カテゴリ: クリニックのこと

サクラの開花予想も伝えらえている。当院の桜は、フェンス沿いに1本吉野桜、中庭にサクランボの桜が2本あり、サクランボの方はすでに咲いた。


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フェンス沿いの桜は、熊本市の開花予想よりも遅れて咲く。その理由はやはり、場所柄ふきっさらしにさらされ、この場所が寒いからであろう、と予想する。


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スモモも咲いたし、新芽も目立ってきた。

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チューリップも芝桜もすこしづつ。

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ということで、私もそろそろ春の用意をと。今から約1か月、周囲は劇的に変わっていく事であろう。春が来たと、改めて思うばかりである。



はしか(麻疹)、英語ではmeaslesであったか、世界各地で、そして日本でもはやっている、と。空気感染するし、重症化すると死亡にも至るとされている病気である。コロナ以前には日本ははしか輸出国といわれていたような気もする。そのため、一部の国に行く前には麻疹の抗体価を示すか、ワクチン接種の証明が必要と聞いたような・・・。

ワクチンとして、単独ワクチンもあるかもしれないが、MRあるいはMMRワクチンと聞いたような気もする。Mはmeasles、Rはrubella(風しん)、Mはmumps(おたふくかぜ)の頭文字である。日本ではここ数年、先天性風しん症候群の発生が増えているといわれて、風疹の抗体価測定、低値の人へのワクチン接種が推奨され、その結果風しん単独ワクチンが在庫が少なくなり、MRワクチンを接種していた。

そうしたところにコロナ感染が重なり、こうした事業も続けられていたが、人々の目はコロナに向いていたし、目立たくなってしまった。でも、考えてみれば、コロナも空気感染といわれているので、同じ対策を講じれば広がらないはずであるが、流行ってしまった、と。

と書いている私も、最近はマスクをしないことが多い(マスクをするとすぐマスクをかけた耳のところが眼鏡の柄と干渉して痛くなるのというのが理由であるけれど)。コロナ感染のリスクが低下し、人々の活動も盛んになり、夜の街も、そして観光地も人が戻りつつあると聞くし・・・


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という背景もあり、当院でも麻疹の抗体価の測定を行うこととしました。ただ、検査費用がもともと高いので(検査費用の原価が約2200)、これに採血費用、容器代、消費税を加えると、どう考えても自費の検査では2500円でぎりぎりというか赤字かもしれない。でも3000円では少し高いような気もするし、と。

なお、麻疹感染を疑って検査をする場合には、保険が通るので、保険の費用なので、もう少し安くなるが、麻疹感染を疑って当院にお越しになる場合には、発熱外来経由となる。

妊婦検診でのさいにに麻疹検査を希望される場合には、2500円くらいの追加で行います。

ちなみに、当院での各種の自費の検査や接種や処方はあまり利幅を考えていないので(エクエルプチ、リューブゼリー、各種抗体検査)は、ほぼ原価というか納入価格に消費税を加えて、人件費として100-200円程度の加算の額となっている、というのが実情である。

なので、あまり検査の件数が増えることはのぞましくないけれd・・・・

春一番、サクラの開花予想、とあちこちで、春の便りが届く。そしてクリニック内でも目を凝らせば、あちこちに。


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裏庭で、ついに花芽発見。あと1-2週間かな、と思うが。


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中庭の片隅では、スモモの白い花が咲いている。

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こちらは例年、この後にスモモがなる。すっぱいので鳥も食べない。

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今年は李酒でもつくるか、と。

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芍薬の新芽も伸びてきた。

さてこの週末、天気が良ければ、芝刈りというか、草取りでもするか、と。


産科施設でお産を取り扱う施設で、大きな病院で多数の医師が存在するような施設では、現在の医師の働き方改革の流れの中では、余暇は余暇となり、有給も可能かもしれない。しかし、小規模施設であれば、その働き方改革を額面通りに受け取るととんでもないことになる。

確かに医師の過重労働は望ましくないけれど、しかしそうしないと身につかないような私には、そうして学んだこともある。と同時に、疲れた頭や体では役に立たないので、休めるときに休むという当たり前のことをするしかない、ということでそこら辺を柔軟に対応するしかない、とも思っている。

当院では現在私以外に数名の女性医師が存在するが、彼女たち働き方改革の対象である。なので、そのルールを順守する。一方、私は医師であり、院長であり、経営者でもあるので、労働者ではない。つまり厳密に言えば、働き方改革の対象とならないので、当面は今のスタイルで行かざるを得ないかな、と思っている。

院長が、万年当直医である、ということである。とはいえ、時に大当たりの夜があって、眠れないときついので、昼間の外来をできれば他の医師にという形になるかな、と。でも外来で患者様に接しないとわからないこともあるので、時には外来もしなくてはならないが、外来は副として、病棟での勤務を主とする、という形であと数年は続けられれば、60を超えた私でももう少し働けるかな、と思っている。


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最近、私の先輩にあたる医師(開業医)が、勤務中に何らかの重篤な状態となったと聞いた。また、漫画家の鳥山明さんの突然の訃報も目にした。そうしたことはいつ誰に生じても不思議ではない。皆様60を超えている。確かに平均余命の伸びた現代では、と思うけれど・・。

先日、NHKの番組で、アルツハイマー病の話を観た。認知症として発症する20年も前からの脳内にアミロイドβという物質が蓄積を始めるという。ということは、私の頭の中で、アミロイドがたまっているかもしれないし、さらにいうならばタウτが蓄積している可能性もあるかもしれない。

あるいは膵頭部に何らかの腫瘍性病気が出現しているかもしれない。肝臓で線維化がはじまっているかもしれない。考えればきりのない話である。

ま、当面は、こうやってブログを書いて、お産に対応して、帝王切開をやって、と。そして時間があればちょっと外出したり、あるいはバラのお手入れをして、土曜の夜はワインをちょっと飲めるなら、それでいいかな、と。出来ればこうした期間が少しでも長く続くように、と。


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先日阿蘇にちょっと。阿蘇神社の楼門が、昨年末にようやく復旧した、と聞いていたので。初もうでまだであったことに、思い至り、母と叔母と一緒に行ってきた。

午後4時。意外と観光客も多かった。そして日本語以外の言葉も多く耳にした。ここにもTSMC効果があるのかな、と。

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2024年4月よりいくつかの事項が変更となります。

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①小児科健診の開始を開始します。
4月より石井真美(いしいまみ)先生が勤務されます。当面は月曜と金曜の一部の時間帯です。そのため、新生児の2週間健診、1か月健診を当院でも行います。またその日にお母様の1か月健診も併せて行います。ただし、時間の枠が限られていることもあり、すべてのお母様と赤ちゃんを見ることはできません。また、新生児はかかりつけの小児科で見てもらいたいという方は、従来のスタイルでOKです。

②あらたな女性医師が1名勤務されます。
本来4月からでしたが、都合により1月より月1で勤務されています。4月より勤務される機会が増えると思います。当面の勤務は不定期です。


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ということで、女性の医師の増員です。男性は、私と、時に西村朗甫(にしむらあきほ)医師が勤務する形です。

皆様よろしくお願い申し上げます。


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