カテゴリ: 仕事

年末年始、帰省で熊本に帰り、そのついでにということで、当院にお越しになる方も多く、年末年始の外来は大変であった。幸い1月4日は出産と重ならなかったが、12月末の27日28日は、お産、帝王切開とかぶり、来訪された方々をお待たせすることとなり、申し訳ない。

常日頃私が心掛けていることは、さっさと行って、さっさとすませて、さっさと帰る、である。私自身の日常においても、診療においても。ただし、さっさと済ませる、ということは適切な処置を素早く行うということであって、手抜きで省くということではない。というか必要最小限に済ませよう、と思うと時にその後始末で苦労するので、基本はその場で必要な処置はすべてその場で解決する、ということにしている。

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当院の外来は、基本的に妊婦様が多いので、妊娠に関する診療が中心となる。その際に判断する事項は決まっているので、妊婦健診は所定の検査(各種計測、超音波計測)が終わると、私の診療ということになるが、項目を確認しておしまい、ということであるので、妊婦健診の院長の診察は大抵の人は素早く終わることになる。

しかし、気になることがあって、どこかに紹介ということになるなると、ちょっと面倒になる。最近は、紹介先に予約を取らなければならないことが多く(大学病院・市民病院・熊本赤十字病院など)、そのため紹介のために、様々な書類を書いて、余計な時間がかかる。次回に伸ばすとタイミングを外すかもしれないし、その場での判断は次回も変わらないので、さっさと紹介してその問題の解決を図ることが、結果として早道である。でも、その結果外来での他の方の待ち時間が少し長くなる。これは産科でも婦人科疾患でも同様である。

連休や年末年始の休みがあれば、どうしても外来が制限され、その反動として診療開始日に患者様が集中することは仕方がない。できるだけ分散してお越しになるように考えていても、やはり1月4日のような日は仕方がない。あとはそうしたときに、お産が重ならないようにと願うばかりである。

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でもそうは書いても、今年還暦を迎える私である。開院当初はどうってことなかったことも、最近は答えるようになってきた。過去に帝王切開を1日に3回したこともあるし、1日に6人くらい生まれたような日もあるような気がする。元気があるときにはどってことないし、今も必要であればそうした事態に対応することは可能と思うが、頑張りすぎるとその反動が残るし、長時間頑張り続けることは少し難しいかもしれない。

働くことは私自身の体調を保つことでもあるとおもっているので、働くことをやめることはないけれど、持続できる働き方に変えていかないといけない、と思う。そのために何が必要か、そろそろ本格的に検討すべき時期に来ている。継承問題、私を支援する体制の整備(人的あるいは資材的)これが今年の大きな課題かもしれない。

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とはいえ、外来に久しぶりにお越しになる方々と話をすることは楽しい。以前当院でお産をされた方が、また妊娠したからとお越しいただいたり、前回は残念な結果に終わったけれど、また妊娠しましたとお越しいただくことは、ありがたいことでもある。信頼しているから来ていただけるということであろうと思う。

また以前出産された方が、がん検診にお越しになったり、お産した方の友人知人が何らかの形でお越しいただくことは、何らかの信頼感があるからおこしにいただけれのであろうから、ありがたいことである。

そうした期待を裏切ることなく、診療を続けられるように、と切に願っている。

写真は、クリニック前の路側帯で咲き始めた水仙である。1月3日はちょっとだけ園芸作業をした。今日は病棟にお産の待機者の方がいらっしゃるので、今日はどこにも行けない。天気が良ければ、バラのお手入れでもするかな、と。

一時期、あちこちでブライダルチェックという言葉がはやり、その当時の流れで、当院でもブライダルチェックを行うこととした。ブライダルチェックといえば、聞こえはいいけれど、実はこれは女性の健康状態をチェックするものであり、自費の健康診断の一種である。

病気ではない、健康な女性を診察するわけであるから、当然自費である。で、問題は何をどこまで検査するのか、と。

これはその人の性格にもよるかもしれないが、心配をしだしたら、きりがない。あれが心配、これが心配といわれて、それをすべて自費で検査すれば、とんでもない費用が掛かるわけで・・・・。それでは妥当なところはどこであろうか、といわれてもまた困る。

人それぞれに抱える事情がある。年齢、子供への希望、家族歴、既往歴、現在お付き合いしている男性の状況など様々であり、それに応じて本来なら考慮すべきであるけれど、これを隅々までお尋ねすることは、これはプライバシーそのものであるから、中にはためらわれる方もいることであろう。あくまでも最適のあるいは妥当な線としてどこまで検査をするのか、助言をするのであればその前提となる情報が必要である、ということであるけれど・・・・。

時たま、そろそろ結婚して、子供を作りたい、子供が作れるでしょうか、というお尋ねをいただくこともある。これに対しては、基本的には女性の体は赤ちゃんができるように作られているのであるか、自分の体を信じることです。半年から1年くらいして子供ができなければ、再度相談ください。念のために子宮頸がん検査と子宮筋腫や卵巣腫瘍などがないかどうか、内診と超音波検査をしましょう、と説明している。

ただし、年齢が35歳以上の女性であれば、少し急いだほうがいいでしょう、と追加をしている。

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先日お越しになった女性の話である。彼氏がどうも性病のようだから、検査に来た、と。で、それでは彼氏の性病は何ですか?とお尋ねすると、わからない、と。怖くて病院にて行っていない、と。

女性から彼氏の話を伺うと、淋病のようにも思えるが、どうもよくわからない。これで検査をするとしても、やるとすれば淋病とクラミジアかな、とも思うが・・・。まずは彼氏にさっさと病院に行って検査してもらうようにお尻を叩きないと、それでもいかないのであればあなたの治療をしてもまた病気をもらう可能性があり、そうした彼氏とは縁を切った方がいいのでは、と余計なアドバイスをしてしまった。プライバシーの侵害かな、と。

でも、人間が自分の体を必要最小限守ることは必要であるし、余計な性病はもらわない方がいいだろうし、その観点で考えればHPVにしてもHIVにしても予防できることは予防すべきであろうと思うが、これもまた各人の考え方かもしれない。

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朝7時過ぎのクリニックの二階の吹き抜け部分の写真である。朝日がさすと、気持ちがあったかくなる。その時間帯のやさしい時間である。いつもこうした風景をみると、思わず思い出すのが、ハイファイセットの”朝陽の中で微笑んで”という古い歌である。まだどこかに、ハイファイセットのベスト盤が残っていたと思うけど・・・。

開業時から予約診療を行うこととしていた。しかし、産科と婦人科を取り扱う以上、突然の受診もあるであろう。なので、予約診療と通常診療を同時に行うこととしていた。そうした都合上、当日予約のみは受けないようにした。

基本は、予約診療を優先して診察となる。ただし、体調の悪そうな人、緊急の事情のある人、家族の体調が悪そうな人(子供)は、スタッフの判断で繰り上がることもある。(というか、急を要するかどうか、受付のスタッフが状況を見て判断することになっている)

一方診療中に、お産や硬膜外麻酔や小手術がはいって、診療が中断されることもある。また私自身の体調の問題で中断されることもある。でも、予約しても、しなくても大体1時間以内でクリニックを離れられる様にと思っていた。

でも長時間かかる検査や、判断に悩む方がいらっしゃるとやはりそれなり時間がかかる。また2019年10月初旬はシステム変更に伴う様々なトラブルがあり、お待たせする時間も長くなった。10月も過ぎ、ようやく11月からは1時間強程度になってきた、と思っていた。

しかし、先日受診いただいた方から、2時間も待たされたとコメントをいただいた。申し訳ありません。いくつかの事情が重なったこととは思うのですが・・・・。

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以前にも書いたことであるが、私はじっと待つというのは苦手で、待たされるくらいなら回り道をしてでも動いている方がいいと考える人間である。行列があれば、避けて通る。どうしても必要なら仕方がないが、せめて少しでも混雑が減ってから、と思う人である。

なので、それをクリニックの姿勢としているつもりであった。しかしながら、どうも配慮が行き届かず、申し訳ないことこの上ない。

言い訳というのではないが、一つ最近困ったことがる。最近は大きな病院は、いきなり初診ができず、開業医からの紹介状が必要である。なので、大きな病院に行きたい人が当院を受診される場合がある。また当院でみている患者様を大きな病院に紹介する場合もある。

紹介状を書くだけであれば、まだいいが、最近は紹介の際に、外来予約が必要というところも増えてきた。せっかくおこしになった方々が、すこしでも円滑な診療をうけられるように、と外来予約の手続きをとると、がぜん用意すべき書類が増える。こうした方々が時に続くことがあって、3人も続くとその間外来はお待たせ状態となる。そしてそこにお産が入れば、と・・・。

誠に申し訳ない状態である。これを解消するとすれば、やはり二診制として医師が二人いればいいのであるが、なかなかそうはできない産婦人科医不足の状況である。なんとかそうしたいと、あれこれやっているけれど、その対策が実を結ぶかどうか、はまだしばらく不明である。

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クリニック隣の三角形の土地に(ひまわりや樹木が植えられていた)が、ついにアパートに変わる
日がやってきた。基礎工事が始まった。まずは擁壁からということらしい。

私自身の方針は、決して固定化されたものではない、と思う。開業時あるいは開業前からの方針が、開業後の流れの中で変わってきた、あるいは変わらざるを得なかったこともある。でも、変わらなかったこともあるかもしれない。変えることが自然であった場合もあれば、変えないといけないという場合もあった。

そうしたな流れの中で、私自身の現在(令和1年11月)の方針を少し説明させていただこう。

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基本的に当院は一人医師の有床診療所である。ただできれば土曜日の午後くらいお休みをいただこうかな、と(理想は週休2日である)、土曜日の午後は代わりの医師を頼める限りお頼みしている。で、その代行の医師が女医2名にお願いすることが多いので、結果として女医のある日が土曜日の午後の診療となる。

また、医師として、産婦人科医として、医療を継続するにあたり、さまざまな卒後研修が必要であり、講習会の参加が必須である。そのためどうしても参加しなくてはならない場合には、上記の2名の医師に代理待機をお願いすることも多い。時には自分の趣味のために、友人と過ごす時間やスタッフ関連の冠婚葬祭絡みでお願いすることもある。


でも、基本は私自身が担当することとしている。ま、当たり前のことであるけれど・・・。

お産を取り扱う施設であるので、休診日あるいは夜間であっても、当院の玄関は開いている(夜間は鍵はかかっているが、連絡をいただければ開錠している)。通常の診療の時間以外の診療は、基本的に当院を通院している方々への対応として、診療を行うことは、医療が契約に基づく行為である以上、当然のことと思っている。ただし、私がその対応ができる状態であることが必須であるので、健康状態が不適ある場合には、できれば、日を改めてお願いしている。

ちなみに、私自身の体調不良で診療を丸々お休みにしたことはない。掲示している診療時間はできるだけ守るようにしているが、急なお産や帝王切開が入る場合には、急遽診療を中止させていただいている。これは一人医師で運営する以上、申し訳ないが・・・・。

以前助産師数が少ない時には、夜間の診療(お産の方の内診、入院時診察)の回数が多いと、翌日診療中に寝ぼけていて、使い物にならず、診療が上の空ということないわけではない。(と思う)。最近は夜勤帯に助産師が常にいるので、内診で起こされることはないけれど、夜間にお産が1-2時間おきにあれば、やはり睡眠不足とはなるのは必須であるから、診療が時に厳しいな、と感じる状態は時に存在する。あくび頻発で申し訳ないのであるけれど・・・。

当院を通院されている方であれば、基本的に診察の希望があれば受診OKであるし、当院を通院されいている妊婦様であれば、そのお産には原則として私が立ち会う、という方針は基本的に基本的に開業以来堅持していると思う。時に帝王切開とお産が重複した場合、あるいは私が代理の人を立ててどこかに行っている時の急なお産には、立ち会えないこともある。こればっかりは申し訳ない、と。

夜間診療や日曜祭日の診療を行っている専従施設ではないので、夜間の全くの新患はお断りしている。というか、当院のシステム上、その方の保険証をもとに診療録をつくることは私にはできないので、よほど緊急性がない限り、近隣の緊急施設か夜間診療をしている施設の受診をお勧めすることになる。こうした点も開業以来かわらない。

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診療お休みしたのは、過去に1回だけあった。熊本自身の本震の日はお休みにした。たしか土曜日未明に強い地震で停電となり、クリニックの被災状況もわからない土曜日。診療はお休みにした。患者様の通院できる状況ではなかったと思うけれど・・・。電気が土曜日の夕方に復旧し、日曜日にはお産があって、月曜から診療は再開した、と覚えている。

さて、実は診療時間は、開業時から少し変更になっている。開業当初夜の診療は20時まで行い、水曜日は午前中のみ診療していた。しかし、20時まで診療すると、私の体力消耗著しいので、19時までに縮小し、水曜日は1日休診とした。

今後仮に、常勤医師2名体制となったら、もしかしたら診療日も時間も変更になるかもしれないが、今しばらくはこの体制であり、となれば私にとってこの勤務体制の負担が大きくなれば、診療日時間の変更もあり得る話であるが、今しばらくはやはりこのままかな、と。

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この白薔薇は、フェンス沿いに咲く”新雪”である。雨に弱く、雨に打たれると赤く花弁が変色してしまう。しかし晴天がつづけば大輪の花を咲かせる。春に、写真のように種を作ってしまったので
そのままにしていたら、秋に咲く花数が大きく減ってしまった。

実は、数回このバラやほかのバラで挿し木を試みた。1回だけうまくいきかけたが、途中で枯れてしまった。で、ふと思った。この種から巻いてみたら、さくかな、と。ということで、この週末に種まき用の土を購入して、うえてみようかな、と。




私児氏の方針が、基本的にはクリニックの方針ではある。しかし、いつの日か私がこのクリニックを離れる時がくるであろうし、その日を迎えて新しい産婦人科医医師が常勤で赴任すれば、クリニックの方針もかわることであろう。(ま、私が離れるときが、クリニックが閉鎖される可能性もないわけではないが・・・。どこでも後継者探しは大変である)

なので、当面はクリニックの方針=私の方針である。さて、私自身の考えとして、そして個人の意思が反映されるクリニックであるから、それがクリニックの個性でもある。その個性が皆様のお気に召せばいいけれど、たまにお気に召さない方もきっといらっしゃると思う。私自身もそうであるが(というか気難しい爺で行きたいと願っているので)、気に入らなかったら、次から行かない、使わない、ということにしている。個人の嗜好だから、お気に召した人は利用すればいいし、お気に召さなければ、と。

なので、当院を受診される方々には、基本的に私が担当するわけで、その点女医希望で当院を受診いただくと少し困ったことになる。なぜなら当院では助っ人として産婦人科女医にお手伝いをいただくことはあるが、今しばらくメインとなることはない。なので、万一の時、あるいはお産には私が立ち会うこととなる。女医希望の方には、最初にその点を受付でも、そして私の診察時にも確認することとしている。

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さてもうちょっと書くつもりであったが、時間が無くなった。ということで、次回から私の方針ということで・・・

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