カテゴリ: クリニックのこと

1月から2月にかけて、寒い時期が続く。この寒い時期に咲くのが、蝋梅であり、水仙である。それから白梅、紅梅、桃とつづく。1月18日朝方は晴れていた。

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路側帯の水仙も結構咲いてきた。

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玄関わきの白梅も少し咲き始めた。こちらは香りはよくわからない。

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白いものがポツリと。

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寒さはまだこれから。そしてインフルエンザの警戒レベルを超えつつあると聞く。クリニックの面会制限も始まります。



当院は2007年開院である。ので、長く使っている機械は、既に交換したものもあれば、これから交換という機械も少なくない。昨年は、空調機器の入れ替えという大規模工事をしたから、と思っていたら、やはりその後も様々な機械のトラブルに遭遇する。

調子が悪くなるのは、年末とか、週末だと非常に困るわけで・・・。壊れるな壊れると、早めにいってくれといいたいところであるが、早めに壊れたら不良品であろうし、機械がそろそろ壊れそうだからと自己申告したからといって、そう簡単に修理できるか、という問題もある。

でも、金曜の夕方に壊れて、その週末が連休だと、本当にトホホ・・・と。嘆いても仕方がないので、出来る限りのことを、とういことになる。そうしたときに私のつたない修理ということもある。なので、週末で、おまけに忙しいときに生じるトラブルは、あってほしくないのであるが、それも世の常であると、自分に言い聞かせている。

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基本的には、修理をして使いたいとおもっている。壊れるまで使う、壊れた修理して、と。そうして長く大切に使うことで、愛着もわき、自分の中での大切なアイテムとなる。ただし、これは個人の生活習慣としての道具であり、自己責任の中でのことであり、それはそれで、と。

しかし、クリニックという立場であれば、そうはいかない。修理はすぐにできないし、依頼して調査して、それから発注して、実際の修理となると、完了するまでに時間もかかる。その間の不便をどうするか、という問題に加えて、安全な医療ができなければ、あるいはその不便を入院した皆様にかけていいのか、と。

ということで、機械の性質を考え、早目に補修なり、交換を検討することにある。とはいえ、そこには当然ながら、耐用年数と減価償却という問題もあるので、そのバランスをとりながら、ということになる。

ただ予想もしていなかった機械が、時に壊れると、もう大変である。ということで、現在厨房の機器の更新を予定している。

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この白梅は、つぼみの状態で届いた。しばらく外においていて、つぼみが膨らんできたなととおもって待合室においたら、数日して咲きだした。そして、この連休中に満開を迎えそうである。

麻患者様でにぎわう前に、待合室にはその香りが漂う。梅のいいところは、花が咲いてから葉っぱが出るから、花が咲くまでは部屋に飾っておける。葉っぱが出たら、日に当てないといけないので、屋外にと。

2018年1月から12月までに当院で540名の新生児が誕生しました。その中で、通常の自然分娩(これは吸引分娩も含みますが)が265名と約半分を占め、無痛分娩で172名、帝王切開で103名の新生児が誕生しました。外来にはのべ13,894名の方がお越しになり、うち1858名の方が新規にお越しになった方でした。

ちなみに、2007年の開院以来、通算で5894名の新生児が誕生し、その内訳は2422名が自然分娩で(約41%)、2546名が無痛分娩で(約43%)、926名が帝王切開で(約16%)となります。

一方、せっかく妊娠したけれど流産という形となった方も年間で30数名存在しました。これは手術を行った方々ですので、これ以外に自然に排出された方も多数存在するので、妊娠において自然流産に終わった方々が1割から2割程度存在したと考えています。

また、さまざまな理由で妊娠を中断せざるを得なかった方もいらっしゃるわけで、その理由は様々であり、苦悩の選択であったことと思います。こうした方も約1割程度存在します。

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さらに当院で出産予定であっても、途中で急激な合併症の出現のために高次医療施設を紹介という事態もあるわけで、救急車での母体搬送が14件となりました。生後の新生児の状態でNICU施設への搬送も15件存在しました。また外来で、他施設(これは高次医療施設や専門外来の施設)に紹介した方々が60名に達しました。

これ以外に里帰り、希望による転院などもあるわけで、それらもすべてひっくるめて、当院での成績ということになります。

こうした様々な方々の積み重ねにクリニックの一年があります。クリニックを何らかのご縁があってお越しいただいた方々に、すべての望ましい結果を提供できればいいのですが、残念ながら100%望ましい結果を提供できる、という事態には至っていません。

妊娠出産に伴う事象で、100%望ましい結果をだすことはなかなか難しいことでありますが、できるだけそうなるように心がけたいと思っています。と同時に、残念な結果に終わった場合、その行程をきちんと振り返って次回につなげるられるように、あるいは高次医療施設の紹介も含めて検討する、という真摯な態度が必要です。気を引き締めて、2019年からの診療に向かいたいと思います。

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写真は、昨年の10月に植えたビオラ。少し大きくなりました。2枚目は、動物園のたわわに実る柑橘類。これは誰も取らないのであろうか、ともったいなく思いました。


分娩は、当然妊婦様が赤ちゃんを誕生させるという当たり前のことであるけれど、当事者はその妊婦様と赤ちゃんだけではない。時には、ご主人が付きそい、あるいは実母が、妹や姉が付き添うことがある。極めてまれであるけれど、時に父や子供が付き添うこともある。

つるっと短時間で生まれて、かつお母様が平然とした態度でお産に臨むのであれば、その付き添いはたぶんどなたでもいいかもしれない。でも実は、お母様は平然としていても、心の中ではこのようなシーンは他人は見られたくないけれど、我慢しているということもあるかもしれない。

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一方、入院しても、そう簡単に生まれない場合がちょっと面倒なことになる。破水した、明日までにはうまれるかな、くらいの気持ちで入院して、と。それからいい形で陣痛が来ればいいけれど、陣痛がなければ薬剤で陣痛様の子宮収縮を起こすこととなる。その子宮収縮に反応して、お産が進行して、生まれればいいのであるが・・・。

確かにそのまま生まれる場合もある。でも、生まれない場合もあるわけで、そうなると翌日再度挑戦ということなる。その間、家族が付き添う場合、人によっては付き添うことで本人が安心される場合もあれば、長時間だとお互いが少しストレスを感じるかもしれない。まして、それが2日、3日と続けば・・・。

そこら辺から微妙なずれが生じることもあるかもしれない。自分の考えていたお産とは違うと。あるいはサポートする家族の思いもずれてくることがあるかもしれない。

お産はお祝い事であるし、新しい家族が増えることは極めて望ましいことである。ただし、それまでの過程に紆余曲折がある場合もあるわけで、こればっかりは、お産に関してはいつも不確定事項である。その点をお産に関与する皆様が広い寛容の心で受け止めていただければ、と願っている。

人生の中でのお産という経験を、出産するお母様だけでなくて、付き添われる皆様にとってもいい経験となることを願っている。お産に対する期待と不安を、皆様自身のその時の経験で裏打ちをしていただいて、今後の人生の糧としていただければ、と。

とはいえ、苦い思い、恐怖感、痛み、などのネガティブな面においては、なかなかその克服は難しいのも事実かもしれない。時間の経過とともに少しづつ解けていく思いもあるかもしれない。

そして、私も含めて当院のスタッフ全体で、皆様のお産を振り返り、お産自体がどうであったかという検討をすることも大切なことである。スタッフ全体の意気込みとして、100%のお産をと思って対峙しても、スタッフの空回り、過剰な点、いたらない点、様々な反省すべきところがあるかもしれない。後々気づくこともあるかもしれない。そうして点をきちんと認識して、今後のお産にいかす、ということも施設として大切なことである。

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クリニックのフェンスに植えた南天。私自身の期待では、12月末に取り入れて、正月用にというおもいであったが、どうも鑑賞用にはいたらないようで・・・。


以前の別の施設で勤務していた時代には、勤務時間が終われば、勤務は終了であり、その次の医師に引き渡すだけのことである。現在医師の過重勤務から、労働時間の制限と、そしてグループ診療という方向に向かいつつあるような気がする。ま、これは時代の流れであるし、産科医も人であり、疲れすぎた状態では役に立たない。だから、それはそれで、と思う。

しかし、個人施設で開業という形態をとる場合、グループ診療はなかなか難しい。個人施設であっても、複数の産科医が勤務すれば、ある程度グループ診療は可能であろうけれど、でも二人か三人くらいしかいなければ、帝王切開や緊急事態には全員集合であろ。複数の医師が対等に対応する場合、そのリーダシップあるいは責任を誰が対応するのか、という問題が存在するかもしれない。

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当院(ウィメンズクリニック グリーンヒル)においては、基本は院長がすべての診療において責任をもって対応することとしている。(というか、院長一人であれば、そうせざるを得ないし、またそうしている方が私も気が楽である)

常時待機で、24時間365日、が昔ながらの産科医の基本であると思っているし、私が元気に院長が務められる間は、このスタイルでと思っている。

そしてそのためには、実は当院のすべてのスタッフが、私の意向を理解していただくことが第一であると思っている。つまり、何かへの対応が必要である場合、院長ならどうするか、とスタッフが考えて、そのスタッフにできることをきちんと対応して、院長に報告する、ということである。そのシステムがきちんと動くことで、クリニックの外と中への対応が院長で可能となる。

そうした際に、新人のスタッフであれば、まだ経験が少ないので、余裕がなくなって、てんぱってしまって、頭が真っ白になって、動作がとまる、という事態もあるかもしれない。それはそれで仕方のないことであり、誰でも通る道でもある。こうした経験を積んで、成長していくのであるから・・・。でもそうした事態で、患者様に不利益を生じることのないように、二重三重のシステムを構築しているつもりであるけれど、それでも患者様に不利益が生じた場合には、きちんと謝罪し、しかるべく対応をおこなうように心がけている。

院長も、スタッフもともに少しづつながら、様々な経験を糧に成長していくことが、望ましいことであると思っている。そのために必要なことはなにか、と院長として自問自答ながらの日々である。

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12月になっても、まだ青々としているし、まだ花も咲く。これはこのまま冬をこえるかも、と。

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