カテゴリ: 医療

先日出産した方の話である。4月にようやく産休になった。でも10連休があって、産休なのに損した、と。でさらにその人の場合、36週で出産したので、都合4週間も損した、と。

きつい思いをして妊娠を維持しながら、仕事をしてようやく産休。でも回りも10連休でお休み、そして10連休がおわったら、お産になってしまった、ということである。

産休は出産予定日から起算され、予定日から6週間前なので、計算上妊娠34週0日からのお休みの始まりとなり、産後は8週間である。計14週間であるが、出産の日によって、実質期間は変わる。予定日自体があくまでも目安であるから、それはそれで仕方のないことであるけれど、早く生まれれば産休の期間が短く、予定日より遅れて生まれれば産休が14週間以上となることもある。仕方のないことで歩けれど、つらい思いをした当事者には、複雑な思いがあることであろうな、と感じるばかりの一言であった。

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この産休の定義を言葉通りにとると、予定日はきまっているので、予定帝王切開の場合、大体38週くらいで帝王切開をすることが多いので予定帝王切開の人は2週間くらい、産休が短くなると思っていた。

しかし、職場によっては、産休の定義が就業規則で定められているので、予定帝王切開の意を出産の日として起算して、産休を取得することも可能である、と最近聞いた。要は職場次第であるらしい。

産後は8週間のお休みで、その中でも産後6週間は働くことが禁じられている。産後6週間後に本人の希望があれば働き始めることもできる。というとは、36週で出産して、産後6週間で働く人の場合、産前2週間、産後6週、合計8週間の産休期間となる。

人には様々な事情があり、産休の期間に差があることも仕方ない。しかし、産後には新たに育児という問題もあり、その育児を短い期間で確立し、産後の生活を成り立たせるためには、やはり本人以外の援助が必要であり、そのために配偶者・家族の育児休暇の取得、あるいは公的支援の充実が望まれるけれど、なかなか望まれた環境であるひととは今の日本では難しいかもしれない。

日本自体の少子化という問題を考慮するなら、これは避けては通れない問題であるので、過去に同様の問題に直面した国々の現況の政策を学んで、日本という国でも、と願うばかりであるが、まだその実現は遠い。

ただ、物事は早急には変わらない
。少しづつその意思があれば変えていくことはできる。これは何事においても。当院においても、困難と思われたた事態が少しづつ変わっているという状況からすれば、不屈の意思で長い目で見ていけばできることかもしれない。

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ただし、できることとできないこともあって、私の場合の体重減少は、どうも最近停滞気味である。目指せ70kg台であったが、目標は遠い。

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写真は、御領にあるとある会社の敷地内に咲いている、花。たぶん芍薬とおもうけれど・・・

先週の土曜日に、運動公園に自転車で行く途中に見かけた。もう少し早く気づいていれば、盛りになる前に鑑賞できた。来年期待しよう。

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この会社である。

調子に乗って、バラを増やした。きれいでいい、とおもっていたら、その管理が大変であることに気づいたときには後の祭り。仕方がないので、バラも芍薬も、皆様どうぞご自由に、ということにした。で、今朝は雨が降っている。ということは・・・・


当院のバラは大輪がおおい。また芍薬も花が大きい。なので雨が降ると、雨水が花弁にのこり、その結果頭が重たくなって、曲がってしまう。で、雨水が付いた花弁は数日すると変色する。ということは、この週末はまた花のお手入れが大変である。仕方がない。自業自得である。

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やったことの責任は取らねばならない。あたり前の事実である。そしてこの話はどこにでも応用が利く。

私は、朝のお産が重ならなければ、当院の食堂で患者様と会食をすることがおおい。その際に、いくつかの柱があって、それは黄疸・K2シロップ・抜糸・院長の趣味の4本立てが基本である。この話には微妙なバリエーションがあって、その最近のバリエーションが、熊の話である。

秋、冬眠前の雌熊は、食欲旺盛でいっぱいたべて、冬眠する。で、冬眠中に子供を産んで、授乳して、春外に出てきたときには、ゲッソリやせていて、子連れである、というものである。クマは、きっと食べたいのかもしれないが、雪で周囲が覆われ、食べるもの限られているので、仕方なく、冬眠を続けるのかもしれない。でもおかげさまで春にはすっきりである。

さて、それでは産後の褥婦様はいかが、と。今どきの産婦人科で食事はそこそこのものが提供できなければ、その産婦人科の評判はどこそこに書き込まれてしまうので、それなりのレベルは維持しなくてはならない。当然おやつや夜食は必須であるかもしれない。授乳していると、お腹が減るので、と。

でも、本当はこのお腹が減った、と思っている時が、たぶん脂肪が燃えている時である(医学的にいえば、解糖系の亢進である)。腹減ったとおもっても、そこでぐっと我慢して、授乳を続ければ、やせることは間違いない。しかし、そこが人間の悲しいところで、腹減ったら食べてしまうのである。なぜなら、そこに食べ物があるから。

その結果として体重がへらない、ということなるわけでは、これは私にも十分に当てはまる。そして、その結果として、いつまでたっても昔の洋服を着ることができないのである。これも自業自得である。わかっちゃいるけど、やめられない。

産後の皆様、私のような二の舞を踏むことなく、さっさとやせていただけることをきたいしています。でも本当は、妊娠中の適切な体重増加であれば、その苦労も少し楽であったかもしれません。

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当院のバラ。上段は絵日傘。本当はまだ株が小さいので、花を咲かせるつもりはなかったけれど、咲かせてしまった。下段は、アンクルウォーターだったかな、と。

4月21日日曜日、午後1時30分から午後5時30分まで、熊本県医師会館で、日本母体救命システム普及協議会後任講習会 J-MELS のベーシックインストラクターコースに参加した。私以外にも11名の参加があり、都合12名の参加であった。

昨年の4月に同じ協議会主催のベーシックコースが開催され、それに参加した。今年も参加したいと思ったら、同じ講習会に参加できないといわれたので、その午後に開催されるインストラクターコースに参加した。私がインストラクターなんて、と思わないでもない。しかし、人に教えることは、自分が学ぶこともであると考えれば、インストラクトして参加することで、自分の中で毎年更新できると考えれば(アシスタントあるいはインストラクターとして参加することで)いいかもしれない、と思い参加した。
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ちなみに、熊本県医師会館は、お堀端にあり、その時間調整に撮影したのが一連の写真である。この写真の左側の白い建物がその会館である。

講習開始に先立ち、講習の背景、インストラクターとして適切な指導方法の講習があり、そして実際にそのデモンストレーションが実施される。これまで、そうした講習を受ける側であったので、お気楽に聞いてばかりでよかったけれど、教える側に回ると、人に教えることは教えることは難しい、という当たり前のことであった。

基本的に子の母体救命システムの講習会は、症例ごとの事例対応を、インストラクターとそのアシスタントが、参加者に体験を通じて、考慮し、判断し、実技にのぞむ、というスタイルである。なので、インストラクターの適切な指導がなければ、講習はあらぬ方向に進んだり、学ぶことの少ないものととなってしまう。

症例ごとの事例対応は、施設によっても、状況によっても、そして各個人にとっても、経験の有無も含めて対応が異なるわけで、それを頭の中で整理しながら望むとしても、十分な事前の予習のない中でインストラクターとして振る舞うことは難しい。インストラクターの練習が必要であると理解するばかりであったし、たぶんこのインストラクターコースの目的は、各人にその認識をさせて、次回からのアシスタント実技を含めて練習を行い、インストラクターを目指すというものなのであろうと、今更のように理解する。

できれば、この秋にある講習会にアシスタントとして研鑚を積みたいものである。

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これは最近手に入った液体ミルクである。

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こうやってみると、何ら普通の紙パックのジュースや珈琲と変わらない。ストローで刺して、哺乳瓶に移し替えて、ということらしい。でもこうした製品を本当に緊急時に使うのであればちょっと不便そうであるような・・・。

今後様々な利用法が普及し、形も変わっていくかもしれない。

予定日とは、妊娠した女性が過去の経験則にのっとり、大体そこら辺の日程で出産を迎えることの多い日である、というように私は理解している。


具体的には、妊娠した女性の最後の生理(月経)の始まった日を起算として、予定日が計算される。そして妊娠初期の胎児の大きさにより予定日が補正されることもある。また、高度補助医療技術で妊娠された方の場合、胚移植の日から設定されることもある。

以後の胎児の発育は、この予定日から計算される胎児の日齢・月齢から相当する発育と比較して相応するかどうかで、大きいとか、小さいとかの評価がされる。当然日本人と、体型の大きな外国の方では、同一に比較することはできない(巨大児の定義もアメリカと日本では異なる)。が、最近は日本人と外国の方とのハーフ・クオターなどの場合もあり、判断に迷うけれど、適切な資料もないし、そのまま日本人のスケールで考えることにしている。

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さてこの予定日という表現が、誤解を招きやすいとも感じる。なぜなら、予定日なので、妊娠したらその日に生まれる、というように理解されてしまうと、ちょっと困ったことになる。何故予定日を超えても生まれないのか、予定日前に生まれたけれど大丈夫か、と。

冒頭に述べたように、大体この日くらいで生まれるであろう、という大まかな目安なので、別にずれても問題はないのであるけれど・・・・。

当院での妊婦健診時に、数回妊婦健診を行った後に、妊婦様から最後の生理が始まった日が覚え違いをしていた、といわれることもある。(私自身男性なので、生理はないけれど、生理が仮にあるなら、いつもその最後の生理の始まった日をきちんと覚えているか、といわれれば自信はない。)勘違い・記憶違いは仕方のないことであり、あとは初期の胎児の発育があっていれば、1週間以内の誤差であれば、OKという程度のものであると思っている。

予定日の迫った妊婦様にとっては、この予定日は切実な問題でもある。いったいいつ生まれるのか、と。出るべきものが出ないと、肉体的にも、精神的にも不安定である。早くすっきりしたいという気持ちは十分に理解できる。しかし、真の陣痛がこないかぎり、やはり生まれないのである。

以前は当院で計画出産を行っていた。予定日をめどに大体ここら辺で入院して、薬剤で陣痛を付けて、と。計画出産の場合、それで生まれればOKであるが、問題は生まれない人がいるという事実であった。陣痛を薬剤でつけて、生まれないなら帝王切開という方向に進むのであれば、全例生まれる。しかしやはり帝王切開は嫌だ、といわれれば、あとは自然に陣痛が来るのを待つしかない、ということになる。

いまでも、遠方の方、予定日が過ぎた方に、誘導・計画出産を行うことがあるが、その成功率は必ずしも高くない。なので、そこら辺を理解していただいて行うこととさせていただいている。

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一方、この予定日をクリニック側から考えると、ある月の予定日が登録されい方が、その月の予定分娩数ということになる。月ごとの予約分娩数は、制限を行っていない現況では、大きくばらつきがある。その数を見ながら、今月は急がしいかも、などと考えるわけである。

で、問題は、月末が近づいていも、その分娩数の半数以上がのこっていると、????ということにある。転院した妊婦様が多ければ、それはそれで仕方のないことである。しかし、妊婦健診で確認するたびに、予定日がすぐなのに、という人ばかりだと、・・・・・。もしこれらの方々がまとまってきたら、とんでもないことになるよな、と時に思うこともある。

しかし、そこが不思議なところで、そう簡単に陣痛は来ないのである。なので私もこうやって平穏に毎日を過ごすことができる。でもここ数日はいそがしかったかも、と。

あれこれ考えても、仕方がないし、それにどこに行けるわけでもなし、ま、釣り人の心境で、ということになる。策を弄せず、ありのままを受け入れ、その中で自分の許容範囲内であればいいし、それが私の手に余る事態であれば、早目に搬送で、と淡々と日々を重ねる。

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写真は、熊本城の城彩苑界隈である。昔私が小学生だった頃、ここにあった場内プールによく来ていた。今は緑のこの場所に軽自動車のホットドッグ屋さんがあって、ここで帰りがけにコーラとホットドッグ1本がごちそうであった。

そしてその横には総合庁舎が並んでいた。何の建物だろう、と感じてはいたが、そののち時に気になる存在となる国税局とはおもってもいなかった。ここも今は更地である。
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向こうに第一高校がみえる。

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こちらには熊本医療センターもみえる。


ここ数日帝王切開が週に2-3回続く。帝王切開が続くと、手があれる。ハンドクリームが欠かせない。肌荒れから、皮膚がささくれだって、表皮が欠損すると、次回手洗いの際に痛い思いをする。なので、スキンケアは欠かせない。

私が医師として歩み始めたころ(昭和の時代)は、手術においてはブラシによる手洗いが必須であった。手に洗剤を付けて、ブラシでごしごし。柔らかいブラシならいいけれど、硬いブラシもあって、そのため手洗いが終わると手は肘から先が赤くなっていた。こうした手術が日に2回もあれば、ますます手は赤くなるわけで・・・・。それがその当時は当たり前であった。

平成になってから、手もみ洗いが主流となり、手に洗剤を付けて丁寧に洗い、ブラシの使用は減っていた。さらに施設によっては、流水を使えばOKということで、必ずしも滅菌水は使わなくてもいい、ということになった。

さらに最近では速乾性のアルコール系の消毒剤を刷り込むだけでもいい、というような話を聞いたような気もするが、その点は自信はないので、当院ではイソジンかヒビテン含有の消毒剤の手もみ洗いのままである。ということは、あたり前のこととなるけれど、私がここで産婦人科医として現在のスタイルを貫く限り、手荒れは避けて通れない、ということとなる。

ハンドクリームも普通のハンドクリームで、あまり香料の強くないものを選んでいる(ニベアとかアトリックスとか)。ちょっと変わり種を試しても、やはりそちらの方が良かった。

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赤ちゃんのおしりも時に同じような問題に直面することがる。新生児の状態にもよるけれど、大体新生児は、飲めばでるのである。おっぱいを飲み始めると、おしりの方からブリブリと反応することが多い。つまり飲むたびにウンチが出る。

で、そのウンチを市販のおしりふきで拭いていると、いつのまにやら赤ちゃんのおしりが少し赤くなってくる。で、さらにそれでもそのままつづけていると、少し皮がむけてくる。で、それでもそのまま続けると、表皮が剥がれ落ちた状態であるから、感染を生じて、肛門周囲に膿瘍を作ることがある。さて、こうなると大変で・・・・。

膿瘍を作ると、切開排膿、抗生剤の投与と小児外科医か皮膚科医に相談ということなる。なので、おしりが赤くなってきたら要注意である。

個人的には、赤ちゃんのおしりが赤くなったら、排尿排便後の頻回のおむつ交換、おしりのシャワー浴(水だけで)、交換時の外用薬の塗布、ということになる。程度が軽ければ普段の新生児用のスキンケアのクリームで十分であるとおもうけれど、程度が重ければステロイドと抗生剤含有の外用薬を処方することなる。おさるのおしりになったら要注意である。

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また新生児は、生まれる前は水の中(羊水に包まれた子宮の中)であるけれど、生後乾燥の世界に移ることとなる。そのため、乾燥への適応が始まる。皮膚が固くなり(とはいえそれでも私の皮膚よりはるかにやわらかい)、そして体重増加に伴い、皮膚は剥離していく。

たしか昔授業で、大人の皮膚は4週間で基底層から剥離層にいたり、脱落する、と聞いたような気がする。このサイクルが新生児は2週間程度と早い。さらにそこに新生児の体重増加の件もある。

仮に4000gで生まれた赤ちゃんが、1日20g体重が増加するとする。これは体重の0.5%に相当する日々の体重増加である。私の体重は現在およそ80kg、これで毎日0.5%増えるとすると、1日0.4kgの増加であり、1週間で2.8kg、1か月30日で12kgとなる。こんなに増えた日にはとてもじゃないが、皮膚がついていかず、妊娠線ならぬ皮膚の割線が多数生じることであろう。

そして赤ちゃんにとってのこの程度の体重増加は当たり前のことであり、今後生存のために必要なことであり、その結果赤ちゃんは脱皮するように皮がボロボロ向けていくのであろうと、と思っている。なので、時に皮がボロボロ向けて心配と相談を受けることがあるけれど、当たり前のことなのでとお応えする程度にしている。どうしても心配なら新生児用のスキンケアクリームで十分でしょう。帰って逆に石鹸で洗いすぎないようにと。

ただし、皮膚の皺の部分の洗いが不十分で、垢がたまっている場合は、きちんと洗うことをお勧めする。

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写真は院長の趣味の園芸である。現在とれたてが一番運動実施中である。枝豆、胡瓜、トマト、オクラを種からまいている。現在の興味は枝豆。枝豆の名前がビアフレンドという。これは6月の収穫が楽しみで、遅霜や水切れにちゅういして、と。


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