カテゴリ: 医療

暦の上では、7月となりました。7月といえば夏のイメージが強いけれど、季節的には、まだつゆ。でも7月1日、そして今日は少し晴れ間のような・・・。

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7月1日念願の新生児蘇生用の機器が届きました。CPAPの可能な機械で、新生児が出生直後に呼吸がうまくできない場合に使う器械です。本来なら昨年購入の予定でしたが、昨年は修繕その他でお金の出費が多く、今期の導入となりました。

この機械により、酸素濃度を適宜調節して投与することが可能となります。現在当院では、酸素は中央配管で供給されます。しかしこの機械のように、酸素濃度を調節するとなると、空気あるいは笑気が必要となります。

なので、麻酔機の導入も考慮しました。しかし麻酔機導入にはまた別な問題もあり、今回新生児蘇生用の機器のみ導入としました(実は麻酔機導入にもいくつかの条件があり、将来的には導入せざるをえないかもしれません)。これも医療安全の一環ではあるのですが・・・・。

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さてこの機器の下についている2本のタンクは圧縮空気です。つまりこのタンク由来の空気と、中央配管の酸素で酸素濃度を調節るすることとなります。

ちなみに、当院は酸素は中央配管ですが、そのもとは酸素ボンベであり、大きな酸素ボンベをクリニックの内部に数本保管しています。この空気タンクも2本と予備が1本保管です。

なぜ数本保管するのか、といえば、これらのボンベは使用してタンクがからとなり、それから発注しなくてはなりません。夜間や日曜祭日であれば、頼んで届くまでの時間があり、その間に万が一空になった場合を想定して、予備をストックするということになります。

そしてあってほしくないことですが、矢張り時折生じるのが、使用後のタンクの使用弁の閉鎖を忘れてしまうことで、時に使用しようとして気づいたら空であった、ということが年に数回生じます。なのでやりどうしても予備が必要です。

これもまた医療安全の一環といえば一環なのですが・・・・。


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空気タンクといえば、私のとってはボンベと呼んで背中に背負って天草の海に潜っていたころが懐かしい。開業以来、海に行くことはあっても、潜ったことはない。遠い、遠い、記憶のかなたの出来事となってしまった。写真は数年前に行った天草の海岸線。


大体朝7時からナースステーションに行って、病棟の状態を聞いて、それから生後4日目の申請時の診察をすることとしている。赤ちゃんが多い時には、この中に10数名の新生児が並ぶ。


今日(6月27日)は7名くらいである。で、診察はまず観察から始まるわけで、外観を診てそれから産着を少し開けて、聴診器をあてて心音と呼吸音を聞く。この時点まではあまり刺激しないようにして、寝たままの状態が望ましい。なぜなら心音を聞くときに、泣いているとよくわからないので・・・・。


それからおもろにに上着と肌着を脱がせて、おむつも外して、皮膚の状態や筋緊張や腹部の触診を行う。うんちをしていれば、うんちの状態や肛門周囲も確認する。で、大体この時点でどこかで泣きだすのである。心地よく寝ていたのに、なんで起こすのか、と。ま、たまにはここまでしても熟睡モードのなすがまま状態の赤ちゃんもいるような気もする。

新生児室に入った時点で、すでに泣いている赤ちゃんもいるわけであるが、この鳴き声(泣き声?)はやはり赤ちゃんによってさまざまである。細い声、だみ声、大きな声、これも個性であるな、と思う(要はその人の喉の形と息の出し方で声の音色は決まると思うけれど)。中には、甘えたような鳴き声もあれば、本当にぎゃんぎゃんなく場合もあるわけで・・・。

で、そのぎゃんぎゃんなく場合、目に涙を浮かべている赤ちゃんがいるのである。さてここで疑問が・・・。涙が出るのはなぜか?単に勢いよく泣いているから出るのであろうか?あかちゃんにまだ悲しいという感情があるかどうか微妙であるけれど、何らかの感情が高ぶって泣いているのであろうか?と。大粒の涙を眼がしらにためながら泣くのはなぜかな、と。

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そしてここまで大きな声でなかくても、と思うのであるが、火が付いたように泣くというか、本当に泣きだしたら、止まらない。で、不思議なことに、口元に何かを持っていくと、このころ(4生日)くらいだと、ちゅっちゅつと吸い付いてくる。診察時に大泣きをされると、診察ができなくなるので、仕方がないので、泣き出した赤ちゃんは乳首をなめさせて少しでも静かにさせて、と思うが、中身の出ない乳首は長続きするはずもなく、また泣き出す。

あとは泣き疲れるか、あるいはミルクを飲むまで待つしかない。生まれて数日で、腹減ったらないて、おっぱい飲んでねんねして、というスタイルを作り上げるのであるから、大したものである。

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今日は雨、雨が続くとこの時期芝生にこのようなものが、あちこちに・・・。

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今しばらくの間であるけれど・・・

裏庭の枝豆。まだ花が咲かないと思い込んでいた。昨日、ふとみたら、もうさやができていた。

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思い込みは危険である、と。よく見てみれば、と。

見ているつもりで、見ていた気分になっただけで、よく見ていなかった、と。ま、日常でもよくありがちなことである。

当院でも医療安全の一環として、インシデント・アクシデントレポートの提出が義務付けている。そしてのその中に、矢張りこうした思い込みから生じる何かは常に存在するようである。いつになっても、こうだと思っていた、というようなレポートはなくならない。

忙しいというより、単に、基本的なことを確認することが身についていないから、ということなと自分でも思う。と同時に、日ごろから物事を隅から隅まで、見る、という癖を身に着けるべきかな、と思うが、これもまたその時に思うばかりで、思うばかりだから、いつになっても同じことかもしれない。

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さやはできたが、さわってみるとまだスカスカ。今から中身が充実していくことを期待したい。ここ数日好天が続きそうなので、しばらく散水をしなくては、と。梅雨前に、枝豆にありつけるといいな、と。

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大体私の朝の診察の病棟のパターンは、7時過ぎにナースステーションにいって、状況を確認し、必要であれば診察をすることから始まる。ちなみに、私の部屋には電子カルテの端末があるので、それでおおよその病棟の状況や分娩の状況は把握できる。あとは実際にいってみて、ということで7時過ぎにNSステーションにいって、ということになる。

診察の一つに、4生日の新生児の診察がある。児の体重増加、黄疸の程度、体調などを診察する。で、新生児室に入って、4生日の赤ちゃんと向き合って、まずは外観をみて、それからおもむろに上着と産着を外して、聴診してという具合である。で、だいたい、このくらいになると、かすかに何かのにおいを感じる場合がある。

かぐわしいにおいとは言い難いが、少し甘酸っぱいような独特の香りである。で、おむつを開けてみてればやはり黄色いうんちがおむつの中に確認できる。においのもとはここである。不思議なことに、おむついっぱいウンチをしていて、あるいははみ出ていても、赤ちゃんはぐっすり寝ていることも多い。今どきのおむつが優れているからななのか、あるいはうんちによる不快感よりも睡眠欲の方が強いのか、と。

当然ウンチをしていれば、おむつを交換すべきであるが、診察の時点でおむつを私が交換すると、余計に時間がかかるので、ごめんとつぶやいて、診察をそのまま続行することにしている。(私がおむつを替えるのは、総替えしないと診察ができないくらい大量に漏れている場合のみである)

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さて、皆様がどうか知らないが、私自身の健康のため発酵食品はできるだけ食べるようにしている。しかし好き嫌いがあり、納豆とイカの塩辛は苦手なので、味噌と漬物とヨーグルトとチーズということになる。なかでもヨーグルトは発酵食品であることと、カルシウム摂取の観点から、60目前の私には必須の食材であると思っている。

このヨーグルトに含まれているのがビフィズス菌や乳酸菌である。つまりヨーグルトを食べるということは、このビフィズス菌を目的としているということでもある。市販の製品(確か森永)にはビフィズス菌を大きくつけていたものもあるような気がする。

新生児は母体の中で暮らし外に出てくる。母体の中では無菌であるから、新生児の胎便には腸内細菌は存在しない。で、うまれてきて、なんでももぐもぐして、そしておっぱいを飲んで、新生児独特の黄色の顆粒状の甘酸っぱいにおいのうんちが出てくるころ、このうんちの中には多数のビフィズス菌が生息していると聞き及ぶ。

いつのまに、どこからビフィズス菌がはいったのか、と思わないでもないが、とにかく健康な新生児の大多数はうんちのなかにビフィズス菌が含まれているらしい。ということは、あのそこはかとなく香る原因はヨーグルトと同じであり、当然菌は異なるけれど、同じビフィズス菌を好んで食べるとは、人間とはつくづく不思議な生き物である。
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写真は裏庭のこれからのお楽しみ。まだ花は咲かない。予定では梅雨前には収穫の予定であるが・・・。


昔、私が医学部を卒業して、大学病院の病棟に上がったころ、婦人科の手術の患者様は、手術の前日にシャワーを浴びて手術部位(下腹部あるいは外陰部)の皮膚の毛を剃刀で剃っていたいたような気がする。参加の患者様も帝王切開の場合も、そしてお産の場合にも、皮膚がつるつるだったから、矢張り剃っていたような気がする。

毛を剃ることを剃毛(ていもう)というが、これは術前には当たり前のことであった。しかし、剃刀で剃ると皮膚を傷めること、医療者自身にも感染のリスクが生じること、などよりバリカンが提唱されるようになり、今ではバリカンであると思う。

ちなみに時間に余裕のある時は脱毛クリームが一番である。が、そこまでの余裕はないので、バリカンかな、と。意外と光脱毛もいいかもしれない。しかし、そこにはまた別な問題も生じるが・・・。

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ところでなぜ剃毛をするのか、と。手術する場所に、毛が生えていると不潔と昔は言われたような気がする。でも今の主流は、毛は生えていても、シャワーや入浴で皮膚の状態が良好であれば特に不潔といわれることはない。

問題は、縫合時である。皮膚を切って、手術操作を終えて、皮膚を縫って終わり、というときに、ここにおけ毛があると、縫合する糸に絡んで結びにくくなるのである。あるいは糸に絡みこんできて、引っ張られて痛いということになる。

実は、人間たるもの毛の多さあるいは濃ゆさは人によって異なるのは当たり前である。しかし不思議なことに、陰部周囲の毛がもともと薄い人もいれば、陰部から肛門にかけて、毛がびっしりという人も少なくない。(たぶん私も後者で毛がある)。なので、この肛門周囲に毛が多くて、そして分娩時の傷がそこらへんに伸びていると、ちょっと傷を縫うのが面倒で、仕方がないので、縫合する領域だけはさみで毛を切ることもある。(ただあまりすると、はさみの切れが悪くなる)

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時たま、外来で診察時に、外陰部の皮膚の毛が少ないけれど、多数の毛穴が赤くなっている人にお目にかかる。たぶん、外陰部の毛を何らかの理由で少なくしたのであろう。個人的には毛を剃ってもいいことはないようにおもうので(毛があることで、外陰部の皮膚を守っていると思っている)あまりお勧めしないが、様々な理由が個人にはあることであろうから、わたしの意見を強要することはない。

で、どうしてもするのなら、光脱毛がいいような気がする。2番目はバリカンであろうか。剃刀で剃ると、つるつるにはなるけれど、皮膚に傷をつけることが多い。また毛穴の炎症を得越すこともある。バリカンにしても、剃刀にしても、いったん剃り始めたらやめられないわけで、剃れば剃るほど、毛は濃ゆく硬くなっていく。

脱毛クリームできれいにとれば、と思うかもしれない。しかし時に、その脱毛クリームに過敏に反応する人がいるわけで、そうなると御下が赤くはれてしまって、日常生活に支障をきたす場合がある。

とすれ光脱毛がいいかもしれない。しかしお金はかかるし、おまけに陰部を人様に見せなければいけないわけで・・・・。そしてこれも時には過敏に反応して皮膚が赤くなる人がいる(というか、過去に陰部が赤くはれて当院にお越しになった人がいた。私では対応できないので皮膚科受診をすすめた)

ということで、剃るなら必要最小限で、バリカンで。染まずに済むならなそのままで、というのが今の私の流れである。

写真は裏の田んぼのジャガイモ。4月に植えて、田植えの前に収穫し、新じゃがとなる。田んぼに植えたジャガイモは少し水っぽいのであるが、日本人たるもの初物には弱い。(なのでスーパーに行って初物を見るとうれしくて、つい先日も枝豆を見つけてしまった


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