しては、基本は妊婦様の意向次第である。出産前にバースプランを立てていただき、基本的にその意向に沿う形でと思っている。ただし、そこに医学的な理由があり、医学的介入が必要であれば、その程度の応じて、”柔らかく助言をする”から、”強く勧める”までの形となる。

最終的には妊婦様とその家族の意向で決定されるわけで、こちらがいくら勧めても、同意が得られなければ、そのままの形となる。こうした私からの推奨は、基本的には過去の経験に基づくものが多い。

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緊急性のあるものであれば、即断が必要であり、帝王切開であれ、吸引分娩であれ、母体搬送であれ、速やかに事態は進む。短時間で結論を迫られ、よく考える時間もないと思われるかもしれないが、その分悩む時間がない。後で落ち着いた時に思い返すことはあるかもしれないが、その時点では、次のステージ(育児・哺乳)の問題が生じるので、関心はそちらに移ることであろう。悩むとすれば、子育てが一段落し、次回の妊娠の前後となるかもしれない。

一方、ゆっくり進む分娩であれば、これは時に悩ましい問題を引き起こす。もともと分娩であるから、その予測は難しいのに、ゆっくりとなると、その時間的な展開を妊婦様に説明することは難しい。破水してなかなか分娩が進まない場合もあれば、際限なく続く陣痛発作に襲われながら、いっこうに分娩が進行しない場合もある。

お産がゆっくりすすむのであれば、それはそれなりに理由があるわけで、赤ちゃんが大きいとか、骨盤の進行方向が少し歪んでいるとか、赤ちゃんが上を向いているとか、・・・・云々。陣痛が弱くなっている、ということであれば、必要時胎児心拍と子宮収縮をモニターしながら、薬剤で陣痛をつけることとなる。しかし陣痛を促進したからといって、分娩が必ずしも進むとは限らない。

どう考えても、赤ちゃんの大きさとお母様の骨盤の状態からすれば、陣痛さえ来れば、生まれそうなものであるけれど、やはり生まれないことがある。なので、やはり自然の陣痛が一番であるし、自然の陣痛で進まないのであれば、それはそれなりの理由があるし、だからこそ、赤ちゃんの状態が良ければ、自然の陣痛が来ることを待ちたいと思っている。

しかし、破水した場合、どこまで待つかとういことになる。母体が発熱した場合には、母体の疲労が著しい場合には、と、さまざまな状況が存在する。そしてそこに家族の意向というものが加わり、やはりお産は人さまざまなのである。

そして、当たり前の結論であるけれど、最初に戻るのである。つまり、緊急を必要とする事態であれば、速やかに判断をうながすけれど、緊急を要しない事態であれば、緩やかな助言にとどまり、事態の推移を見守るということになるのである。

当たり前のことであるけれど、しかし陣痛が来てひーひー言っているお母様にそうした道理を説明してもなかなか理解は難しいかもしれない。なので赤ちゃんが元気な間は、私も含めたスタッフは進行を見守り、お母様から問い合わせがあればお応えする。でも緩やな進行であれば、その見通しの説明はむずかしい。

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フェンス沿いのバラのお手入れをしました。思い切ってバッサリと。野ばらは特によく茂っていました。

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問題はこれ。剪定した後の枝です。本来なら堆肥にとすべきですが、棘があって、扱いに苦慮します。ごみとして出しても、棘があるので・・・。乾かして、燃やして、少し量を減らせれば、とおもうけれど・・・。バラ園ではどのようにおていれをしているのかな、と思うばかりです。


2018年の出産件数は540件であった。帝王切開であれ、自然分娩であれ、無痛分娩であれ、基本的には院長である私が担当する。ただし、帝王切開とお産が同時並行した場合、あるいは私が所用でどこかに外出して代行をたてていて、お産で呼ばれても帰宅が間に合わない場合には、他の産科医に分娩を依頼する。しかし、それ以外の場合は基本的に私が担当する。

確か、2018年には、クリニック過去最高の1日6件の出産があったような気がする。今朝もこのブログを書いているわずか3時間の間に3名生まれた。お産が続くと、それなりの負荷が私にかかるので、それは疲労が増すわけであるけれど、当院は基本的に一人産科医の施設なので仕方がない。でも、考え方を変えれば、一人医師なので、お越しになった妊婦様は顔見知りであるし、その方を外来から出産の入院、そして産後の診察までを通してみることになるわけで、その点一貫していることになる。

責任の所在も明確であるし、私自身その方が気が楽である。と同時に、そうした経過を見ることを続けていくことで、私自身のやり方もその結果を見ながら少しづつ変更を加えていくことになる。

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年間540件であれば、月に40数件のお産があり、1日に1名から2名生まれる勘定になる。統計を取ればそうであるけれど、現実には、そうなる日もあれば、そうならない日もある。時に6名生まれ、あるいは短時間で3名生まれて、と。ま、いつも土砂降りが続くわけではないし、時に晴れれば、時に雨が降り、台風も来る、くらいのほうが変化があって、楽しいと最近考えられるようになった。(私なりの適応である)

とはいえ、待機室に時に数日鎮座される分娩待機者の方がいれば、あれこれ考えて頭を悩ませるし、の方のお産が済まない限り、快晴とはならない。

自分で選んだ道であるし、まだ私の能力の範囲内であるので、当面はこれでいいかなと思っている。ただいつの日か私の体力面での衰え感じたら、どうするか、という大きな課題が残っている。

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写真は、クリニック前の路側帯に咲く水栓。ようやく咲き始めた。

分娩は、当然妊婦様が赤ちゃんを誕生させるという当たり前のことであるけれど、当事者はその妊婦様と赤ちゃんだけではない。時には、ご主人が付きそい、あるいは実母が、妹や姉が付き添うことがある。極めてまれであるけれど、時に父や子供が付き添うこともある。

つるっと短時間で生まれて、かつお母様が平然とした態度でお産に臨むのであれば、その付き添いはたぶんどなたでもいいかもしれない。でも実は、お母様は平然としていても、心の中ではこのようなシーンは他人は見られたくないけれど、我慢しているということもあるかもしれない。

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一方、入院しても、そう簡単に生まれない場合がちょっと面倒なことになる。破水した、明日までにはうまれるかな、くらいの気持ちで入院して、と。それからいい形で陣痛が来ればいいけれど、陣痛がなければ薬剤で陣痛様の子宮収縮を起こすこととなる。その子宮収縮に反応して、お産が進行して、生まれればいいのであるが・・・。

確かにそのまま生まれる場合もある。でも、生まれない場合もあるわけで、そうなると翌日再度挑戦ということなる。その間、家族が付き添う場合、人によっては付き添うことで本人が安心される場合もあれば、長時間だとお互いが少しストレスを感じるかもしれない。まして、それが2日、3日と続けば・・・。

そこら辺から微妙なずれが生じることもあるかもしれない。自分の考えていたお産とは違うと。あるいはサポートする家族の思いもずれてくることがあるかもしれない。

お産はお祝い事であるし、新しい家族が増えることは極めて望ましいことである。ただし、それまでの過程に紆余曲折がある場合もあるわけで、こればっかりは、お産に関してはいつも不確定事項である。その点をお産に関与する皆様が広い寛容の心で受け止めていただければ、と願っている。

人生の中でのお産という経験を、出産するお母様だけでなくて、付き添われる皆様にとってもいい経験となることを願っている。お産に対する期待と不安を、皆様自身のその時の経験で裏打ちをしていただいて、今後の人生の糧としていただければ、と。

とはいえ、苦い思い、恐怖感、痛み、などのネガティブな面においては、なかなかその克服は難しいのも事実かもしれない。時間の経過とともに少しづつ解けていく思いもあるかもしれない。

そして、私も含めて当院のスタッフ全体で、皆様のお産を振り返り、お産自体がどうであったかという検討をすることも大切なことである。スタッフ全体の意気込みとして、100%のお産をと思って対峙しても、スタッフの空回り、過剰な点、いたらない点、様々な反省すべきところがあるかもしれない。後々気づくこともあるかもしれない。そうして点をきちんと認識して、今後のお産にいかす、ということも施設として大切なことである。

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クリニックのフェンスに植えた南天。私自身の期待では、12月末に取り入れて、正月用にというおもいであったが、どうも鑑賞用にはいたらないようで・・・。


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